審判の判定基準一例:型試合

文字数 446文字


型試合の判定は、組手以上に滅茶苦茶です。

・何をもって勝ちとするか明確な基準はなく、個人の感覚任せであるところが大きい

というのは組手と同じですが、
もっとヤバいのがこれです。

・審判が空手の型をすべて知っているとは限らない

つまり、型の順番すら知らない人間が、型試合の判定を行うこともあるわけです。

かく言う筆者も剛柔流の型に関しては一通り学びましたが、審査ができるほど熟知していない型もありましたし、他流派の型に至ってはほとんど無知でした。

対外試合で知らない型に出会ってしまったら、もう勘です。基準もなにもあったものではありません。
あえて言うなら、型全体ではなくひとつひとつの技の鋭さや気迫を評価するしかありません。
あとは、バランスを崩したりしたら、余程の差がない限り、もうそちらの負けです。

さすがに全国レベルの大会でそんないい加減な審判が出てくることはないと思いますが(たぶん)、地域レベルの大会ではこのくらい日常茶飯事でした。

だからこそ、素人目にも分かる見栄えの良い型が重要になってくるわけです。

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