第108話 歴史
文字数 219文字
自治体の首長の選挙でよく見られるが、
都合の悪い候補者を予め降ろさせて、立候補させないという事がある。
候補者は何人かいても、選挙の時点で既に誰が通っても良いように、準備が出来ているわけだ。
住民の方はいくつかの選択肢の中から自分の代表を選んだつもりでいても、実はその時点で選択など無いのだ。
何処を通っても出口は一緒という、詰まらぬゲームをやらされただけなのだ。
民主主義はこうして死んだと、そう歴史に記される筈である。
後の世があるならば、だが。
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