第87話 負のオーラ
文字数 2,527文字
【高槻レオマンション・806号室】
夜、悠斗のベッドで、全裸の真彩と悠斗。
顔を見合わせ、話している。
悠斗「真彩……まだ不安?」
真彩「えっ?……」
悠斗「不安のオーラ、出てる……」
真彩「あぁ……正直、悠斗の奥さんになる人が、本当に私で良いのかな?……って思ってる」
悠斗「俺の奥さんになる人は、真彩しかいないよ。真彩だけだよ?!」
と、微笑み、優しい口調で言う悠斗。
真彩、悠斗の目をじっと見る。
悠斗「真彩をずーっと見ていたい。俺の可愛い真彩……」
真彩「……」
悠斗、真彩の唇にキスをする。
悠斗「愛してるよ。心から愛してる」
真彩「……でも、悠斗、私が『行かないで!』って泣いて訴えてるのに、私のこと無視して、綺麗な女の人と手繋いでどっかに行ったジャン!」
と言うと、真彩、拗ねた感じで頬っぺたを膨らます。
悠斗「えぇ?……」
悠斗、真彩の言葉に驚く。
真彩「私、あの時、凄く悲しくて、寂しくて、辛くて、絶望したんだから!」
真彩、口を尖らせ、小さい子が拗ねているかの様。
真彩、目をウルウルさせて、悠斗に訴えている。
悠斗(心の声)「何か、昔の、素直な真彩に戻ったみたいだな。可愛いなぁー……」
悠斗「あのさー、それ、濡れ衣! 真彩の勝手な妄想だろ? 将来、こうなる可能性もあるって、最悪のシチュエーション想定して、その時、自分が壊れない様に備えてるんだよ。脳が自己防衛してるんだよ。真彩は先の先の先を想定する癖があるから……」
真彩「?……」
悠斗「俺を信じろ! もっと俺の事、信じろ! 信じ切るんだ!」
と言って、真彩の目をじっと見る悠斗。
真彩「……信じ切って良いの?」
悠斗「ああ。勿論だ」
真彩「ホントに私のこと捨てて、綺麗な人とどっかに行かない?」
真彩、また口を尖らせ、子どもの様に拗ねた感じで言う。
悠斗「当たり前だろ?! そんな事する訳ないだろ?!」
真彩「ずっと傍にいてくれる?」
と、可愛く言う真彩。
悠斗(心の声)「真彩……可愛い!」
悠斗、真彩に微笑む。
悠斗、ふと、昔を思い出す。
(回想始め)
中村家のリビング。
幼い真彩が、メソメソと泣いている。
真彩「エーン……エーン……ゆうと、いない……」
お昼寝から目覚めた時、傍に悠斗がいないので、泣いている真彩。
亜希が抱っこしてあやしているが、泣き止まない。
そこに、悠斗が学校から帰って来る。
そして直ぐに、洗面所で手を洗い、うがいをしてから一目散に真彩の所に行く悠斗。
悠斗の姿を見るや否や、両手を広げて、抱っこのポーズをする真彩。
悠斗、直ぐに真彩を抱っこする。
悠斗「どうしたの? 何で泣いてるの?」
と、優しく真彩に聞く悠斗。
すると真彩、悠斗の顔を見て安心したかして、目を閉じて、また寝る。
(回想終わり)
悠斗「ずっと傍にいるよ!」
真彩「ずーっと、死ぬまで傍にいてくれる?」
悠斗「ああ、ずーっと死ぬまで傍にいるよ。あぁ、でも、多分、俺の方が先に逝くと思うから、その時はゴメンだけど……」
と言って、優しく真彩に微笑む悠斗。
真彩「嫌だ。私より先に逝かないで?! 私より長く生きて? 悠斗が先に逝ったら、私、辛くて耐えられないもん……」
と言って、悠斗の目をじっと見詰める真彩。
悠斗(心の声)「ヤバッ、この可愛さ、たまらん!」
真彩は真剣な顔をしている。
悠斗「分かった。健康に気を付けて、真彩より長生きする様に頑張るよ」
真彩「ホント?」
悠斗「ああ、本当。武士に二言はない!」
真彩「あぁ、でも、私が先に逝って、悠斗、また好きな人が出来て、再婚したら、寂しいなぁ……やっぱり、死ぬ時は同じ時期が良いなぁー?」
悠斗「ふっ……自分が死んで、その後の事、考える必要ないんじゃないの?」
真彩「私、やっぱり独占欲、強いみたい……」
悠斗「それは俺も同じだよ。俺が先に死んで、真彩に好きな人が出来て再婚でもしたら、やっぱり俺も嫌だもんね……」
真彩「でも、ご霊界に行ったら、そんな俗世間の執われの心なんて無くなるのにね……」
悠斗「ああ。慈しみの心だけになるんだろうけど……」
真彩「俗世間に生きてるから、どうしようもないよね……」
悠斗「ああ。この世には、修行する為に生まれて来たんだからなぁ……」
真彩、いつの間にか、いつもの真彩に戻っている。
真彩「分かった。信じる」
と言うと、真彩、悠斗に抱き着く。
いつもの真彩に戻り、悠斗、微笑む。
真彩「悠斗……」
悠斗「んん?」
真彩「有難う。もう、先のこと心配したり、怖がるの、止める」
悠斗「うん。それにさー、良い行いしてたら良い事がやって来るって、いつも大阿闍梨のお祖父ちゃんが言ってるだろ?」
真彩「うん」
悠斗「徳積めば良いんだよ。それに、人生、ケセラセラで良いんじゃないか?」
真彩「うん。ケセラセラ……」
悠斗、真彩の目をじっと見て、微笑む。
真彩も悠斗の目を見て、微笑む。
悠斗、真彩を愛撫し始める。
真彩の乳首を口に含み、舌で転がす。
そして、真彩の乳房をしゃぶる悠斗。
悠斗の愛撫に、喜びを得ている真彩。
真彩「……あぁ……んん……」
と、真彩の悩ましい声が漏れる。
その声に悠斗が反応し、より興奮する。
真彩(心の声)「あぁ……シアワセ……」
悠斗(心の声)「あぁ……俺、シアワセ……」
そして、悠斗、真彩の女性器を愛撫し始める。
悠斗、唇、舌、指を上手く使い、真彩を喜ばせている。
真彩「あぁ……」
真彩、感じ過ぎて、下半身が痺れる様になる。
すると、真彩、オーガズムに達する。
真彩「悠斗……感じた……もうダメ……」
悠斗「気持ち良かった?」
真彩「うん。気持ち良かった」
すると、今度は、真彩が悠斗の上になり、悠斗の男性器を握る。
そして、悠斗が喜ぶ行為をし始める。
悠斗「うぅ……」
悠斗、真彩の行為に快感を得て、思わず声が漏れる。
真彩「気持ち良い?」
悠斗「うん。気持ち良い……」
悠斗、とっても喜んでいる。
そして、悠斗、我慢が出来ず、避妊具を着け、真彩の女性器の膣に自分の陰茎を挿入する。
悠斗、腰を動かし、段々、真彩の子宮を刺激するかの様に激しくなる。
真彩も、悠斗に合わせて腰を動かしている。
汗ばむ二人。
そして、悠斗、性的絶頂、オーガズムに到達し、力尽きた感じになる。
悠斗と真彩、愛を確かめ合い、快感を得て、満足気。
夜、悠斗のベッドで、全裸の真彩と悠斗。
顔を見合わせ、話している。
悠斗「真彩……まだ不安?」
真彩「えっ?……」
悠斗「不安のオーラ、出てる……」
真彩「あぁ……正直、悠斗の奥さんになる人が、本当に私で良いのかな?……って思ってる」
悠斗「俺の奥さんになる人は、真彩しかいないよ。真彩だけだよ?!」
と、微笑み、優しい口調で言う悠斗。
真彩、悠斗の目をじっと見る。
悠斗「真彩をずーっと見ていたい。俺の可愛い真彩……」
真彩「……」
悠斗、真彩の唇にキスをする。
悠斗「愛してるよ。心から愛してる」
真彩「……でも、悠斗、私が『行かないで!』って泣いて訴えてるのに、私のこと無視して、綺麗な女の人と手繋いでどっかに行ったジャン!」
と言うと、真彩、拗ねた感じで頬っぺたを膨らます。
悠斗「えぇ?……」
悠斗、真彩の言葉に驚く。
真彩「私、あの時、凄く悲しくて、寂しくて、辛くて、絶望したんだから!」
真彩、口を尖らせ、小さい子が拗ねているかの様。
真彩、目をウルウルさせて、悠斗に訴えている。
悠斗(心の声)「何か、昔の、素直な真彩に戻ったみたいだな。可愛いなぁー……」
悠斗「あのさー、それ、濡れ衣! 真彩の勝手な妄想だろ? 将来、こうなる可能性もあるって、最悪のシチュエーション想定して、その時、自分が壊れない様に備えてるんだよ。脳が自己防衛してるんだよ。真彩は先の先の先を想定する癖があるから……」
真彩「?……」
悠斗「俺を信じろ! もっと俺の事、信じろ! 信じ切るんだ!」
と言って、真彩の目をじっと見る悠斗。
真彩「……信じ切って良いの?」
悠斗「ああ。勿論だ」
真彩「ホントに私のこと捨てて、綺麗な人とどっかに行かない?」
真彩、また口を尖らせ、子どもの様に拗ねた感じで言う。
悠斗「当たり前だろ?! そんな事する訳ないだろ?!」
真彩「ずっと傍にいてくれる?」
と、可愛く言う真彩。
悠斗(心の声)「真彩……可愛い!」
悠斗、真彩に微笑む。
悠斗、ふと、昔を思い出す。
(回想始め)
中村家のリビング。
幼い真彩が、メソメソと泣いている。
真彩「エーン……エーン……ゆうと、いない……」
お昼寝から目覚めた時、傍に悠斗がいないので、泣いている真彩。
亜希が抱っこしてあやしているが、泣き止まない。
そこに、悠斗が学校から帰って来る。
そして直ぐに、洗面所で手を洗い、うがいをしてから一目散に真彩の所に行く悠斗。
悠斗の姿を見るや否や、両手を広げて、抱っこのポーズをする真彩。
悠斗、直ぐに真彩を抱っこする。
悠斗「どうしたの? 何で泣いてるの?」
と、優しく真彩に聞く悠斗。
すると真彩、悠斗の顔を見て安心したかして、目を閉じて、また寝る。
(回想終わり)
悠斗「ずっと傍にいるよ!」
真彩「ずーっと、死ぬまで傍にいてくれる?」
悠斗「ああ、ずーっと死ぬまで傍にいるよ。あぁ、でも、多分、俺の方が先に逝くと思うから、その時はゴメンだけど……」
と言って、優しく真彩に微笑む悠斗。
真彩「嫌だ。私より先に逝かないで?! 私より長く生きて? 悠斗が先に逝ったら、私、辛くて耐えられないもん……」
と言って、悠斗の目をじっと見詰める真彩。
悠斗(心の声)「ヤバッ、この可愛さ、たまらん!」
真彩は真剣な顔をしている。
悠斗「分かった。健康に気を付けて、真彩より長生きする様に頑張るよ」
真彩「ホント?」
悠斗「ああ、本当。武士に二言はない!」
真彩「あぁ、でも、私が先に逝って、悠斗、また好きな人が出来て、再婚したら、寂しいなぁ……やっぱり、死ぬ時は同じ時期が良いなぁー?」
悠斗「ふっ……自分が死んで、その後の事、考える必要ないんじゃないの?」
真彩「私、やっぱり独占欲、強いみたい……」
悠斗「それは俺も同じだよ。俺が先に死んで、真彩に好きな人が出来て再婚でもしたら、やっぱり俺も嫌だもんね……」
真彩「でも、ご霊界に行ったら、そんな俗世間の執われの心なんて無くなるのにね……」
悠斗「ああ。慈しみの心だけになるんだろうけど……」
真彩「俗世間に生きてるから、どうしようもないよね……」
悠斗「ああ。この世には、修行する為に生まれて来たんだからなぁ……」
真彩、いつの間にか、いつもの真彩に戻っている。
真彩「分かった。信じる」
と言うと、真彩、悠斗に抱き着く。
いつもの真彩に戻り、悠斗、微笑む。
真彩「悠斗……」
悠斗「んん?」
真彩「有難う。もう、先のこと心配したり、怖がるの、止める」
悠斗「うん。それにさー、良い行いしてたら良い事がやって来るって、いつも大阿闍梨のお祖父ちゃんが言ってるだろ?」
真彩「うん」
悠斗「徳積めば良いんだよ。それに、人生、ケセラセラで良いんじゃないか?」
真彩「うん。ケセラセラ……」
悠斗、真彩の目をじっと見て、微笑む。
真彩も悠斗の目を見て、微笑む。
悠斗、真彩を愛撫し始める。
真彩の乳首を口に含み、舌で転がす。
そして、真彩の乳房をしゃぶる悠斗。
悠斗の愛撫に、喜びを得ている真彩。
真彩「……あぁ……んん……」
と、真彩の悩ましい声が漏れる。
その声に悠斗が反応し、より興奮する。
真彩(心の声)「あぁ……シアワセ……」
悠斗(心の声)「あぁ……俺、シアワセ……」
そして、悠斗、真彩の女性器を愛撫し始める。
悠斗、唇、舌、指を上手く使い、真彩を喜ばせている。
真彩「あぁ……」
真彩、感じ過ぎて、下半身が痺れる様になる。
すると、真彩、オーガズムに達する。
真彩「悠斗……感じた……もうダメ……」
悠斗「気持ち良かった?」
真彩「うん。気持ち良かった」
すると、今度は、真彩が悠斗の上になり、悠斗の男性器を握る。
そして、悠斗が喜ぶ行為をし始める。
悠斗「うぅ……」
悠斗、真彩の行為に快感を得て、思わず声が漏れる。
真彩「気持ち良い?」
悠斗「うん。気持ち良い……」
悠斗、とっても喜んでいる。
そして、悠斗、我慢が出来ず、避妊具を着け、真彩の女性器の膣に自分の陰茎を挿入する。
悠斗、腰を動かし、段々、真彩の子宮を刺激するかの様に激しくなる。
真彩も、悠斗に合わせて腰を動かしている。
汗ばむ二人。
そして、悠斗、性的絶頂、オーガズムに到達し、力尽きた感じになる。
悠斗と真彩、愛を確かめ合い、快感を得て、満足気。
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