第14話

文字数 96文字

 気付けば懐しい宇海(うみ)のなかにまたいた。

 僕は人間として生きていけることをちょっぴり億劫ながらも嬉しく思った。

 これが八万六千七百三十二回目だと数えた時点で、

 人間の切なさをまた覚えるのだった。
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