第126話 妬み
文字数 217文字
力の強いものに忖度して生きていることの惨めさは、
自分が一番良く知っている。
だからそんな事をしないで、一人堂々と生きている者を見つけると、
人を集めて、虐めずには居られなくなる。
仲間外れにして、
他の奴隷共が変な気を起こさないように、群れから放り出す。
もしそういう堂々とした生き方が、この世にあるという事になっては、
自分があまりにも惨めなことになってしまうから、
絶対に許すわけにはいかないのだ。
惨めな自分を 認めたくないから
認められないから
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