第23話 N.49 、マインドが原因。その③。

文字数 8,296文字

Q: Science explains a lot.

科学は、多くのことをを説明してくれます。


M:
Science deals with names and shapes, quantities and qualities, patterns and laws;
it is all right in its own place. But life is to be lived; there is no time for analysis.
The response must be instantaneous -- hence the importance of the spontaneous,
the timeless. It is in the unknown that we live and move. the known is the past.

科学は、そのものの名前と形相、量と質、活動パターン、そして、そこに起こる変化を
観察することに伴って抽出される法則を扱うものだ。それは、その物自体が観察される
限定範囲内においての話とするならば問題はない。

しかしだ、人生は生きることだ:分析などしている時間的な余裕などない。
応答は即時即応でなければならない。-- したがって「自己創発」なるものにおける
重要なポイントは、それが

であるという事実なのだ。

私たちが生き、そして動くということは、「不可知」としての事柄の範疇にある。
知られたることは、もう既に過去のことで、今には何の関わりも持ってはいない。

*時の観念は不要。邪魔。
 ただ「生きた今」の連続しかないので、意識の俎上に要らぬ想念を登らせてる余地はない。
 あれやこれや、ぐじぐじ考えを混ぜ込んでいる暇はないよーって。
 余計な夾雑物としての雑念を抱えちゃダメよって。静かなる落ち着いた集中をもって!、
 何の引っ掛かりもなく流れる河の水のようにただアレって。(合掌)

Q:
I can take my stand on what I feel I am.
I am an individual, a person among persons.
Some people are integrated and harmonised, and some are not.
Some live effortlessly, respond spontaneously to every situation correctly,
doing full justice to the need of the moment,
while others fumble, err and generally make a nuisance of themselves.
The harmonised people may be called natural, ruled by law,
while the disintegrated are chaotic and subject to accidents.

私には、”私” があります。(I am) 。私を、はっきりと

を意識できています。
私は個人として生きており、大勢いる人間の中の一人です。

統合されて世界と調和して生きている人がいれば、そうでない人もいます。

なんの苦労もせずに生活しているヒト。またあらゆる状況において、その場に相応しく、
自己創発的に/主体的に行動するヒトがいる。彼は、その瞬間、状況において、必要とされ
求められる正解を完璧に行う…。(そんなヒトに私はなりたい…だったらばなー:崇)

他の人の場合、下手を打つ、対応を間違う、そして一般的には、
自分自身をうんざりさせる結果を招くことしかしない…。

調和して生きている人々は、自然であると言えるでしょう。
遵法精神において暮らさねばなりませんが。

併しながら、統合されて

人々は、無秩序で混沌としており、
偶然からの災難を免れることはできまません。


*マハラジが使う “ IAM “ を「自分をしっかり意識する」の通常の意味で
 質問者は理解している。自己意識の強度として使っている。

*この質問者は、過去の人生の窮地において、自分が間違った選択/対応をしたと思い込んで
 いる。ダメージを引き摺っている。結果、彼自身プライド/理想が高いにも関わらず、
 自分を愚かな人間だと思ってて嫌ってる。そりゃ〜くるしいわ。

*前半は、彼の理想としてのあり方で、
 後半は実際の彼の自己に対しての思いを陳述している。

*このヒトお喋りだわ…。
 そんで、何を、訳のわからんことを言ってるのか!?と、思ってしまう…。


M:
The very idea of chaos presupposes the sense of the orderly, the organic, the inter-related.
Chaos and cosmos: are they not two aspects of the same state?

カオス(混沌)という考えそのものが、先ず、秩序あるものという感覚/印象、
有機化合物の様子、相互に関係しあった、などのコンセプトを前提としている。

カオス、そしてコスモスという考え自体:
同じ状態に関しての、二つの見方でしかないのではないだろうか?…。



〈大型

介入〉


『カオス、そしてコスモスという考え自体:
 同じ状態に関しての、二つの見方でしかないのではないだろうか?』

*ここ重要。ここがあるからこそ、今回この章、N.49 を取り上げた。

 二元論自体が間違った、稚拙な、単純に過ぎる区分け/とらまえ方なのー。
 善悪、理想現実、生死、緩急、秩序混沌、清浄汚穢、保守革新、金持ち貧乏…。

*なぜか、

御託を語るぜー。「皆の衆、退避じゃ〜!」

 先ずあるのは”

”なのー。←" Emanation "

 『万物(霊魂、物質)は、無限の存在(善のイデア)である「一者」(ト・ヘン)から
  流出したヌース(理性)の働きによるものである』。(プロティノスさんによる流出説)

 これには、川なんだから、源たるものと、フローとしての向け先があるのー。
 源泉たるものに向けての

ってのがあって〜、
 そこへと向かうべきとしての衝動が生物にはなぜかあるのー。

 でも、これは

を受けることを意味しー、それを乗り越えることによってしか、
 先へは進めない、川上へとは向かえない、源には至れないのー!。

*羅針盤となるのは魂としての選択。
 でもこれないので、良心としての、センスとしての選択となる。
 みんなハイソとか高級なっとか上級のっとかには惹かれるようになってるでしょー。

*この位置にて、”

”について語っておこう。
 要旨のみを語るならば、これは根本的には


 その実際は、本質は、

をやるものなのー。

 そうしてこそ、対価たるもの(お足)は支払われる。仕事とはそういうものー。
 楽して稼ごうったってー、そんなことは土台無理な話しなのー。

 さて、ここで、言添えておかねばならないことは、

ってことー。
 この辛さを乗り越えるには

となる。

  一つは、奉仕の精神、つまりは誰かの為、誰かへの愛の思いによって。
  二つ目は、自尊心、つまりはプライドの力を借りてー。

 初心者においては、どちらか一方に傾きやすくなるのだけれど、これはだめ。
 ロクな結果、ヤバイ人間にしかならないから…。
 上級者たれば、この二つが、

必要であることが意識されている。

 繰り返しておく。
 辛い仕事を

行うためには、自力だけでは絶対に()たないのー。
 外部からの、なんらかのエクスト・ラエネルギーの流入が絶対に必要となる!。

 短期の労働と長期の労働には、その実りとしての報酬としては、
 あまりにも大きな開きがあるのだが、そのことはここでは触れずにおこう。
 とにかく必要なのは、大事なのは、

奮闘努力。

 上級者になってくるともうこれは、”愛” において、”愛” によってでしかなくなるー。
 彼ならば

持ち得るの理解ってものもあるわけさ。
 しかしもう、その愛の対象たるものは、彼の身内、家族であったり、社員仲間であったり、
 個別の、スナックの何々ちゃんであったりの具体的なものではなくなってるー。
 自分の会社、その社員みんな、その家族のみんなの為にーは(のっこ)るかな〜…?。

 人類すべてを総括したもの、いや周りにいて、ご縁のある身近な人々、その全員総体
 に向けてになっちゃっている。もうあまり誰それとか、具体的な誰かの為なんてことは
 意識してはいないだろうけどね。これが一番強力なのだ。自然なのだ。
 彼らならば、不可能を可能に変えることもできるであろう。
 何故か疲れ知らずとなっているから!。

 そうして、既に、不本意にて、あまり意識することもなく、上流の源に向かって、
 知らず知らずの内に登ってゆく、遡ってゆく、源泉へと向かって行ってる…。

*閑話休題、「二元論のフレームは対立だ!」。

 でも上で表したように、その実体は、
 

なものー!。
 あらゆる、すべての

、このモデルへと還元できるーーー。

 さて、上流と下流において、対立たるものがあり得るだろうか?。「 ねえよ!」。
 だから二項対立だとか、二元論だとか、小難しい話は、根本から間違っているのーーー。
 問題のすべては、全体像としてのこの流れのモデルを皆頭に持っていないことにあるー。

*ここで先の話しで抜けたことを語っとかねばならない。

 フローがあるということは、受け身でその中に居れば、自然と

へと流されて
 しまうってこと!。こりゃ〜楽ちん、楽しいわ〜い!。シンドくないし、気持ちいいー。
 「どんぶらこっこ、どんぶらこっこ…」「どんぶらこーどんぶらこー…」ってー。

 当然、大方はこっちになびいてしまうさ。それが別段、特に悪いってこだとは決して
 言わない。だが、しかしだ、この流れに添って、流れのままに下ってゆくってことは、
 源泉たるやら本源たるものから遠ざかることを意味するのは間違いのないことであろう。

 本当に生命として目指すべき目標たるものを見失うことを意味する。
 その距離が広がれば広がるほど、どんどん霊性としてのセンスは無用として失われてゆき、
 代わって生物としての物質性への固着がましてゆくばかりとなる…。

*「だから〜」(稲田)、どこにも対立なんかあれへんねん。
 選択されて〜、志向がされて〜、奮闘努力が長期でなされたものと、何となしに〜、
 生きてきただけのものとの間にー、大きな距離感みたいなものが自然とできてしまいよる
 ねんってだけの話しー。不思議なのがさ〜、上位は自らへり下り、下位に仕えること、
 奉仕することが自然な、そしてそれがあったり前なことになってしまうってことー。
 多分、菩提心がアクティベイトされて稼働しだすんじゃないかな?。
 魚であれば、なんか肉付きとか泳ぎにおける動きの精悍さが違うー とか、
 これはなんか目濁ってるしー脂しか付いてないーみたいなもんかな?。
 以前には、けったいな回転するロールケーキの話で同内容に関して例えをしたぜ…。

*まだまだ続くぜー。

 ここにおいて、時間たるものの作用が絡んできてしまうんだぜー。
 時間の正体ってのは、よくは分からんもんなんだぜー。

 時ってのは、連続性において、変化はどのように起こっていったのか?。
 これを確認する、マークする為の、必要な認識のターブルになる?!。
 結果、時の流れってもんは、時間ってものは、「あるよなー」に、
 絶対この観念は「いるよなー」に至りつく。

 しかし、本質的には、こいつは錯覚なのではないのか?。
 マーヤによる幻術に過ぎないものではないのだろうか?。
 存在においては ”今” しかないはずなのにー!…。

*多分これは、マインドにとってのみ、客観的に/物理的に、
 存在しているってせざる得ないもの。マインドなくせば、不在となるはずのもの。

*マインドは然るべく備えられた機能で、これが悪者って訳では決してない。
 サブとして機能してくれてる限りにおいては○。これが身の程弁えず、
 メイン((あるじ))に成り代ろうとした時点で×。エラー。
 マインドにはマインドとしての高度化、高次化、ヴァージョンアップはあり得るし、
 また必要でもある。だから混乱期なのかもね。今は…。なっがーーー。

 だからー(稲田)、ヒトがあるべきを達成しておかないとー、AI による反乱も当然
 実際に起こってくるであろう。現実に、そこに人知れずに起こっている本質的なる問題を
 気付かせるためにー、その現実を模倣して(例えとして)世界は綾織されて実現化されて
 くる面もあるのだから。ブラックバス、外来種の繁殖は何に関して反映を警告を発して
 していたか?いるのかー?の話しだ。

*この時間ってものを、意識した時点で、これからの作用が、影響が始まる…。
 トレンド/傾向性なるものの付与の現象が起こってくる。これは先の、過去の行為が
 パターンとして今に持ち込まれてきてしまうこと。一旦体験せられた志向/選択は、
 

、再体験を目的として繰り返され、そして
 習慣として根付いてしまう。もうなまなかには、そのことからは抜け出せなく/逸脱する
 ことは難しくなる。

 今今今の連続は、その長さ/回数を増すに従い、この傾向性を強化することとなる。
 とうとう

(勢い)としての新たなる形態を獲得し、
 スケールアップが成される。

 ここイメージを言葉で表すのが難しい…。

 つまりは、時の観念が当たり前、時間を意識するようになってから、
 過去が今に影響を及ぼすことが始まった。マインドにおける記憶の再利用、
 それも過度な偏重としての依存が始まったことによって。

 そんで、軽い

程度たっだものに勢いが付いてしまい、
 抜け出すことのできない、抗うことのできない程の、強力なトレンド/ドライブ/自動性と
 なってしまった?。これは不在の怪物みたいなものなのだ。

 終局、”渦”たるものが形成される。これはそこら(じゅう)の、近場にあるものたちを
 巻き込んで、取り込んで、染めあげて、その勢力をさらに増してゆく。
 巨大な台風みたいなもの。これも二種類の渦の誕生が定めだ…。





*まばらな、細かなベクトルの矢印がどんどんペタペタ貼られていって、
 その数が増すに従い、背景に大きな渦巻の絵が

現れてくるみたいな…。
 そして、これがやがてに、とうとう、独自に稼働を始めてしまう…。
 それはまるで、独立した存在、生き物かのようにして…。

 キーワードは、”勢い” もしくは ”モメンタム”。
 これはいい意味でも悪い意味でも、

影響力を世界に向けて、
 丸ごとに振る舞ってしまうもの…。虚霊。大妖怪。台風がいい例え。

*総括として、利用できるものがあるとするならば、ピストン運動みたいなものを
 イメージするのがいいかも。吸気/圧縮/燃焼/解放の一連のプロセスを含めて一つ
 として考える。圧縮があってこそ、爆発は最大効率にて起こり得る。
 ここに対立概念を持ち込むのは阿保のすることよって。
 これってー、エンジの動力発生の仕組みの話しだよねー。
 吸気は外部からの何かの取り込みねー。
 なんでこの話したか分かるよねー?!。これしかないっのーってな話し。
 
*スゥイング・バイ。
 二種の影響間における相互作用については、また何処かで何かでやるつもり。


***以上ここに書いたものは、すべて、

だからねー!!!。




Q: But you seem to say that all is chaos, accidental, unpredictable.

ちょっと待ってください!。あなたがおっしゃっていることは、みな…すべては混沌とした
もので、偶然性に支配されていて、予測などまったくつかないものだ、みたいに私には聞こ
えるのですがっ!


M:
Yes, in the sense that not all the laws of being are known and not all events are predictable.
The more you are able to understand, the more the universe becomes satisfactory, emotionally and mentally. Reality is good and beautiful;

we create the chaos.



そう。人類は宇宙に存在している全ての法則を理解したわけでもなく、起こってくることの
すべてが予測可能な訳でもない。この事実においては、まさにそうゆうことなのだ。

あなたの理解が深まれば深まる程に、世界は、この宇宙は、より満足がゆくもの、
親愛なるもの、信頼のおけるものへと変わってゆく。

現実なるものは、善きもの、美しいものでしかない。

混沌たるの概念は、私たち人類が創造したものなのだ。



〈続〉




おまけ:

チョピっとお遊び…。

マハラジの最後のラインに、ナウシカのとあるシーンを重ねてみたい。





ちょっと、セリフの変更をさせていただきます…。

「それは創造主たる方が決められること」

「生きている宇宙が持つ総体としての複雑性、その深淵より生まれた」

「お前は、

に偏りを、理解を、持ち過ぎている。
 結果、人類が独自に獲得した知性を、否定するだけの危険な存在となった。
 生き延びることこそが、生命にとっての唯一の光明なのだ!!。」

「ちがう。たとえ、いのちにとって滅びのときが訪れようとも、
 なおも心には愛が、行うべきことを指し示す、唯一の燈として光り輝くのだ!!」


*もう一段変えると、下げると、:

 「金銭の授受こそが、そにおける利益の拡大こそが、唯一の生存の基盤なのだ!!」。

  生存の基盤たるものをどうするか?。これが最大の難問。
  労働の対価たるものは、公平厳正に、支払われねばならない。
  ヒトにはできんことだろね…。当然にAI(オーマ)でも無理。

 『ヒトは、ただパンだけに生きるにあらず』
 『神の口より語られる一つ一つの言葉、そのすべてをもって生くるのだ』。

  これが、やはり、最終的な回答になるのだろう…。



あとがき:

今回の

では、なんか

構想が混ざり込んできてしまってます。
分かってたけど、気にしないで試し書きとして取り組んでしまいました。
だめ?。


再見!





ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み