第16話
文字数 402文字
翌日、数ヶ月前に出産したばかりの社長の奥さんに相談して、病院を紹介してもらうことになった。
忙しい最中だったから母と妹が社長の奥さんと一緒に病院へ行きそこの先生に叱られながらも、何とか無事にその病院へ通うことが許された。
聞けばもう、10ヶ月目に突入していたそうだ。
どうりで、私にも妊婦だとわかる体型だったわけだ。
栄養状態があまり良くないと指導を受けたらしく、心配した社長の奥さんがお祝いを兼ねてどこかの契約している農家に注文したらしく、毎週新鮮な食べ物が送られてきた。
そんなことがあってその数十日後に甥が生まれた。
妹は、ある程度落ち着いたら出ていくつもりだったらしいが、母が私に懇願してきて、あれ以来ここに一緒に住んでいる。
母の懇願がなくともたった一人の妹を追い出すわけがない。母自身もそれを見てきた私も、シングルマザーの大変さは十分すぎるくらいわかっているからだ。
そして、ここは甥にとっては生家となった。
忙しい最中だったから母と妹が社長の奥さんと一緒に病院へ行きそこの先生に叱られながらも、何とか無事にその病院へ通うことが許された。
聞けばもう、10ヶ月目に突入していたそうだ。
どうりで、私にも妊婦だとわかる体型だったわけだ。
栄養状態があまり良くないと指導を受けたらしく、心配した社長の奥さんがお祝いを兼ねてどこかの契約している農家に注文したらしく、毎週新鮮な食べ物が送られてきた。
そんなことがあってその数十日後に甥が生まれた。
妹は、ある程度落ち着いたら出ていくつもりだったらしいが、母が私に懇願してきて、あれ以来ここに一緒に住んでいる。
母の懇願がなくともたった一人の妹を追い出すわけがない。母自身もそれを見てきた私も、シングルマザーの大変さは十分すぎるくらいわかっているからだ。
そして、ここは甥にとっては生家となった。