08.  トロゴ番外編 ハスナムとは?。

文字数 2,629文字

Hasnamuss(ハスナム)

*ベルゼ、第一の書、28章: アシアタ・シーマッシュ、その仕事の壊滅より。

In general, those independent individuals are called and defined by word ‘Hasnamus’ in whom, among what are called ‘Individual-implules,’ a certain ‘something’ arises, which participates in what is called the ‘completed formation’ of independent individualities in the common presences of three-brained beings both of the highest possible coating as well as of those who consist only of the planetary body alone.

一般的に、これらの独立した個人は「ハスナムス」と呼ばれ、定義される。
彼らにおいては、内側に立ち起こる「個人的な衝動」には、確かに、
「何かおかしげなもの」が生じてきている。「おかしなもの」が関与してくるのだ。
独立した個人として「完成されたフォーメーション」において。

これは普遍的な三脳生命体の存在として、以下のA)B)の両方においての話だ。

A)可能な限り高いケスジャンのコーテイングを果たしたもの
B)惑星体(物質/塵)のみで体が構成されているもの

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介入:

ハスナムも重要な概念なのだが、直接、単純明快に説明はされていない。
記述を読むことによる〈反響〉をもって何らかのイメージを探り育むしかない。

「確かに、おかしげなもの」とは何なのか?

過剰な、過剰に累積した、[自己意識]による苦しみのことではないだろうか...
否、はっきり言ってしまおう、「悪魔」と呼ぶべきものだ。よくて「業」。
エゴが呼んで招いて、虚空の彼方より現れ出でして、結合してその何かが生まれる。(削除要)

これは、何らかの極端な外形をとることを結果求め、
これによってバランスは辛うじて保たれる。
金髪にしたり、ローレックス持ったり、革命戦士たらんと思ったり、etc。
とにかく一級、もしくは特別と、見做されんが為の何か...。
そうしないと自分が保たれなくなる。
自意識の累積加重で...。

*ここは独善的な意見でしかありません。

コレ、A氏訳では、
「〈あるもの〉は、独立した個人性が[完全なる形式]を遂げるプロセスに
働きかけている、そういう独立した個人なのだ」となっている。

*とにかく、ここで問題なのは、
高度に発達した存在において、能力の高い人間においても、ハスナム的なるものがいること!。

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1) Every kind of depravity, conscious as well as unconscious
2)The feeling of self-satisfaction form leading others astray
3)The irresistible inclination to destroy the existence of other breathing creatures
4)The urge to become free from the necessity of actualizing the being-efforts demanded by Nature
5)The attempt by every kind of artificiality to conceal from others what in their opinion are one’s physical defects
6)The calm self-contentment in the use of what is not personally deserved
7)The starving to be not what one is.

ハスナム個人が持つ衝動の種類:

1)あらゆる種類の悪しき行いへの衝動。(意識的および無意識的に関わらず)

2)他人を惑わす(ミスリードする)ことに、満足感を覚える

3)他の(呼吸して有る)生物の存在自体を、破壊せずにはおられない

4)自然が要求する生存における努力(責任)を実現する必要性から解放されたい
  という衝動に駆り立てられる(生きてゆく上で[環境/社会/自然/世界]が
  自分に要求してくる[責任/義務]なるものから逃れたいといった強烈な衝動)

5)世間一般から見て、身体的な欠点と見なされそうな箇所が自分にあれば、
  これを衆目から隠そうとして、あらゆる作為的な[試み/努力]に走る。

6)個人的にふさわしくないものを敢えて使用することによって静かなる自己満足を覚える。

7)自己ならざるものに成らんとする飢餓。

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ここを読むことによって、かなりGが描かんとしていた「ハスナム」なる存在に関しての
イメージが湧いてくることになる。そして、恐ろしいほど動揺が持たれる(べきである)。
『これみんな知っている…』と。
周りで、新聞/テレビでよく聞く話。
また少なからず、自身においても身に覚えがあると。

A氏による概要説明:ハスナムとは、

『〈客観的良心〉という聖なる衝動を生み出すデータが未だ結晶化していない者たちをも含む
  三脳生生物の、すでに凝り固まってしまった身体』となっている。

よく分からない…

「えいや!」で自分がまとめると、OS(人格)のみで生きている人間がハスナム。

他者を思いやる情緒的領域が未発達のまま放置された/した。
これは外に向けての、あくまで強者ならんとして、人格の発達のみに傾きすぎたことの結果。
器(エゴ)に(無自覚に)支配されし。だがこのことは歪みを呼び起こす…。

今回の内容は一覧で済ませれるものではありません。


[意訳:byME]
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