第140話 総体
文字数 364文字
それぞれの個体の都合の、総体としての自然界。
その様に見れば、まあこういうものか、と思えて来る。
しかしそこで思考停止しては、誰でも利用出来るweb上に発表された
素人考えに過ぎない。
基軸通貨の通貨発行権という魔法を手にして、
世の中の価値を貨幣に換算し、市場を操作して、
世界中の資産を集める手法を見い出した者達が居る。
更に通貨の電子化を進め、
一瞬にして世界中の資産を奪うことも可能に成った。
一国の政府を操ることくらい、既に朝飯前なのだ。
だから、政府の中枢の情報にアクセスした者は、
逆らっても無駄なことを悟り、もう抵抗を諦めて、
自分の身の回りの安全と資産の確保しか考えていない。
後はただの肉が在るだけで、数には入らない。
チップを付け、ワクチンやホルモンの注射をして飼われる、家畜の群れに過ぎない。
都合の総体とは
そういう総体のことである。
その様に見れば、まあこういうものか、と思えて来る。
しかしそこで思考停止しては、誰でも利用出来るweb上に発表された
素人考えに過ぎない。
基軸通貨の通貨発行権という魔法を手にして、
世の中の価値を貨幣に換算し、市場を操作して、
世界中の資産を集める手法を見い出した者達が居る。
更に通貨の電子化を進め、
一瞬にして世界中の資産を奪うことも可能に成った。
一国の政府を操ることくらい、既に朝飯前なのだ。
だから、政府の中枢の情報にアクセスした者は、
逆らっても無駄なことを悟り、もう抵抗を諦めて、
自分の身の回りの安全と資産の確保しか考えていない。
後はただの肉が在るだけで、数には入らない。
チップを付け、ワクチンやホルモンの注射をして飼われる、家畜の群れに過ぎない。
都合の総体とは
そういう総体のことである。