第146話 白旗

文字数 219文字

通帳をデジタル化して、
仮想通貨をばら撒き、
発電所の警備を行い、
水道の供給を管理する。

役目を終えたはずのGOLDが
何故か値上がりを続け、
中央銀行が保有する金は
何故か異国の地下に眠る。

議場の殆どは、逆らっても無駄なことを悟って
既に白旗を掲げ、
次の選挙のための裏金を作ったら
あとは夜の宴会まで、昼寝の時間だ。

辺境の小さな主権などでは逆らいようがない、
歴史の本流が海の向こうに在る。

自分が置かれた運命の意味も判らずに
奴隷と家畜は消えていくだけだ。
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