第30話

文字数 315文字

母がいなくなってからも、生活リズムを変えられずに、食べたい時に食べ、寝たい時に寝る、そんな生活が続いていた。

そういう付随は、仕事についているので、海外にもクライアントがいる私に規則正しい生活が難しく、そこをうまくフォローしてくれていたのが、母だった。

妹は、甥のことで精一杯でそっちのことも勿論手伝っていたのが母だったので、妹からすればそんなことくらいということも見えてしまっていたのだろう。

その後、解決出来る事(例えば自分だけのスペースとなった部屋の片付けなど)もあったが、妹からすれば、母が補っていた部分が少しずつ生活のだらしなさとして目立つようになってきて、共有スペースに侵食してきたのを機に、機関銃のようにまくしたてられた。

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