第37話 欲しいのは商品知識

文字数 917文字

 コロナ禍でメイクをしなくなった分、スキンケアを大切にしている私。先日、ショッピングモールをブラついていたら、気になっていた化粧品のサンプルを貰うことが出来ました。

 その化粧品は以前から興味があったので、ある程度は分かっていた。だが、せっかく美容部員さんがいるのだ、もう少し詳しく聞いてみようと質問すると……待たされた上になかなか帰ってこない。やっと返ってきた答えは私でも分かるような内容だった。ごめんなさいね。嫌味じゃないの。私のような客もいるからもう少し勉強して。

 接客対応は言葉遣いを含めて良いと思った。だが、肝心な商品の説明が不明瞭では、この店で買おうとは思わない。それに商品そのものにも手を出さないかも。以前は違った。商品さえ手に入れば良かった。でも、私の今の買い方は違う。高価なものであればあるほど、それを扱う人は詳しい人でいてほしい。ただの冷やかし客だと思い、いい加減な対応をする人もいるが、アラ還の私にはそのくらいの小手先対応は、お見通しだ。

 別の日。以前使っていたネイルシールのイベントをやっていたので、ブースを覗いた。デモンストレーションで、体験してみないかと誘われたが、使ったことがあると返事をして、使用中に困ったことを聞いてみた。その返事は私が確信の持てる答えではなかった。『本当に?』そう思いその場で商品を眺めていたら、いつの間にか返事をした店員さんは奥に引っ込んでいた。クレームを言ったわけではない。ただ、次に使おうと思ったときのために聞いただけなのに……

 いずれの出来事も共通して言えることは、売る側の立場なのに専門性が薄いということ。客は私のようなタイプばかりではないが、それなりの値段を出して買うのだ。いや、いくら安くたって、銭失いのような買物は誰だってしたくない。そのために教えて欲しくて店員さんに聞くのだ。客が納得出来る説明くらいは身につけて、その場にいてほしいと思った。

「だから、おばちゃんは嫌なのよ」そう言われるかもしれないですが、アラ還の私より今の2〜30代の人たちの方がもっとシビアに商品を見るのではないかと思うのですが……違いますか?私は同じ商品でも人を選んで買うことが多くなりました。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み