第38話 人手不足
文字数 1,066文字
介護は人手不足だ!とメディア等でよく言われていますが、『どのくらい人がいないの?』と言われて、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか?
介護職は、施設種別等によって多少の違いはありますが……基本的には、御利用者3人に対して、介護職員1名という決まりになっています。
御利用者が100人いる場合、介護職員は33.3人以上必要という計算になります。
しかし実際の現場においては、御利用者3人に対して職員が1名対応する、という状況はほとんどありません。
御利用者は部屋にいたり、お風呂に入っていたり、トイレにいたりと、バラバラに動いています。
100名と職員33.3名が同じ場所にいて、必ず3対1の割合にあることはありません。
デイサービスや小規模多機能型事業所等においては、御利用者の家と施設(事業所)を行き来する送迎業務もあるため、なおのこと、3:1の比率になることはほぼあり得ません。
場合によっては、10人以上を、職員1人で見なければならないこともあります。
また、これはグレーゾーンの話になりますが……
介護職員の人数が足りず、事務仕事を行なっている施設管理者や、施設外で仕事を行うことが多い介護支援専門員(ケアマネージャー)を、
実際には介護の仕事を行っていなくても、
介護職員として出勤していることとし、無理やり3:1の比率に合わせている施設もあるのです。
場所によっては、ご飯を作っている調理員を介護職員としてカウントしている施設もあります。
これは、『グレーゾーン』です。
法律上、そういった職員を介護職員としてカウントすること自体はセーフですが、それらはあくまで、介護の現場に入っている前提ですので、
実際に介護現場に入っていない人間を、あたかも入っているかのように換算しているわけですから、厳密には、アウトです。
しかし事実として、そうしなければ施設が運営できない状況に陥っているのです。
介護職は人手が足らない!
とメディアで取り上げられていますが、それほど、人手が足りていません。
想像してみてください。
自分1人しか職員がいない時……
自分で立って歩くことのできない人がトイレに行きたいと希望し、
同時に、別の人からご飯はまだかと問いかけられ、
またある人からは家へ帰りたいと希望され、さらに……と。
これを、毎日、現場の介護職員は対応しているのです。
もし身近に介護士をされている方がいましたら、是非、お疲れ様の一言をお願いします。
そして、少しでも良いので、選挙へ行く時、報道で見かけた時、医療や介護のことを、頭に入れてみてください。
届け介護士の声。
介護職は、施設種別等によって多少の違いはありますが……基本的には、御利用者3人に対して、介護職員1名という決まりになっています。
御利用者が100人いる場合、介護職員は33.3人以上必要という計算になります。
しかし実際の現場においては、御利用者3人に対して職員が1名対応する、という状況はほとんどありません。
御利用者は部屋にいたり、お風呂に入っていたり、トイレにいたりと、バラバラに動いています。
100名と職員33.3名が同じ場所にいて、必ず3対1の割合にあることはありません。
デイサービスや小規模多機能型事業所等においては、御利用者の家と施設(事業所)を行き来する送迎業務もあるため、なおのこと、3:1の比率になることはほぼあり得ません。
場合によっては、10人以上を、職員1人で見なければならないこともあります。
また、これはグレーゾーンの話になりますが……
介護職員の人数が足りず、事務仕事を行なっている施設管理者や、施設外で仕事を行うことが多い介護支援専門員(ケアマネージャー)を、
実際には介護の仕事を行っていなくても、
介護職員として出勤していることとし、無理やり3:1の比率に合わせている施設もあるのです。
場所によっては、ご飯を作っている調理員を介護職員としてカウントしている施設もあります。
これは、『グレーゾーン』です。
法律上、そういった職員を介護職員としてカウントすること自体はセーフですが、それらはあくまで、介護の現場に入っている前提ですので、
実際に介護現場に入っていない人間を、あたかも入っているかのように換算しているわけですから、厳密には、アウトです。
しかし事実として、そうしなければ施設が運営できない状況に陥っているのです。
介護職は人手が足らない!
とメディアで取り上げられていますが、それほど、人手が足りていません。
想像してみてください。
自分1人しか職員がいない時……
自分で立って歩くことのできない人がトイレに行きたいと希望し、
同時に、別の人からご飯はまだかと問いかけられ、
またある人からは家へ帰りたいと希望され、さらに……と。
これを、毎日、現場の介護職員は対応しているのです。
もし身近に介護士をされている方がいましたら、是非、お疲れ様の一言をお願いします。
そして、少しでも良いので、選挙へ行く時、報道で見かけた時、医療や介護のことを、頭に入れてみてください。
届け介護士の声。