Scene10 暗闇から光へ…。場所は、瑞希先生の家。
文字数 471文字
リビングのテーブルの上にはラーメンが置いてある。それを五人で食べている。
未来「…それにしても、お前ら、ラーメン食べたことがなかったのか」
海里&海斗「うん!」
瑞希先生「それは良かった。作った甲斐があったよ。でも、二人とも、とても呼吸がぴったりね」
恭平「それもそうさ、実は、海里と海斗は双子なんだ」
瑞希先生&未来「ええっ!」
海里&海斗「瑞希先生、とても美味しかったです。ごちそうさまでした」
瑞希先生「どういたしまして。スープまで全部なくなったね」
恭平「未来、お前も一緒に行くんだってな」
未来「ああ、何かあったら連絡するよ」
恭平「そうか。じゃあ、二人のことを頼んだぞ」
未来「任せとけって」
光から暗闇へ…。
伊都子(ナレーション)「こうして海里さんと海斗君は、未来君も加わって、ママに会うために、アメリカに行くことになりました。八月三日、船で出発します。それに海里さんは元気になりました。と、瑞希先生からメールが送られてきました。わたしは二学期まで待ちきれなくなりました。…ということは、後の楽しみということで、うふふ…」