第２３話　寒活（さむかつ）

　秋は何処へ行ってしまったのでしょうか？寒い、寒すぎる。今までの気温に慣れきった身体が悲鳴をあげています。あなたの身体はついていっていますか？

　私は寒くなると極端に動きが鈍くなる。今に始まったことではない。寒いのは苦手だ。寒さにも段階があると思うが、私は結構早いうちに寒さにギブアップする方だ。で、今の室温をチェック。17.9℃。で、今の私の服装はというと、下着の上にタートルネックのフリースと綿混素材のチュニック、パンツは裏起毛。そうそう朝のうちはポリエステル100%の

マタギ

さんが着るような人工ファーのちゃんちゃんこ擬きを羽織っていた。急に来た寒さだったからコーディネートはお粗末。

　今からこんなに厚着をしていたら、真冬は何を着ればいいんだ。重ね着にも限度があるし、着膨れするとトイレのときにも厄介だ。寒さは指先の動きも鈍らせ、今後は老化も加わってますます身のこなしがスムーズにいかなくなる。この冬の服装は、素材重視でいこうと思う。そう思うようになったのは、思いつきではない。数年前からそう思っていた。でも、なかなかできなかったのだ。

　理由は明確。洋服にお金をかけられなかった。つまり、服は優先順位の１番や２番ではなかったということ。ご存知？のとおり私は旅行が１番。だが今年はコロナの

おかげ

で少し余剰金ができた。コレを充てる。薄くても暖かい冬服を買おう！もちろん安価では済まされない。安物を買い続けていた私に、ハードルが高い買物ではあるが、なんとかやってみたいと思う。

　思い出せ、私。バブル期に社会人だったころのあの服の値段を。ブランドの服を簡単に買いこなしていたときを。当時はスーパーで売られていた服を見て『私は、ここでは買えないな』などと軽口を叩いていたあの日々を。(もちろん現在のスーパーさんには良い服も揃っているので、今後もお世話になる)その前にやらねばならないことがある。昨日、夫とバトった断捨離だ。安物の服など捨ててやる、捨ててやる、捨てまくってやるー！

もっと寒くなる前に、急いでやらなきゃね。