第130話 後の月

文字数 244文字

自信が有って、やっているわけではない。
この先どうなるのかは、彼等も分かってはいない。
元々、國や社会がどうなるかなど、彼等には最初から関心が無い。
自分が人を管理する立場に居て、
支配層の末端に潜り込むことしか頭にない。

上の命令だから。そう言って一度國が滅んだ過去を、
経験として活かすことができなかった。

下界には、相変わらず、お花畠が広がっている。
事が済んでから、後付け理論で、
民衆は騒ぐのだろう。
政治家が失脚して、力を失うと、
それを批判する
素人短歌が湧いてくるように

その後が
あればの話、だが。

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