組手編③背の高い相手に前蹴りは出さない
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実戦とは違い、ルールのある組手試合では、自分より10cm以上も背の高い相手に前蹴りは出さない方が良いでしょう。
理由は単純。
下腹部に当たってしまうからです。
普段の練習では、自分と同じ高さの相手を想定して技を出すのが基本です。
中段前蹴りなら自分の鳩尾の高さです。
要するに、余裕がなくなると無意識のうちに普段練習しているその高さを蹴ってしまうため危険ということです。
筆者も初心者時代、それで何度か相手の下腹部を蹴ってしまったことがあります。
しかし、初心者に「それくらい自分で気付け」というのは酷ではないでしょうか?
個人個人が反則をしないよう気を付けるのはもちろんのこと、不可抗力で反則をしてしまわないよう指導することも大事だと思います。