何のために礼儀を身に付けるのか?
文字数 416文字
「礼儀は大事」
「武道を学べば礼儀作法が身に付く」
「武道は礼に始まり礼に終わる」
このように言われてはいますが、
その前に、
そもそも、
「何のために礼儀を身に付けるのか?」
という話です。
実は、筆者は一度も教わったことがありません。例によって自分で気が付きました。
武道に限ったことではありませんが、理由も教えずに「とにかくやれ!」「いいからやれ!」というのは指導者として責任感が足りない気がします。
察しの良い人であれば、「そんなこといちいち言わなくても分かるだろ」と言いたくなるかもしれません。
しかし、世の中は察しの良い人だけで構成されているわけではないのです。
まずはそれを察してください。
話を戻します。
そして結論を言います。
礼儀とは争いを避けるために身に付けるものです。
相手を怒らせないために、
敵意を抱かせないために、
つまりは自分を守るために、
礼儀を尽くすのです。
礼儀作法も護身術の一つなのです。
だからこそ、武道において礼儀が大事なのです。