29.  ヨベル書、第二章、ほぼすべて。

文字数 3,002文字

少し分かりやすいように原本を改訳。

先に個人的な説を一つ:

モデル・ケースなる概念がある。これはゆくゆくは世界に転写されるの雛形。

それが、あるべき姿であれば、なれば、の話ではあるのだけれどね。

これが世界に二つある。イスラエルと日本。

妄想です...。


Re: 小創世記


御前天使が語る…。

彼は最初の日、
第一日目に、上なる天、地、水、彼に仕えるすべての霊、御前の天使、清めの天使、日の霊の天使、風の霊の天使、暗闇と雪と雹と雲の霊の天使、音と雷鳴と稲妻の天使、寒さと暑さと冬と春と秋と夏の霊の天使、天と地と深淵にある彼の作品の全ての霊の天使、暗闇、光、暁および夕べの霊の天使、を理性でわきまえ、準備して創造された。

そのとき私たちは彼の作品を見て、彼を賛美し、その全ての作品の故に彼をほめたたえた。
彼は最初の日に七つの偉大な作品を作られた。
{1)天、2)地、3)水、4)神に仕える天使[御前、清めの天使]、5)自然現象を司る天使、6)季節を司る天使、7)光と闇の天使}

二日目に彼えは蒼穹を水の間に作られたが、その日、水は別れて半分は上にのぼり、
他の半分は蒼穹の下の地の表面に下った。二日目にはこの仕事しかされなかった。

三日目に水に言われた。
『地の全表面からひいて、一箇所に集まれ。そして、乾いた土地が現れよ。』
水は言われ通りりにして、地表からこの蒼穹の外側のある一点に退き、乾いた土地が姿を現した。その日彼は、全ての海を各々それが集まる場所に応じて、全ての河を各々の水が集まる場所に応じて、山中にまた平地に、全ての湖、全ての地の露、撒かれる種を各々の種に応じて、また全て芽を出すもの、実のなる木、森、エデンの園を創られ、三日目にこの四つの重要な作品を産み出された。

四日目には太陽と月と星を創り、地を照らすように蒼穹に据え、昼と夜を支配し、夜と昼、闇と光を区切るものとされた。主は太陽を地上における大いなる印として、日と週と月と祭日と年と七年期間とヨベル期間、及び一年のあらゆる季節の為に設けられた。それは光と闇を分かち、繁栄を助けるもので、すべて芽をふくものが地上で繁茂し成長する為にあるのである。
この三種のものを彼は四日目に作られた。*{太陽月と星}

五日目に水の淵に住む大魚を造られたが、これは彼の手で作られた肉のものとしては最初のものであった。また、水中を動く全てのもの、魚、飛びかける全ての鳥をその全ての種類にわたって創られた。太陽は、繁殖を助けるためにこれらの上に、また地上にある全てのものの上、地から芽を出す全てのものの上、実をならせるすべての木の上、全ての肉なるものの上に昇った。この三種のものを彼は五日目に創られた。

六日目には地のすべての獣と全ての家畜、及び地上を動く全てのものを創られた。これら全てのことののち、彼は、一人の人間を創られたが、これを男子と女子としてつくり、地上と海中にある全てのもの、全ての飛びかけるもの、全ての獣と家畜、地上を動く全てのもの、及び全地を支配させられた。この4種類のものを彼は六日目に創られた。合計二十二種になった。

彼は、六日目に一切を完成された---
天と地と海と淵と光と闇と、全てのものの中にある一切を。

主は我々が六日間仕事をして七日目には一切の仕事を休むように、大きな目印として安息日を我々に授けられた。全ての御前の天使と全ての清めの天使、この重要な二種類、その我々に
彼は、天地において彼と共に安息日を守るように言われた。彼は我々に言われた。


『見よ、わたしは沢山の民族の中から一つだけ自分のためにわかちだそう。彼らにも安息日を守らせよう。わたしは彼らを聖別してわたしの民とし、これを祝福しよう。わたしが安息日を聖別し、彼らを聖別したように、同様にわたしは彼らを祝福し、彼らはわたしの民となり、私は彼らの神となろう。私はこれに安息日を教え、その日には一切の仕事を休んで安息日を守らせるようにしよう。』

彼は印を設けられたが、それに応じて彼らも七日目には我々と共に安息日を守り、食い飲みし、彼が全ての民族の中から自分のものとされた民を祝福し、聖別されたように、万物を創造された方を祝福し、我々と共に彼らも安息日を守ることができるのである。彼は自分の戒めを、絶えず自分の嘉する優れた香りとして自分のところに登ってくるようにされた。

アダムからヤコブまでの人類の頭は二十二あり、七日目までに二十二種の作品が出来上がた。
*{22は何らかの基礎数のサイン。ヘブライのアルファベットは22文字}
後者は祝福されており、かつ清く、前者も祝福されており、かつ清く、両々相まって浄めと
祝福に至る。
[略]
彼は、天地、及び創造された全てのものを六日間で創造された。主は聖なる祭りの日を全ての
被造物に授けられた。故に、これに関して、全てその日にどんな仕事であれしたものは死刑に
処すべし、また、これを汚したものも死刑に処すべし、と命じられた。
[略]
これは最も清い日であるから。
[略]
これは聖なる日であり、祝福された日であるから。
[略]
それはヨベル期間のどのヨベルよりも神聖にして、祝福されているからである。

その日に地上にある全ての肉なるものに安息をとるべきことが示される前には、我々はこの日を天上で安息日としていた。万物の創造主は祝福はされたが、全ての民族、国民を聖別してその日に安息日を守らせることはされなかった。ただ一人イスラエルだけは別で、これだけにその日地上で飲み食いし安息を取ることを許された。この日を創始された万物の創造者は、これを他のどの日にも優って祝福と清めと賛美のために祝福された。この律法と証言は将来に渡る律法としてイスラエルの子らに授けられた。


〈了〉



雛形と言ったとて、特に優れた民族である訳でもない。
人間はグループとなって初めてその存在性質が明らかとなり機能しだす。
その最小ユニットの中から特に一つ、選別されたまで。

人類の代表と呼ぶのも一つ。
それの歴史の結果が、他に転写/伝播/影響される。後追いで同じことになる。
悪い結果もあり得る。

そのグループが100人いれば、その7〜8割は、確実に、ボンクラ。
そうであってくれるがお陰で、残りが真剣に奮闘できる環境に仕上がる。
なので、ある意味、これで、『一』と呼ぶのが相応しい...。


Re: 安息日

この意味も考察の対象とされるべきです。何故聖別されるのか?
頼りとされるのはエニアグラムのオクターブ理論しかありません。
プロセスの完了が新たなるオクターブの始まりとなる次なるドと重なっているポイント。
これが安息日なのではないか…。

シではなくて何故次のドなのか?
未来が現在に関与してくるポイントがあったり、ダブル部分(シとド)があったりで、
一筋縄では理解には至れない。

何より実体験を基に参考に考察されなければならない。
為すという課題をいくつも達成することによって...。
小さなことから、大きなことまで。

まあ、そんなことは置いといて、
聖別されるべき、特別な状況があることだけ忘れないで頂ければと思います。
凄くくどくどしく語られているでしょ。


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