第08話   Cocoon 繭 1。

文字数 940文字

Re: ある譬え話。





繭は、「俺」「わたし」としての枠。
セルフ・イメージ(自己意識)が立ち上がるためのフィールド。
人格でありエゴでもある。

そんでもって中身が
繭を破って、再誕生することが現世における課題。
当然にこれも成長する。できる。

でも、多くは、微睡みのまんま、夢見のままに死んじゃう。
それですべては終了。

死後には、中身はナンカにほじくり出されて剥き身のままに喰われてしまう。





格子状のものがマトリックス。あるよなないような区分。
現世に染まればこれは明確にして確実なる、強固にして頑迷なるものとなる(汗)。
アイデンティティなるものの醸造フィールドかな?。

核たる魂を覆っているものが霊糸。
マトリックスは精神寄生体

あり、エネルギーを人間から吸い盗っている。
その行き先はいろいろ。

たまたま結晶した思念体がその折角獲得した存在を延命するべく根を深くはってる。
虚霊と自分は呼ぶ。何のことはないレギオンのことだ。
とどのつまりは、何を養い育ててるんやッ!囲てんのやッ!ってな話しー。




最初からの選別品もある。





前世で頑張った魂たち。これらは特別枠に入れられる。
でも、だからって条件も状況も他と変わらんのだけどね。
いや、返って厳しい環境が用意される。




〈続く〉






つけたり:

改めて、あの神道系の説話もあげとく。
多分これが自分にとって出会いとしては最初になる。

分け御霊なるものを各個人はいただいている。
これはのようなのようなものに例えられる。

生存中はこれの発芽に努力するよう求められている。
その実際は懸命に生きることであるらしい。
お天道様に恥じない形で。

そして…やがてに…死んでから…冥府に落ちて、魔王の吟味に遭う。
なんと、この実の中身は、彼らにとっての[好物/獲物/食い物]なのだ。
ほんと、すべからくよくできている。

でっ、発芽したものは苦くて不味くて喰へないらしい。
なので魔王は発芽していない魂だけを好んで喰らう。
たいへん美味なのだそうだ…。





何となく分かるような気がする。
何かの真実がこの話しにはあるように思う。
この魔王とは月のことなのだろうか?…。


金井 南龍なる方の対談本でこの説話には出会った。
確か出だしの方にあった話し。
他の内容はチンプンカンプンでかつついていけないものだったが。








ご参考まで。









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