現代空手の良いところ③

文字数 563文字


③組手が苦手でも型で活躍する道がある

空手は好きだけど組手は苦手という人がいると思います。

なにせルールのあるスポーツとはいえ、殴り合い蹴り合いの勝負ですから無理もありません。
あるいは、年齢的に組手が厳しくなってきたけど空手は続けたいという人もいるでしょう。

そんな人たちにも、型試合で活躍するという道が現代空手にはあります。

以前にも言いましたが、現代空手において型と組手は全くの別物ですから、組手が苦手な人でも型で実績を残せる可能性は充分にあります。

もちろん、技をビシッと決めるための筋力やバランス感覚は必要になりますが、怪我をさせられる恐れはありませんし、恐怖心をコントロールする必要もありません。

型の練習は、ひたすら自分との戦いです。地味な練習を黙々と続ける根気が必要になります。
しかし、それさえあれば、組手が苦手でも立派な空手家になれます。

中には、型専門の選手に対し、
「組手が怖くて型に逃げた奴ら」
などという声も聞こえてきますが、そうした方々は武術の本質を全く理解していないスポーツマンなので気にすることはありません。

そもそも、武術とは護身術であり、戦うことより逃げることの方が大事なのです。果敢に戦わなければならないスポーツ格闘技とは違うのです。

そういった意味では、型の選手の方がまだ本来の武術家に近いのかもしれませんね。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み