第64話 文学

文字数 148文字

子どもをブランド幼稚園に入れて
親が将来の収穫を愉しみにする
そういう類の愛しか知らずに
育ったエリートが
タワマンに住んで、何をするかという結果が
現在のこの惨状だ

親や周囲に褒められながらも
寄る辺無い都会の偶像砂漠を彷徨う肉塊が
遺す灰色の虚栄の市だ

それは仕方ないとしても
それを描く文学の現れぬ事を、哀しむ
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