瓦割りの練習はするのか?

文字数 441文字


今でも、空手家といえば(かわら)割りをイメージする人は少なくないのではないでしょうか?

実際はといえば、筆者が知る限りでは、そんな練習を日常的にやっている流派は見たことも聞いたこともありません。

それもそのはず。
瓦一枚いくらするかご存じですか?
安いものでも数百円はします。

そんなものをまとめて何枚も割る練習を繰り返したら、たちまち金欠になってしまいます。
しかもゴミが大量に出て大迷惑です。

瓦割りをするのはせいぜい年に数回、演武会や寒稽古などのイベントがある時だけです。
事前に何枚か割って練習する人もいれば、ぶっつけ本番でやる人もいました。

瓦割りの他にも、板割り、氷柱割り、バット折り、空中リンゴ砕きなど様々な見せ物がありますが、普段から練習しているわけではないので上手くいかないことも多く、恥ずかしい思いをする人が続出していました。

筆者も、寒稽古でぶっつけ本番で氷柱割りをやらされて、失敗して恥をかかされた苦い思い出があります。

無理して慣れないことやらなくてもいいのに……と、つくづく思います。
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