第60話 YouTube 番組・相談編
文字数 3,728文字
【ハーモニー社・スタジオ】
ハーモニー社のスタジオでは、スタッフがテキパキと動き、社長である真彩を迎えるに当たっての直前打ち合わせをしている最中。
しばらくすると、真彩と優衣が、YouTube 配信の為にスタジオ入りする。
撮影は、真彩と優衣がスタジオに入ったところからカメラが回っている。
生配信し、その後、録画編集したものを、会社のYouTubeサイトにUPする仕組みになっている。
昼休みの一時間なので、社員達は、昼食摂りながら、あちこちに設置してあるモニター画面で配信を見る事が出来る。
今や、真彩と営業部・企画課の髙橋勇也の遣り取りが面白いという事で、大人気だ。
勇也「社長、お疲れ様です!」
元気よく真彩に挨拶する勇也とスタッフ達。
真彩「お疲れ様です。今日は、何させられるの?」
と、仲の良い友達に言う様な口調の真彩。
すると勇也、真彩の目の前に立ち、ニッコリ笑う。
そして、女性社員が、真彩の服にピンマイクを着ける。
真彩、カメラの前の定位置の席に座る様、指示を受ける。
勇也「えぇー、今日はですね、社員達の悩み相談です」
真彩「えぇ? 悩み相談? そんなの出来ないよ。こんな小娘が社員さん達の相談受けるって、どうなの? この企画、却下!」
と言って、手で振り払うジェスチャーをする真彩。
するとすかさず、
勇也「ダメです。やって貰います!」
と、真彩に向かって強い口調で圧を掛ける勇也。
真彩「えぇー……嫌だよ……」
と言って、あからさまに嫌そうな態度を取る真彩。
勇也「もうー、ごちゃごちゃ言わない!」
勇也の言葉にスタッフ達、ビビる。
入社間もない勇也が、社長に上からものを言い、周りのスタッフは冷や汗ものだ。
しかし、真彩、素直に、
真彩「……はーい……」
と言って、勇也に従う。
優衣(心の声)「恋人関係か?!」
と、独りでツッコミを入れる優衣。
この、勇也と真彩の、会話のキャッチボールを面白がる視聴者達。
この番組がバズっている要因の一つだ。
若い平社員が社長に強制的に何かをさせるという企画が、世間では有り得ないとして、回を重ねる毎に注目浴びる様になった。
真彩「いやいや、無理でしょ……って言うか、こんな未熟でへんてこな私が、他人様の相談なんて、出来ないよ……」
と、真彩、ごちゃごちゃ言う。
しかし、真彩の言う事を無視する勇也。
勇也「はい、社長、ここに座って下さい?!」
と言ってニッコリする勇也。
真彩「無視かい!?」
周りのスタッフ達、笑う。
ちょっと口を尖らす真彩。
勇也「社員さん達から沢山、相談預かったんで、読ませて頂きますね!」
と言って、パソコン画面を見る勇也。
勇也「えぇーっと、先ず、ニックネーム、『雑草』さん」
真彩「雑草?……」
勇也「<私は、小さい頃から人の目を気にして生きて来ました。人がどう思うかとか、人の言葉に左右されて、いつも他人の顔色を伺って今も生きています。なので、毎日、精神が疲れて、しょっちゅう頭痛がして、鎮痛剤持ち歩いています。こんな私に何かアドバイス頂けたら?……と思います>……って事です。頭痛がするなんて、結構、深刻ですよね?」
真彩(心の声)「いや、私もいつも鎮痛剤、持ち歩いてますけど?……」
真彩、首を傾げる。
真彩「ちょっと、これ、マジのやつジャン……」
勇也「そう……ですね……これ、ちょっと深刻ですよね? このままだと鬱になる可能性ある人ですよね?」
すると、真彩、軽く目を閉じて、大きく、そして、深く深呼吸する。
スタッフ達、真彩を見詰めている。
深呼吸し終わると、真彩、目を開ける。
真彩「あのー、あくまでも私の考え、惟いなので、違うって思ったらスルーしてくださね!」
勇也「……はい……」
真彩「あの、先ずは、雑草さんが繊細で優しくて、他人に対しての気配りがよく出来る方だというのが文章でよく分かります」
勇也「そうですよね……」
真彩「私的には、他人の顔色伺うのは、生きて行く上で結構、重要だと思います。相手の機根に応じて言葉を発しないと、自分の主張ばかりでは、嫌われ、世の中、争いだらけになります」
勇也「成程……」
真彩「でも、他人の事を気にすればするほど、自分は人にどう思われてるか?……って気にし過ぎちゃいます。自分の言動や行動範囲が狭まり、心が委縮して、自分で自分の首を絞める時もあります。ストレス、溜め込んでしまいます」
勇也「あぁ……」
真彩「なので、ほどほどで良いのではないでしょうか? 人の目を気にしないのもいけませんが、重要なのは、雑草さん自身が何をどうしたいか? この先、自分がどういう風に生きて行きたいか? 仏教で言うなら、お釈迦様は中道でいなさいと仰ってます。どっちに偏ってもダメという事です。バランスとって生きるという事です」
勇也「バランスですか……難しいですね……知らない内に偏りますもん……」
真彩「あぁ、そのバランスが取れなくなって鬱になったりする人が多いけどね……」
勇也「そうですよね……私の友達も鬱になりました。真面目な奴でして……」
真彩「あぁ、真面目な人ほど鬱に成り易いですね。自分で自分を責めてしまいますから……」
勇也「そうですね……」
真彩「頭であーだこーだと考えてる時間が勿体無いです。一日二十四時間、例えば、八十歳まで生きるとしたら、人間は二万九千二百日生きる訳です。仮に今三十歳の人が八十歳まで生きるとしたら、一万八千二百五十日の命だよ? んん? 合ってる?」
勇也「さぁ?……」
真彩「兎に角、数字で出すと、悩んでる時間、勿体無いと思いません?」
勇也「あぁ、そうですね。数字で具体的に言われると、命って、あっという間ですね……」
真彩「でしょ? それに、自分を責めても解決しないでしょ? 自分を大事にして、周りの人も大事にして、お互いの善き個性を尊重し合って、合掌しあって、皆んなで和合して助け合って、楽しく過ごせたらって思います」
勇也「成程……」
真彩「思ったら、即、行動に移す! で、もし失敗しても、それがまた人生の糧になって、目に見えない自分の財産になります。思ってるだけで行動に移せなかったって後悔して死ぬのは残念だもんね……あーだこーだと考えてないで、どんどん行動に移して行って欲しいです」
勇也「そうですね……」
真彩「あれっ? 雑草さんの質問からズレてるよね?」
勇也「大丈夫です」
と言って、勇也、微笑む。
真彩「あぁ、でも、道端の雑草ってさぁー、人に踏まれても踏まれても起き上がって、一生懸命生きてるでしょ?」
勇也「あぁ、はい、そうですね……」
真彩「美しい花も素敵だけど、私は、雑草の様に強く逞しく生きないと……って思っています」
勇也「成程……」
真彩「この会社の雑草さんは、多分、汚い所があれば掃除したり、人を立てて、他人に優しく親切に接してると思います。頭に沢山のアンテナ立てて、気配り出来る能力がある方です。それは、生きて行く上に於いて、素晴らしい能力です。仕事も、いつも一生懸命頑張って働いてくれてますね。今後も、その良き個性を伸ばして下さい」
と言って、真彩、カメラに向かって頭を下げる。
勇也「えっ? 社長は、雑草さんが誰なのか分かったんですか?」
真彩「うん。何となく……顔が浮かんだから……」
勇也「そうなんですか?……」
真彩「それに、この会社には、雑草さんの様な雑草さん達が沢山いて下さってるから、素晴らしい事だと思います……」
そう言って、真彩、微笑む。
勇也「えぇー、次の質問……と言いたいんですけど、今日は社長、午後から戦略会議ですよね?」
真彩「そうなんだよねー、頑張らないと……頭が固いおっちゃん連中と遣り会わないと……あっ、ねぇ、髙橋君、私の代わりに行ってくれない?」
と言って、勇也を見詰める真彩。
真彩「君なら、良いアイディアどんどん出してくれそうだから、私の代わりに宜しく!」
と、笑顔で勇也に言う真彩。
勇也「いやいや、ちょっ、ちょっと止めて下さいよ、変なジョークは……」
真彩「えぇ? ジョークじゃないよ、マジだよ?」
勇也「じゃー、じゃーですよ、仮に私が会議に出席したら、社長はその時間、何するんですか?」
真彩「うーん、デートでもするかな?」
と言って、真彩、笑う。
勇也「あのねー……またー……」
そこに優衣が、真彩に向かって、
優衣「社長、お時間です」
と、笑顔で言う。
真彩「あぁ、はい……」
真彩、優衣の顔を見て、返事をする。
そして、立ち上がる。
真彩「じゃー、頑張って戦略会議に行って来ますわ」
勇也「ふぅ……良かった……」
真彩「あっ、役員のおっちゃん連中、これ、見てないよね?」
勇也「あぁー……それはどうですかねー?」
真彩「ゲッ……さっきの部分、カット、宜しくねー」
勇也「いやー、録画の方はいけますが、生配信の方は無理です」
真彩「あぁ、やっちゃったか……まっ、良いか……」
と言って、笑う真彩。
周りのスタッフ達の笑い声も音声に入る。
勇也「あの……社長……頑張って下さい!」
真彩「ふふっ……頑張るね! 有難う」
と言って、笑う真彩。
勇也とスタッフ「有難うございました!」
と、全員、真彩に頭を下げる。
真彩、スタッフ達に手を振り、颯爽と歩いてスタジオを出て行く。
そこで撮影は終了する。
ハーモニー社のスタジオでは、スタッフがテキパキと動き、社長である真彩を迎えるに当たっての直前打ち合わせをしている最中。
しばらくすると、真彩と優衣が、YouTube 配信の為にスタジオ入りする。
撮影は、真彩と優衣がスタジオに入ったところからカメラが回っている。
生配信し、その後、録画編集したものを、会社のYouTubeサイトにUPする仕組みになっている。
昼休みの一時間なので、社員達は、昼食摂りながら、あちこちに設置してあるモニター画面で配信を見る事が出来る。
今や、真彩と営業部・企画課の髙橋勇也の遣り取りが面白いという事で、大人気だ。
勇也「社長、お疲れ様です!」
元気よく真彩に挨拶する勇也とスタッフ達。
真彩「お疲れ様です。今日は、何させられるの?」
と、仲の良い友達に言う様な口調の真彩。
すると勇也、真彩の目の前に立ち、ニッコリ笑う。
そして、女性社員が、真彩の服にピンマイクを着ける。
真彩、カメラの前の定位置の席に座る様、指示を受ける。
勇也「えぇー、今日はですね、社員達の悩み相談です」
真彩「えぇ? 悩み相談? そんなの出来ないよ。こんな小娘が社員さん達の相談受けるって、どうなの? この企画、却下!」
と言って、手で振り払うジェスチャーをする真彩。
するとすかさず、
勇也「ダメです。やって貰います!」
と、真彩に向かって強い口調で圧を掛ける勇也。
真彩「えぇー……嫌だよ……」
と言って、あからさまに嫌そうな態度を取る真彩。
勇也「もうー、ごちゃごちゃ言わない!」
勇也の言葉にスタッフ達、ビビる。
入社間もない勇也が、社長に上からものを言い、周りのスタッフは冷や汗ものだ。
しかし、真彩、素直に、
真彩「……はーい……」
と言って、勇也に従う。
優衣(心の声)「恋人関係か?!」
と、独りでツッコミを入れる優衣。
この、勇也と真彩の、会話のキャッチボールを面白がる視聴者達。
この番組がバズっている要因の一つだ。
若い平社員が社長に強制的に何かをさせるという企画が、世間では有り得ないとして、回を重ねる毎に注目浴びる様になった。
真彩「いやいや、無理でしょ……って言うか、こんな未熟でへんてこな私が、他人様の相談なんて、出来ないよ……」
と、真彩、ごちゃごちゃ言う。
しかし、真彩の言う事を無視する勇也。
勇也「はい、社長、ここに座って下さい?!」
と言ってニッコリする勇也。
真彩「無視かい!?」
周りのスタッフ達、笑う。
ちょっと口を尖らす真彩。
勇也「社員さん達から沢山、相談預かったんで、読ませて頂きますね!」
と言って、パソコン画面を見る勇也。
勇也「えぇーっと、先ず、ニックネーム、『雑草』さん」
真彩「雑草?……」
勇也「<私は、小さい頃から人の目を気にして生きて来ました。人がどう思うかとか、人の言葉に左右されて、いつも他人の顔色を伺って今も生きています。なので、毎日、精神が疲れて、しょっちゅう頭痛がして、鎮痛剤持ち歩いています。こんな私に何かアドバイス頂けたら?……と思います>……って事です。頭痛がするなんて、結構、深刻ですよね?」
真彩(心の声)「いや、私もいつも鎮痛剤、持ち歩いてますけど?……」
真彩、首を傾げる。
真彩「ちょっと、これ、マジのやつジャン……」
勇也「そう……ですね……これ、ちょっと深刻ですよね? このままだと鬱になる可能性ある人ですよね?」
すると、真彩、軽く目を閉じて、大きく、そして、深く深呼吸する。
スタッフ達、真彩を見詰めている。
深呼吸し終わると、真彩、目を開ける。
真彩「あのー、あくまでも私の考え、惟いなので、違うって思ったらスルーしてくださね!」
勇也「……はい……」
真彩「あの、先ずは、雑草さんが繊細で優しくて、他人に対しての気配りがよく出来る方だというのが文章でよく分かります」
勇也「そうですよね……」
真彩「私的には、他人の顔色伺うのは、生きて行く上で結構、重要だと思います。相手の機根に応じて言葉を発しないと、自分の主張ばかりでは、嫌われ、世の中、争いだらけになります」
勇也「成程……」
真彩「でも、他人の事を気にすればするほど、自分は人にどう思われてるか?……って気にし過ぎちゃいます。自分の言動や行動範囲が狭まり、心が委縮して、自分で自分の首を絞める時もあります。ストレス、溜め込んでしまいます」
勇也「あぁ……」
真彩「なので、ほどほどで良いのではないでしょうか? 人の目を気にしないのもいけませんが、重要なのは、雑草さん自身が何をどうしたいか? この先、自分がどういう風に生きて行きたいか? 仏教で言うなら、お釈迦様は中道でいなさいと仰ってます。どっちに偏ってもダメという事です。バランスとって生きるという事です」
勇也「バランスですか……難しいですね……知らない内に偏りますもん……」
真彩「あぁ、そのバランスが取れなくなって鬱になったりする人が多いけどね……」
勇也「そうですよね……私の友達も鬱になりました。真面目な奴でして……」
真彩「あぁ、真面目な人ほど鬱に成り易いですね。自分で自分を責めてしまいますから……」
勇也「そうですね……」
真彩「頭であーだこーだと考えてる時間が勿体無いです。一日二十四時間、例えば、八十歳まで生きるとしたら、人間は二万九千二百日生きる訳です。仮に今三十歳の人が八十歳まで生きるとしたら、一万八千二百五十日の命だよ? んん? 合ってる?」
勇也「さぁ?……」
真彩「兎に角、数字で出すと、悩んでる時間、勿体無いと思いません?」
勇也「あぁ、そうですね。数字で具体的に言われると、命って、あっという間ですね……」
真彩「でしょ? それに、自分を責めても解決しないでしょ? 自分を大事にして、周りの人も大事にして、お互いの善き個性を尊重し合って、合掌しあって、皆んなで和合して助け合って、楽しく過ごせたらって思います」
勇也「成程……」
真彩「思ったら、即、行動に移す! で、もし失敗しても、それがまた人生の糧になって、目に見えない自分の財産になります。思ってるだけで行動に移せなかったって後悔して死ぬのは残念だもんね……あーだこーだと考えてないで、どんどん行動に移して行って欲しいです」
勇也「そうですね……」
真彩「あれっ? 雑草さんの質問からズレてるよね?」
勇也「大丈夫です」
と言って、勇也、微笑む。
真彩「あぁ、でも、道端の雑草ってさぁー、人に踏まれても踏まれても起き上がって、一生懸命生きてるでしょ?」
勇也「あぁ、はい、そうですね……」
真彩「美しい花も素敵だけど、私は、雑草の様に強く逞しく生きないと……って思っています」
勇也「成程……」
真彩「この会社の雑草さんは、多分、汚い所があれば掃除したり、人を立てて、他人に優しく親切に接してると思います。頭に沢山のアンテナ立てて、気配り出来る能力がある方です。それは、生きて行く上に於いて、素晴らしい能力です。仕事も、いつも一生懸命頑張って働いてくれてますね。今後も、その良き個性を伸ばして下さい」
と言って、真彩、カメラに向かって頭を下げる。
勇也「えっ? 社長は、雑草さんが誰なのか分かったんですか?」
真彩「うん。何となく……顔が浮かんだから……」
勇也「そうなんですか?……」
真彩「それに、この会社には、雑草さんの様な雑草さん達が沢山いて下さってるから、素晴らしい事だと思います……」
そう言って、真彩、微笑む。
勇也「えぇー、次の質問……と言いたいんですけど、今日は社長、午後から戦略会議ですよね?」
真彩「そうなんだよねー、頑張らないと……頭が固いおっちゃん連中と遣り会わないと……あっ、ねぇ、髙橋君、私の代わりに行ってくれない?」
と言って、勇也を見詰める真彩。
真彩「君なら、良いアイディアどんどん出してくれそうだから、私の代わりに宜しく!」
と、笑顔で勇也に言う真彩。
勇也「いやいや、ちょっ、ちょっと止めて下さいよ、変なジョークは……」
真彩「えぇ? ジョークじゃないよ、マジだよ?」
勇也「じゃー、じゃーですよ、仮に私が会議に出席したら、社長はその時間、何するんですか?」
真彩「うーん、デートでもするかな?」
と言って、真彩、笑う。
勇也「あのねー……またー……」
そこに優衣が、真彩に向かって、
優衣「社長、お時間です」
と、笑顔で言う。
真彩「あぁ、はい……」
真彩、優衣の顔を見て、返事をする。
そして、立ち上がる。
真彩「じゃー、頑張って戦略会議に行って来ますわ」
勇也「ふぅ……良かった……」
真彩「あっ、役員のおっちゃん連中、これ、見てないよね?」
勇也「あぁー……それはどうですかねー?」
真彩「ゲッ……さっきの部分、カット、宜しくねー」
勇也「いやー、録画の方はいけますが、生配信の方は無理です」
真彩「あぁ、やっちゃったか……まっ、良いか……」
と言って、笑う真彩。
周りのスタッフ達の笑い声も音声に入る。
勇也「あの……社長……頑張って下さい!」
真彩「ふふっ……頑張るね! 有難う」
と言って、笑う真彩。
勇也とスタッフ「有難うございました!」
と、全員、真彩に頭を下げる。
真彩、スタッフ達に手を振り、颯爽と歩いてスタジオを出て行く。
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