おまけ 主人公二人について クレスとレイ

文字数 641文字

クレス・クレウリー


※あとでイラストはカラーに差し替えるかもです。

クレスは道に迷う十代の人間を書いてみたかった。
どっちへ行ってもいきづまり。
何をやってもダメ。
でも、周りが悪いわけでも、クレス自身が特別悪いわけでもないと私は思う。
あの設定上、人間の心情的に無理もない精神状態だと思う。
クレスは十七歳です。レイいわく、「十七歳で世界は背負えない」は当たり前のことで。
そんな彼がレイの力をかりて(レイの存在に励まされて)、十七歳で彼が出した決断は、けっこう私は偉いと思う。
レイに逢う前までは、かなり荒れていて、いいところのおぼっちゃまらしくないですが、そういう度胸も世界を背負うには必要かなと思ったりします。

夏主 レイファルナス


女性のように美しい彼ですが、人間では無いので厳密には男でもないんです。
彼はクレスに対してとても優しい存在であってほしくて、そういう設定で書きました。
クレスは彼を尊敬しつつも、レイの弱さ(人に先立たれる哀しみを背負っている事)に共感し、自分で気が付かずにレイのこころを救っています。
レイにはむかし人間の恋人タリアという女性がいて、その人と死に別れています。
タリアの気性をクレスにみたレイは、クレスに興味を覚えるうちに、こころも救ってくれるクレスの存在がとても大事になって行く。

恋愛って、お互い様だと思うんですよ。
お互いに相手の魅力に惹かれて、お互いのこころを思いやる。

クレスの一方通行の愛でも、レイの一方通行の愛でもない。
お互いが惹かれ合っていく。

そんな二人です。

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登場人物紹介

クレス・クレウリー


この世界の最重要職である大神官の息子であり跡取り。

しかし、彼はあまりに重い自分の運命に向き合えずにいる。

レイ


クレスが季節の浮島をめぐる旅の途中で知り合った、とても美しい青年。

基本的に穏やかで、笛が得意。とても中性的な人物。

クレスよりも頭一つ分背が高い。

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