第56話
文字数 565文字
社長にもアドバイスされたので気分転換のために、旅行へ行くことにしたのは、数日後の連休のことだ。
ただ、社長たちは用事があるとかで今回は二人でと思ったのだが、私の体調のこともありバイトの子も連れて3人で行くことになった。
テレビやネットで甥が興味を示したところに行きたい気持ちもあったが、なれているところのほうが安心だぞという社長の一言で温泉に行くことにした。
いつも旅館、思い出が沢山あるあの場所だ。
頑張ったのだが、やっぱりというか当然と言うか仕事が終わらず結局旅館にまで持ってきていた。
甥のこと、部屋のこと、これからのこと…。
やること、考えることが山ほどあって並行していた。
事情を知っている気のいい女将さんとバイトにまかせて、甥のことはその日色々してもらえる手筈になっている。
バイトにはカードを預けて、とりあえず最低限連れて行ってほしい場所を伝えて送り出す。
甥は最初、わたしが今日はついていけないと聞いてキョトンとしていたが、寂しそうな顔しつつも3人で出掛けていった。
こんなときも私は助けられている。
「無力だなあ、私って。」
そうおもいながらも、せめて残り2日を遊び倒せるようにと、併設の喫茶店からコーヒーを運んでもらい、仕事に集中した。
典型的な仕事人間。
仕事だけ、それだけなら寝ずにも食べずにも数日集中できてしまう、残念な人間なのだ。
ただ、社長たちは用事があるとかで今回は二人でと思ったのだが、私の体調のこともありバイトの子も連れて3人で行くことになった。
テレビやネットで甥が興味を示したところに行きたい気持ちもあったが、なれているところのほうが安心だぞという社長の一言で温泉に行くことにした。
いつも旅館、思い出が沢山あるあの場所だ。
頑張ったのだが、やっぱりというか当然と言うか仕事が終わらず結局旅館にまで持ってきていた。
甥のこと、部屋のこと、これからのこと…。
やること、考えることが山ほどあって並行していた。
事情を知っている気のいい女将さんとバイトにまかせて、甥のことはその日色々してもらえる手筈になっている。
バイトにはカードを預けて、とりあえず最低限連れて行ってほしい場所を伝えて送り出す。
甥は最初、わたしが今日はついていけないと聞いてキョトンとしていたが、寂しそうな顔しつつも3人で出掛けていった。
こんなときも私は助けられている。
「無力だなあ、私って。」
そうおもいながらも、せめて残り2日を遊び倒せるようにと、併設の喫茶店からコーヒーを運んでもらい、仕事に集中した。
典型的な仕事人間。
仕事だけ、それだけなら寝ずにも食べずにも数日集中できてしまう、残念な人間なのだ。