足刀蹴りはどうやって使うのか?

文字数 568文字


足刀蹴りとは、足の側面の固い部分で相手を蹴る技です。

上段なら喉、中段なら腹部、下段なら膝関節を狙って蹴ります。

試合では喉や関節蹴りは禁止されていますので、蹴るなら腹部のみとなりますが、この足刀蹴りを試合で使う人はめったにいないでしょう。

理由は単純に使いづらいからです。
わざわざ腰を捻って横向きになる足刀蹴りより、正面を向いたまま出せる前蹴りの方が断然使いやすいはずです。

では、足刀蹴りはいつ使うのか?

答えは、横から攻めてきた相手に使う蹴りです。
つまり、一対一の戦いで使う技ではなく、複数を相手にする時に使う技なのです。

横方向であれば、いちいち腰を捻らなくても直で足刀蹴りを出すことができます。
身体の構造上、前蹴り並の速さとはいきませんが、身体の向きを変えてから蹴るよりは遥かに速いはずです。

もちろん、以前も言ったように複数を相手にする戦いは手技中心になると思うので、実際に使う場面は極めて少ないでしょう。
型にも下段足刀蹴りしかでてきませんから、中段以上の足刀蹴りがさほど重要でないことが伺えます。

にも関わらず、正面足刀蹴りなるものが基本練習に取り入れられているのは、やっぱり見た目がカッコいいからでしょうかね?

ちなみに、足刀蹴りの際に足の親指を返すのは、そうした方がなぜか蹴りの威力が増すからだそうです。
詳しい理由は解明されていません。

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