第50話 印象

文字数 204文字

自分の楽な生活が、過去の苦労や努力の結果であると、自ら思い込むために、
メダリストを称え、報奨金を渡す。
一億くらい、努力した者が受け取るのは当然だという社会通念を作れば、何れ自分の扱いに返ってくる。
どうせその金は税金という、他人が苦労して稼いだ金だから、バンバンばら撒いて遣りゃあいいのだ。
数千万円の裏金も、端金に思えてくる。
二世三世が楽に此の世を生きているのは、過去の努力の報奨であるという印象も出来てくる。
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