第15話 2月4日 昼休み

文字数 976文字

突然ではあるが、
私は吝嗇である。

ケチということだ。

…あれ?
中国人に腕擦られただけで6千え…

うるせいうるせいうるせぇええええええええいいい!!!

ふぅ、
よって、この昼休みにしても
私は決して食事には行かず、
持参の弁当で事済ませているのである。

鶏むね肉と多くの野菜をグリルし、
キャベツの千切りの上にのせる。
それと玄米と雑穀米の味噌鰹節おにぎりといった内容だ。
ほぼ毎日これ!

身体によく、値段も安い。

金のある時に買い置きをしているので、
これだけ栄養価の高い食事であっても、
一食150円程度で済むのだ。

しかし、これは私の主観であり、
「勿体ない」という意識から行動している。

よって、「時間を使うのが勿体ない」という理由で
コンビニや定食屋で済ませることは大いに結構。
また、ランチを楽しみたい、同僚と話して息抜きしたい。
これも大いに結構!

ただし、「面倒くさい」なぞ、
そのような意識はあまりお勧めできない。

何故なら、
有難い食事、頂く多くの命は
ただの自身にとっての餌になってしまうからである。
せっかくの食事、栄養が意識一つで無意味なものになってしまう。

命を頂くからの「頂きます」であって、
そこをはき違えてはいけない。

モノが溢れているからこそ、
しかと自意識持ち、
虚飾や虚構に踊らされぬようにしなくてはならない。

…えっとぉ、あのぉさぁおじさん、
さっきからシャアシャアと抜かしておりますが、
実りのないお姉ちゃんらとキャッキャキャッキャ騒いで、
さんざっぱら散財することは無意味なことではないの?

…う~ん、と、無い!

うぉい!
返答思いっきし濁ってるじゃねぇか!
やましさの塊だろ手前ぇ!!!

でもさぁ、楽しくてぇ、嫌なこと忘れられるしぃ、
ネタとしてこれ、書けるじゃん?

かぁあ~~~~、ネタにしちゃあ高くつきすぎだろ…。
それと、嫌なこと忘れられるって、
それこそ虚構に踊らされているからそんな意識になるんだろ!
もっとシャンとしろぉおおおお!!!!
頼むぜ俺ぇええええええ!!!!38歳中年野良猫ぉおおおおおおお!!!

ふぅ、
…さてと、昼休みも終わるかな。
午後もてきと~にがんばるぞい♪

お前話そらしたろ…。
…はぁ~、マジ頼むよ俺ぇええええええ!!!!!!
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