第68話 悠斗と真彩、遂に結ばれる!

文字数 7,314文字

【海鮮料理の店の前】

佐伯が会計を済ませ、佐伯と真彩、店の外に出る。

アルコールを摂取し過ぎて、酔って、頭がクラクラしている真彩。

真彩、ちょっとフラッとする。
すると佐伯、直ぐに真彩を抱き寄せる。
   
真彩「あぁ……潤先輩……御馳走様でした!」

真彩、目がトロンとしているが、きちんと佐伯に礼を言う。

真彩が頭を上げると同時に、佐伯、真彩の唇にキスをする。

真彩「?……」
真彩、驚く。

佐伯「このままホテルに行こ? 久しぶりにマーちゃんを抱きたい」
と言って、真彩をじっと見詰める佐伯。

真彩「先輩、結構酔ってますね? 駄目です」

佐伯「酔ってないよ。酔ってるのはマーちゃんの方でしょ? ねっ、行こ?!」

真彩「先輩ダメです。帰りますよ!」  
  
すると佐伯、真彩の手を掴む。
そして、強引にホテル街の方に連れて行こうとする。

佐伯「今日はそのつもりで来たんだから」
と言って、真彩を力ずくで連れて行こうとする佐伯。

真彩「えぇ? いやホントにダメですって! 私、帰ります」

真彩、嫌がっている。

すると、どこからもとなく、大きな声で、「真彩!」と、呼ぶ声が二人の耳に入る。

いつの間にか、二人の目の前に悠斗が立っている。  

真彩、悠斗を見て、  
真彩「あっ……」
と、驚き、下を向く。

悠斗「真彩、一緒に帰ろ?」

佐伯、真彩に、
佐伯「えっ?……誰?」
と聞く。  

真彩、気まずそうに、  
真彩「兄……」
と、答える。

佐伯「あぁ、お兄さんですか?! 初めまして!」    
佐伯、真彩から手を離す。

佐伯「あぁ、じゃー、俺、帰るわ。また連絡するわ」    
と、真彩に言うと、悠斗に会釈して駅に向かう佐伯。

真彩、直ぐに歩き出し、悠斗から逃げようとする。
しかし、直ぐに真彩の腕を掴む悠斗。

真彩、怒った様に、
真彩「離して!」
と言って、悠斗の手を外そうとする。

しかし悠斗、
悠斗「嫌だ。絶対離さない。一緒に帰ろ?」
と言い、真彩の腕を引っ張る。

真彩「嫌です。もー、何で私に近付くの?! お願いだから離れてよ!」
と、顔を真っ赤にして、悠斗に怒る真彩。

悠斗、真彩の言う事を無視して、強引に真彩と手を繋ぎ、歩き出す。

真彩、時々、悠斗の手を振り払おうとするが、悠斗の力には及ばない。

しぶしぶ、悠斗に引っ張られて歩く真彩。



【高槻レオマンション・806号室】
   
部屋の鍵を開けて、玄関に入った悠斗と真彩。

悠斗、直ぐにドアロックする。

真彩「もうー、帰って!」
と、怒った口調で悠斗に言う真彩。

すると、
悠斗「あのー、ここ、俺の家でもあるんだけど?」
と、首を傾げ、真彩の顔を見て微笑む悠斗。

真彩「?……」
悠斗の言葉で、黙ってしまう真彩。

真彩(心の声)「あぁ、そうだった……」


鞄を玄関に置いたまま、悠斗、強引に真彩の手を引っ張り、自分の部屋に真彩を連れ込む。

悠斗、自分の部屋のベッドに真彩を強引に寝かせ、馬乗りになる。

そして、抵抗する真彩の服を脱がし始める。

真彩「止めて! 触んないで! もうー、紗季さんに言い付けるよ?!」

悠斗「いいよ。むしろ言いたい位だよ」
と言って、真彩の目を見て微笑む悠斗。

そしてまた、真彩の服を脱がしている。

真彩のブラジャーを上にあげ、真彩の乳首をしゃぶる悠斗。

悠斗「久しぶり……」
悠斗、興奮している。

真彩「何でよ! 悠斗には紗季さんがいるでしょ?! こんな事、しちゃーダメでしょ?!」

悠斗「良いの。真彩は俺のオモチャであり、ペットなんだから」

真彩「何それ?! 私を性の奴隷にしたいの? 酷いよ」    
真彩、泣き出す。

悠斗「あぁ、ゴメン、ゴメン、冗談だよ。解ってるだろ? そんな事……」

真彩「解んないよ」
真彩の目から涙が沢山、零れ落ちる。

悠斗「おいおい、泣くなよ。まるで俺がいじめてるみたいじゃないか」

すると真彩、
真彩「いじめてるジャン……強引だし……」
と、泣きながら悠斗に言う。

悠斗「ゴメン、ゴメン……」
優しい悠斗は、真彩の泪に弱い。

悠斗、ベッド横のテッシュ箱からティシュを取り出し、優しく真彩の涙を拭く。

悠斗「ゴメンね……真彩ちゃん!」
と言って、真彩の様子を伺う悠斗。

悠斗「あのさー、紗季ちゃんと結婚しないよ。この前、ちゃんと断ったし……」

すると、真彩、
真彩「何やってんの? バカ! あんな良い人、いないよ?!」
   
悠斗「……あぁ……」

真彩「紗季さん、ホントに悠斗の事、大好きだよ? 悠斗だって分るでしょ?」

悠斗「あぁ、分るよ。でも、もし、仮に結婚したとしても、俺の心がずっと別の人を想ってたら嫌だろ?……って言っちゃった。あぁ、その人が真彩だとは言ってない。流石に言えなかった」
と言って、悠斗、苦笑いする。

真彩「バッカじゃないの?! あんな素敵な人、振るなんて……信じらんない。今からでも謝ったら?」

悠斗「何で?」
悠斗、真彩に微笑む。

潤んだ目で、悠斗を見詰める真彩。

悠斗(心の声)「真彩……可愛いっ……」

悠斗「俺が愛してるのは真彩だけだよ。俺は真彩しか愛せないんだよ。真彩以外の人と結婚なんて有り得ない。真彩と結婚出来なかったら、俺、一生、結婚しないって決めたから」
と言うと、また、真彩の乳首を口に含む悠斗。

真彩「?……」
   
悠斗「真彩の綺麗なおっぱい……真彩の綺麗な肌、変わらないなぁー……」

悠斗、手で真彩の肌を触って、感触を楽しんでいる。

そして悠斗、真彩の体臭を嗅ぐ。

真彩「?……」

悠斗「真彩の匂い……あぁ……最高―! たまらん! 癒されるー! この匂いをどれだけ嗅ぎたかったか……」
   
嬉しそうな表情の悠斗。
しかし真彩は、呆然とした顔をしている。

真彩「……あの……汗の臭いだよ? 臭いよ?……」

悠斗「それがさぁ……俺、好きなんだよな。真彩が赤ちゃんの時から嗅いでる匂いだから。俺の脳が凄い喜んでる」

真彩「……」

悠斗、真彩の耳元で囁く。

悠斗「真彩、大好きだよ。愛してる」
   
真彩の弱点である耳元で囁かれたので、真彩、肩をすくめる。
真彩の身体がほてって来る。

そして、下半身に神経が集中し、真彩の大事な部分が、もぞもぞし出す。
身体は正直だ。

悠斗「俺、真彩と疎遠になってからも、ずーっと真彩の事を想ってた。一日たりとも真彩の事を忘れた事はないよ」

真彩「?……」

悠斗「なぁ、分かってるだろ? 俺がお前をどれだけ愛してるかって。もう絶対、二度とお前を離さないからな! お前が嫌だって言っても、俺はお前を離さない。ずっとストーカーでいる」

そう言うと、悠斗、真彩の上半身を愛撫する。

真彩「……あぁ……悠斗……やっぱりダメだよ」

悠斗「良いの! 俺は覚悟決めたんだから」
と言うと、悠斗、真彩のズボンを脱がし、パンティーも脱がす。

そして、今度は真彩の下半身を愛撫し始める。

真彩「あぁ……悠斗……あぁ……ダメだってば‥‥‥」
   
悠斗が真彩の女性器の辺りを愛撫しようとすると、真彩、抵抗して逃げようとする。

悠斗「抵抗しても無駄だよ。今日は真彩と絶対、合体するから!」

悠斗の言葉に、真彩、困惑顔。

悠斗がまた、愛撫し出すと、
真彩「……あぁ、ねぇ、じゃー、せめてシャワー掛からせて? 今日、ホント、走って、沢山、汗かいたから……」
と、悠斗の目を見て言う真彩。

悠斗「あぁー、そんなこと言って逃げるつもりだろ!?」
悠斗、ちょっと膨れっ面になる。

真彩「もうー! 逃げないから!」
と、悠斗と同じ様に膨れっ面で言う真彩。

悠斗「じゃー、一緒に掛かろ? 身体、洗ってあげる」
悠斗、真彩に嬉しそうに言う。
真彩、複雑な表情。

悠斗「俺、あいつと間接キスしたくないし……」
と、ボソッと言う悠斗。

真彩「?……」
   
悠斗、真彩の目をじっと見る。

真彩(心の声)「潤先輩にキスされたところ、見られたか……」

悠斗、真彩を起こし、上服も全部脱がせて全裸にする。

そして、真彩の手を引っ張り、バスルームに連れて行く。
   
真彩、あらがわず、悠斗に従う。



【バスルーム】

バスルームで身体を洗う悠斗と真彩。    
シャワーのお湯を出しっぱなしにして、二人で浴びている。

悠斗、手にボディーソープを付け、真彩の身体を洗っている。
慣れた手つきで真彩の身体を隅々まで洗っている。

真彩が赤ちゃんの時から悠斗が洗ってあげていたので、慣れた手つきだ。
真彩も、悠斗が洗い易い様に手を上に挙げたり足を上げたりしている。

真彩の女性器も、ボディーソープを手の平に付け、指で優しく洗う悠斗。

指を巧みに動かす悠斗の行為に、思わず、
真彩「……あぁ……」
と、真彩の色気のある声が漏れる。

そして、
悠斗「ほらっ、口の中も洗え! あいつのばい菌、洗い流すんだ」    

シャワーを真彩の口に当てる悠斗。
  
悠斗にされるがままの真彩。

そして、シャワーのお湯で、真彩の身体に付いているボディーソープを流す悠斗。

真彩(心の声)「悠斗に身体洗って貰うの、久しぶり……赤ちゃんの時からずっと洗ってくれてたもんなぁー……何か、これが自然で、当たり前な感覚……私、悠斗にこうして貰って、素直に嬉しいんだ……脳も身体も喜んでる……」

悠斗「良し、綺麗になった。良かった!」    
悠斗、満足気で、嬉しそうな顔をする。

そして、真彩にディープキスをする。
真彩、目を瞑り、悠斗の愛を受け入れる。

悠斗「やっとキス出来た。嬉しい……久しぶりのキスだな」
と言って、微笑みながらじっと真彩を見る。

そして、真彩の身体を両手で触りながら、上から順に愛撫する悠斗。

真彩「……あぁ……」
悠斗の愛撫により、下半身が痺れて、悶える真彩。



【悠斗の部屋】
 
悠斗のベッドに横たわる、全裸の悠斗と真彩。
悠斗、真彩に覆い被さり、真彩を抱き締める。

まな板の鯉状態の真彩をゆっくり調理するかの様に、真彩の身体を上から下まで、時間を掛けて優しく愛撫する悠斗。

悠斗の行為により、脳が刺激され、悶える真彩。

真彩(心の声)「流石、悠斗……私が感じる所を熟知してる。どうやったら私が喜ぶかも。やっぱり悠斗とのセックスは最高。あぁ……感じる。気持ち良い……」
   
真彩、下半身を愛撫され、感じるが故に声が漏れる。

真彩「……あぁ……んん……」
   
悠斗に身体を委ねる真彩。
幸福感を味わっている。

悠斗「気持ち良い?」
と、微笑みながら真彩に尋ねる。

すると、
真彩「……うん……」
と、恥ずかしそうに悠斗に言う真彩。

悠斗と真彩、微笑み合う。

悠斗、真彩の乳房をしゃぶり、そして悠斗の陰茎が、真彩の女性器の膣にゆっくりと挿入されて行く。

真彩「……んん……あぁ……」
真彩、声が出てしまう。

真彩(心の声)「久しぶり……あぁ、フィットする。私の身体が喜んでる。細胞が喜んでる。脳が喜んでる。悠斗、最高……」

悠斗「真彩と合体……久しぶりだ……嬉しい……幸せだ……」

腰を揺らす悠斗。
悠斗、嬉しくてかなり興奮している。

真彩、官能し、悠斗に合わせて同じ様に腰を揺らしている。

悠斗(心の声)「やっぱり真彩とのセックスは最高だ。身体も脳も興奮してる。このフィット感。最高に燃える……幸せ感、MAX!」

悠斗「真彩……愛してる。俺の可愛い真彩……」

真彩「……あぁ……」
真彩、官能している。

悠斗、我慢が出来ずに、避妊具を着ける。
そして、二人の腰の動きが激しくなり、オーガズムに達する悠斗と真彩。

しばらくして、悠斗と真彩、体力を使い果たして、静かになる。
悠斗と真彩、満足気。

悠斗「真彩……真彩と久しぶりに合体出来て嬉しいよ……」

悠斗、真彩に微笑む。

真彩「……うん……」
真彩、恥ずかしそうに頷く。


    
【リビング】

深夜、リビングで、バスローブ姿の悠斗と真彩。
真彩、立ったまま、夜景をじっと見ている。

すると、後ろから真彩をバックハグする悠斗。

悠斗、真彩の首筋を愛撫する。
真彩、肩を少し上げ、くすぐったがる。

悠斗「真彩……この日をどれだけ待った事か……」

真彩「……いつもね、こうやって夜景見ながら悠斗のこと惟ってたんだよ?!」

悠斗、真彩のバスローブのヒモを外して真彩の胸を触る。

悠斗「あぁ、その時間帯、真彩の愛、感じてたよ」

真彩、悠斗の言葉に驚き、振り返って悠斗の顔を見る。

真彩「えっ? 何で? 私、別に念、送ってないよ?」

悠斗「念じなくても、惟いも素粒子レベルで波に乗って伝わって来るんだよ。俺も同じ様に真彩のこと惟ってたから、波長が合って伝わるんだよ。お互いが惟い合ってたら伝わるんだよ」

真彩「えぇー……そうだったんだ……」

悠斗「だから俺は、真彩に拒否されても諦めなかったんだよ。俺の事ずっと惟ってくれてるって解ってたから」

真彩「そうだったんだ…‥あぁ、じゃー、冷たい態度とっても無駄だったんだ……」

悠斗「ああ、そうだよ」

真彩「なーんだ……頑張ったのになぁ……」

悠斗「残念でした。でも、ツンツンしてる真彩も可愛くて、愛おしかったよ」

悠斗の言葉に、真彩、少し頬っぺたを膨らます。

悠斗「なぁ、俺の愛、当然伝わってただろ?」

真彩「……うん……感じてた」

悠斗「はぁ……感じてたのにも拘わらず、それをずっと無視し続けたんだ……」

真彩「あぁ……すいません。でも、悠斗、紗季さんと愛し合ってるのに、何で?……って思ってた。悠斗って、二股、三股、何人とでも同時にいけるんだって……思ったりもして……」

悠斗「はぁ?……俺の事、そんなプレイボーイと思ってたのか?」

真彩「悠斗、もてるから。前に、悠斗の友達が、『悠斗は女、百人切りだから』って言ってたから、それが頭に残ってたし、紗季さんという愛する人がいるにも拘らず、私にLOVEの念を送ってくるなんて……って、不信感があった訳で……私の事、からかって楽しんでるんだって思ってた」

悠斗「はぁ? 俺が百人の女性と関係持ったって? 誰が言ったんだ? そんなデマ!」

悠斗、無言になり、考えている。
過去回想する悠斗。

悠斗「あっ……工藤か……あの時か。そう言えば、あの時、真彩、いたんだったな。離れて歩いてたから、聞こえてないと思ってた……」

真彩「……私、悠斗よりも耳、良いから……」

悠斗「参ったな……あれを本当だと思ったんだ。あれは、ジョークだよ。あいつが好きな女の子が俺のこと好きみたいで、だから俺をプレイボーイに仕立てて、俺に近付けない様にしたんだよ」

真彩「でも、あの時、悠斗、反論しないで笑ってたから……」

悠斗「工藤の心、察したから協力しただけだよ。あいつ、後で謝って来た。嘘言ってゴメンって。でも、あれから俺、プレイボーイのレッテル貼られて、今も誤解を受けてる訳だ……」

真彩「……」

悠斗「お前、それを真に受けてたのか?」

真彩「うん。嘘だと思いたかったけど、でも、『火のない所に煙は立たぬ』って言うから、私と関係持ちながらも、色んな人と関係持ってたんだ……って思った」

悠斗「はぁ? 俺がそんな事する訳ないだろ?! 真彩しか知らなかったのに……」

真彩「だって、悠斗、両手に花状態だったから……それに、『女性の身体は見慣れてるから』って言ってたジャン」

悠斗「あぁ、『女性の身体は見慣れてる』って、それは本当の事だよ」

真彩「?……」

悠斗「だって、真彩の裸、毎日の様に見てたからな」

真彩「?……」

悠斗「あぁ、考えてみたら、あれからか……お前が俺に冷たい態度とる様になって、俺から離れて行ったのって……」

真彩「……」
真彩、黙っている。
ちょっと涙目の真彩。

悠斗、真彩をじっと見る。

悠斗(心の声)「あぁ、真彩、お前って奴は……可愛すぎる……愛おし過ぎる……」

悠斗「真彩……もう、過去の事は忘れよ? 今からを大事にしよ? 俺達、今からまた始めよ? 俺は真彩を愛してる。真彩しか愛せない」

真彩「……」
真彩、泣くのを堪えている。

そして真彩、頷くと同時に、頬に涙が零れ落ちる。

優しく真彩の涙を手で拭く悠斗。

悠斗「しっかし、ホントにもうー、真彩は意地っ張りのゴンタだなぁー。俺、ずっと寂しかったんだからな!」

そう言うと、悠斗、真彩を強く抱く。

真彩「私だって、寂しかったよ……」
と、小さい声で言う真彩。

悠斗「はぁ……俺達に特殊な能力なかったら、俺は紗季ちゃんと結婚して、真彩は和君と結婚してたんだろうな……」

真彩「あぁ……そうなんだろうね……」

悠斗「そう考えたら、面倒だと思ってた特殊能力、有難く感じるな……」

真彩「……うん……」

悠斗、真彩のバスロープを脱がせ、真彩の裸をじっと見る。

悠斗「綺麗だ……」

真彩「やだ、そんなにじっと見られたら恥ずかしいジャン……」

悠斗もバスロープを脱ぎ、真彩を抱き締める。

悠斗の鍛えられた上半身の筋肉を、手でさする真彩。

真彩「逞しいね、この筋肉……」

悠斗「ああ。真彩、昔、太ってブヨブヨしてる人は苦手って言っただろ?」

真彩「あぁ……うん……」

悠斗「それに筋肉質の体育の先生、カッコイイって言っただろ?」

真彩「あぁ……そう言えば、言ったかな?」

悠斗「だから、俺、鍛えてんだよ。真彩を抱いた時にがっかりされたくないからさぁ……」

真彩「えぇー、そんなこと気にしてたんだ、ゴメン。あくまで理想だから。悠斗なら別にブヨブヨでも良いよ」

悠斗「いやいや、俺は、真彩の理想の男になりたいから!」

悠斗の言葉に真彩、笑いながら、
真彩「もうー、頑張り過ぎないでよ?!」
と、言う。

悠斗「それは大丈夫」

真彩「私も鍛えないとなぁ……」

悠斗「じゃー、一緒にジム行こうよ!」

真彩「あぁ……行こうかな?」

悠斗「ヤッター、真彩と一緒に居る時間、増える。嬉しいなぁー」

悠斗、無邪気に喜ぶ。

真彩(心の声)「どんだけ私の事が好きなんだ? 悠斗、純粋で可愛いなぁー。こんな私なのに、ここまで好いてくれるなんて。多分、私の恋愛遍歴、お見通しだろうに……」

真彩、悠斗を見て微笑む。

悠斗と真彩、見詰め合い、キスをする。
   
悠斗、真彩を絨毯の上に押し倒し、真彩の身体を愛撫し始める。

真彩「……悠斗……今したところジャン……」

悠斗「第二ラウンド開始! 俺、また真彩と合体出来て、嬉しくて、昔みたいに何度でも出来そう」

悠斗の言葉に、真彩、微笑む。
そして、悠斗に愛されている幸せを噛み締めている真彩。

悠斗、真彩の身体をくまなく愛撫する。
悠斗にされるがままの真彩。
その後、また激しく愛し合う二人。
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