第35話  N.45 、去来するものに実在はない。①。  

文字数 12,373文字

Mの講話を一つ

挟みます。
それも、峻厳にして巨峰にも等しいってやつを!。
これは、あえて無理してでも越えていただきたきものなのですー。

とりあえず先に原文を公開してしまいます。
翻訳は、近日中に掲載しま〜〜〜すすす(汗)。

おっと、この機会に言うとこ…。
別段、翻訳はやりたくってやってる訳ではありませ〜んんん…。
既訳を載せるのは、越権行為になるのでしょうがなくやってるまでー。

You see !?』 ←  " All right ! " (いと知らネッス)って返してねーw。


Re:No.45. What Comes and Goes has no Being

/

するもんには、
 意外とそれらに「実在」は、

のやで〜の巻』


*現時点ならば、”コロナ禍”に関わるすべての言説が例題になるー。


Questioner:
I have come to be with you, rather than to listen.
Little can be said in words, much more can be conveyed in silence.

私は、あなたの話を聞きにきたというより、
あなたと共に(時間を)過ごしたい思いで(ここに)来ました。

言葉では僅かでしかなりません。
沈黙の中においての方が、
より多く、学びが叶っているよう覚えるのです。

Maharaj:
First words, then silence.
One must be ripe for silence.

先ずは言葉。話しを聞くことから(ダイアローグ)。
それから、沈黙においてが教えの舞台となる。
ヒトは、真の静寂たるに至りつく為には、

しなければならない。

*ここでの Silence は無念夢想で口は閉じられ、マインドは静まりかえった状態のこと。
 然れど意識は明晰なままで健全に保たれてある。私はただ在るのみ…。

*それが出来る様になる為には、沢山の人生経験を経なければ至れないよって。
 世界に関しての/また自己に関しての、観察/確認/理解、それらの自己確認における
 印象を/記憶を十分手に入れる/蓄積することによって、
 やっと、自然と" 成熟(ripe) "する。

*誰かがこの状態を獲得していた場合、彼とシンクロすることによって、他の一人が彼と
 同じ状態に至ることができる。先もって、ヒトが至り得る境地を、実際に体験(知る)する
 ことができる。でも、それは一時だけの話しにしかならない。当然に「彼」あっての事態で
 しかない。この質問者は、それを求めてここにやってきてる。生きてるドラッグ感覚か?。


Q: Can I live in silence?

私は、独り、沈黙の中に住まいすることは可能でしょうか?。

M:
Unselfish work leads to silence,
for when you work selflessly,
you don't need to ask for help.

非利己的な動機で、なんらかの仕事に努めるということは、沈黙へと至る道筋となる。
何故なら利他的に働くということは、あなたは如何なる助けも(外部に)求める必要が
ないからだ。

*営利目的ではなく、何らかの、自分にしかできない、自分だけの仕事にひたすら
 はげむ。決定的に稀な恵まれた身分となる。だからこそ、今いるのは
 「第二の河の中なのだ」と自分は思ってる…。

*「自分の労苦にはそれ相当のリターンがあって然るべきだ」と誰しもが考える。
 この自分への報酬に対する値踏みの高さ/思惑/執着が、その労働のあり方を甚だしく
 規定/制限してしまう。自分への評価が高すぎるが故に、すべての出力は、ケチ臭い、
 いたらぬばかりのものとなってしまう。原価に対しての利益を考えるのが絶対原則だしね。
 本当のところは「アハハハハ…」でしかない。そこんところは神に/自然に委ねられたら
 いいんだけどね…。
 
Indifferent to results,
you are willing to work with the most inadequate means.

その行為の、結果そのものには、無関心/無頓着でいられることだろう…

あなたは、その行為が、如何に社会的に[不適切/不適合/不合理]であったとしても、
また準備において、それがことをなすには不十分だと感じていたとしても、そんなことには
拘らず、むしろ勇んで、喜んで、持てる精力のすべてを、ことの達成に向けて注ぐ…。



 お〜いおいおい…

You do not care to be much gifted and well equipped.

あなたは「自分は才能に恵まれているか?」とか、
「ことの準備は整っているか?」などまったく気にもしない。

Nor do you ask for recognition and assistance.

同じくあなたは、世間からの[認知/承認/感謝]、
そして[手助け/サポート等]も求めることもない。

You just do what needs be done,
leaving success and failure to the unknown.

あなたは、あなたが、「為されれるべきだ」と思うことを、ただひたすら行うまで…。
ことの成功や失敗やらの結果に関しては、何処ぞの誰ぞやらに投げ渡されてしまってて、
ただそれまで(無関心/無関与)となるまでのこと…。

For everything is caused by innumerable factors,
of which your personal endeavour is but one.

すべては、数え切れない因果の連鎖によって成り立っている。
あなたの個人的な労力も、その輪の内の、一つに過ぎない。

*ごっつい戒め。「マッハー!ごっつぁんです。

Yet such is the magic of man's mind and heart
that the most improbable happens
when human will and love pull together.

然れど、これこそが『ヒトのマインドとハートによる魔法の実演』まさにそのものなのだ。
ヒトの意思力と愛の力が共同して働くとき、最も起こりそうもなかったことが実現化される。


〈続く〉

解説:
いや〜廊下だよ。廊下。渡り廊下だよ〜。疲れるのよ。ちょっと精出しただけで。
ちなみに、昨日買ったよ。日常。9巻まで。大人買いだよ。ブックオフで。
読むよー、今日。買い物行って帰って来たらー…。(ゆっこファン)

*再開。結局読まず。こっちを優先。


Q: What is wrong with asking for help when the work is worthy?

その仕事には絶対に価値あるとみなされた場合、外部に援助を求めることのどこに
不都合があるというのですか?。(出資者を募るみたいなもんかね?)

M:
Where is the need of asking? It merely shows weakness and anxiety.
Work on, and the universe will work with you.

何処に、何の、助けを求める必要があるというのだね?。
(もしあなたがそう言った願望を抱くとするならば、)
それは単に、あなたの弱さと不安を表しているに過ぎない。

やり続けなさい…。

そうしていれば、(やがてには)宇宙そのものが、あなたと共に働くことになる。

After all the very idea of doing the right thing comes to you from the unknown.
Leave it to the unknown as far as the results go,
just go through the necessary movements.

結局のところ、すべてのあなたが思うところの…
「やるべきことだ/必要なことだ/妥当なることだ」は、あなたにとって、
[知られざる/知ることの叶わない/まったくもって不明なる世界]


インスピレーション(作用)に基づいている。

ことの結果の如何に関しては、
その

に投げ渡してしまいなさい。

ただ、あなたが、必要と思うところの達成に向けてに

尽力してなさい。

You are merely one of the links in the long chain of causation.
Fundamentally, all happens in the mind only.

因果の鎖は、長く複雑に絡んだようにしてなっている。
あなたは、それの単なる輪の一つに過ぎない。
結束の、接続の、一点でしかない…。

根本的には、すべては、ただマインド内の出来事として

起こる。

*マインドの中だけでのことで、現実においては何も変化はない?。
*意識的な願望、それを練るべくの奮闘/努力によって、
 すべては現実の中に顕れてくる?。
*単純な文章なので言われていることの意味がよう分からん。

When you work for something whole-heartedly and steadily,
it happens, for it is the function of the mind to make things happen.
In reality nothing is lacking and nothing is needed,
all work is on the surface only.
In the depths there is perfect peace.

あなたが、何かの/誰かの為に、心ふるわせて、精魂込めて働くならば、
そして[着実に/堅実に/持続をもって長期で]働くのならば、
やがてに、

は、起こる…。

『変化を(現実の中に)引き起こす』

なのだ…。

本当のところ、現実においては、何も、


すべての労働は、ただ表面的なことがらに関してでしかない。

(現実の)その深みにおいては、完全なる平安が、
(いつも/最初から/永遠に)横たわっているのだ…。

*つまりは、それさえも、ドタバタと”余計な”ことをやってるに過ぎないのか…。
 余興なんだろね。双方においての。神は笑ってくれるだろうか?。頑張る。

All your problems arise because
you have defined and therefore limited yourself.

あなたにとっての、すべての問題は、
あなたが、何かに関して、
定義/意味付け(好嫌/正邪/優劣/敵味方)をしたことに端を発している。

あなたは、自分自身に(そのことによって)制約をかけてしまったのだ…。

When you do not think yourself to be this or that, all conflict ceases.
Any attempt to do something about your problems is bound to fail,
for what is caused by desire can be undone only in freedom from desire.

あなたが、自分自身に関して「あんなのや、こんなのであるべきだ」などと考えなければ、
「better, more great, superior, smarter, more rich, cuter … 」
すべての対立/葛藤はなくなる。

抱えている苦しみを解消する為に、あなたがする如何なる行いも、
間違いなく失敗に/失望に終わることになるだろう…。

何らかの欲望/執着が原因となって起こってしまったことならば、
それを[治める/沈める/無かったことにする]為には、
(原因となった)それら欲望/執着から自由になることをもってでしかあるまい。

You have enclosed yourself in time and space,
squeezed yourself into the span of a lifetime
and the volume of a body
and thus created the innumerable conflicts of life and death,
pleasure and pain, hope and fear.

あなたは、自分自身を、時間と空間の(思い込み)中に、押し込めてしまったのだ。
あなたは、自身を、”自分の一生”と呼ばれる期間の中に、
そして、その肉体の(かさ)の中に、押し込み、そして閉じ込めてしまった。

そして、このことによって、生存と死滅に関する、数え切れないほど
の[対立/衝突/喧嘩/論争/戦争]が引き起こされることとなった。

快楽と苦痛、希望と恐怖、満足と渇望…。

You cannot be rid of problems without abandoning illusions.

あなたは、あなたが、今持っている/囚われている幻想を手放さない限り、
諸所の、あなたが抱える問題から遁れうる術はない。

*無理なことを言っているような…。
*マハラジは自力だったのかも知れないが、やはり神の助けがなければ無理な話しだろう。
*ボクはもう二度とコンテストへの応募はしません。

〈今日はここまで〉


脱線:

真火星に登場するプルートには、マグネター化のネタも考えている。
でもこの星に関しての解説を読んでも物理嫌いなもんだから何にも頭に入ってこない(汗)。
素粒子加速器(サイクロトロン)も、えらいややこしい軌道制御をイメージしてて、
理論的な解説を文章で組むのに完全に

してる。立体無限多層軌道…。

誰かに、ハードの描写に関しての記述は、依頼したいなーって思いで一杯なのよー。
でもあかんって。自力のみで何とかしなさいって、

が言うのよ…。
こんなところが停止の本当の理由かな。

それと今の舞台の位置がさ〜、現実において、異臭騒ぎでなんかヤバイじゃん。
書いた内容が本当になったらメチャやばす。こんな杞憂もあって停止してますー。

ではまたー。

*再開。


Q: A person is naturally limited.

人間は個人として、元来、限定されています。

M:
There is no such thing as a person.

その個人というものが”無い”と言っているのだ。

There are only restrictions and limitations.
The sum total of these defines the person.
You think you know yourself when you know what you are.

そこにあるのは制限と限定だけだ。

私とは「あれだ/これだ」、
つまりは(世間にて認められ流通している社会コードに基づいた)
[意味付与/定義付け/輪郭誂え]、その総計こそが個人なのだ。

あなたは、あなたが、何であるか(社会的なステイタス)を把握できるときに、
自身についてを承知していると考える。

*現在の自分なんかの場合は「孤独なシト」しかあれへん。
 いや… 永遠の「いかれポンチ」か?。
 母ちゃんはピーター○ンって、よく呼んでたな…。宇宙人みたいやとも…。www。

But you never know who you are.
The person merely appears to be,
like the space within the pot
appears to have the shape and volume and smell of the pot.

しかしだ、あなたは、かって、これまで、一度たりとて、
あなたが

/

、知り得たことはないのだ。
個人とは、現れるべくして存在しているものでしかない。

例えて言うならば、ポットの中の空間のようなもの。
その形のままに、その容積のままに、
そしてポットの持つ匂いに染まって、現れてくる…。

See that you are not what you believe yourself to be.
Fight with all the strength at your disposal against
the idea that you are nameable and describable.

理解しなきゃいけないのは、
あなたは、あなたが、自身に関して信じているところの「あなた」ではないということ。

全力を尽くして、己が選択において、戦いなさい。
あなたに関してを、名付けることができる、言葉によって記述できるといった



You are not.
あなたは存在しない。

*この”

”は観念としての私、人格(エゴ)のことだろね。
 マインドにおいて形成されるアイデンティティー。

Refuse to think of yourself in terms of this or that.
There is no other way out of misery,
which you have created for yourself through blind acceptance without investigation.

私って「ああだ/こうだ」。こうやって概念をもって、あなた自身についてを、
あれこれ考えるならば、その思考の中身に対して絶対の拒絶の態度をもって対処しなさい。

*「私はこの思いを考えを手放します」って(本心から)宣言するだけで、それは消える…。
*このテクニックは驚く程に効きますので是非お試しください。

自分は「うんちゃらだ/こんちゃらだ」。それら世間に流布する言葉をもって、
自分に関しての認識を行うのをやめなさい。

この方法をもってしか、”あなた自身が創造した”、その悲惨さから逃れる道はない。

あなたが(かこ)つ、悲惨さ/苦悩/不幸/不満は、

(しか)と、慎重に、その(観念コードの)中身/意味/有効性を、

[確認/検証/吟味]もしないまま、

(世間の風ならびに社会的情勢になびいて)盲目的にそれら観念を受容し、また染まり、

マインドにプロトコルとして転写してしまったことに原因を持つ。

*強硬なる意訳発動中…。

*でもこれはしょうがないことさ。空気感染みたいにして為されるインプットだから。
 知らずの内に、いろんな臆見/偏見は意識内に刷り込まれてきてしまう。
*社会生活を送る中で、このプログラムは自然とアクティベイとされてしまう。
*そして外界は、その偏見を

、事象を演出して意識に見せてくる。
*ネットニュース等、メディアが、この面に関しては、
 確信犯的かつ効果的な役割を果たしている…。
*典型的な例としては”人種的偏見”が一頭にあげられる…。

Suffering is a call for enquiry, all pain needs investigation.
Don't be too lazy to think.

あなたが「苦しむ状況」にあるのは、

からの要請、つまりは自然からの呼びかけなのだ…。

あなたにとっての、すべての[痛み/苦しみ/悩み]は、
その原因に関して、今一度、あなたによって確認/調査がなされるべきことなのだ。
すばり、そうすることが求められているって訳だ…。

考えるべきには、熟考たるものがなされるべきだ。
それも注意深く、慎重に、執念深く、長期において、あらゆる機会を捕まえて、
あらゆる角度から…。自己を偽らず、自分に対して真摯にして非情にならざるを得ない。

あまり…考えることに怠惰であり過ぎないように。

*因果などないと言えば、ここでは原因究明に真剣に取り組めと仰る。
 即時即応、臨機応変、融通無碍、適材適所?が奥義ってかー!。w

*記憶が重要になる。それも本質によるものが。じゃないと、おかしいことに気づけない
 ままになる。その上で、最終的に、あえて残されるべき苦しみたるものも、またあることが
 分かる。

〈本日はここまで〉

「 まったねー!]

*再開。


Q:
Activity is the essence of reality.
There is no virtue in not working.
Along with thinking something must be done.

(経済)活動こそは、現実生活における本質的なものです。
労働なきところ、美徳たるはありえません。
なされるべきは何なのか?これを考えることに基づいて(行動は起こされるのです)…。

*変換

お金を稼ぐ行為こそが社会生活における本質なのです。
働くことこそが倫理なのです。
現状において、何が欠けているのか?、どうすればより収入は増えるのか?。
これらを考えることによって、取られるべきアクションは決定されるのです。

M:
To work in the world is hard,
to refrain from all unnecessary work is even harder.

この世界において、働くということは、大変なことだ。
(現代の社会において、収入を得るという行いには、厳しいものがある。)

また、すべての(別段やる)必要もない仕事をしないよう自制するのは、より難しい…。

Q: For the person I am all this seems impossible.

個人的な思いとしては、すべては不可能と思われる程にです。

***ここよりは既訳(下段)と並列表記とさせていただきます。
***語られる内容が、その表現の言葉の簡単さに関わらず、とても難解なのです。
***確実に、[理解/吸収/消化]が為されるべきの、核心部ともなりますので。

M:
What do you know about yourself?

 あなたは、あなた自身について何を知っているというのかね?
「あなた自身についてあならは何を知っているのだろうか?」

You can only be what you are in reality;

 現実に存在するあなたとしてだけ、あなたは在れる。
「あなたは、真実あなたであるものとしてだけ在ることができる。」

you can only appear what you are not.

(世に/世界に向けては)
 あなたは、あなたではないものとしてだけ、自分を表することができる。
「あなたでないものとしては、そう現れるように見えるだけだ。」

You have never moved away from perfection.

 あなたは、完全性(全体性)から一瞬たりとて、離れたことはない。
「あなたは完全性から決して離れたことがない。」

All idea of self-improvement is conventional and verbal.

 すべて、[自己研鑽/自己向上]なる概念は、社会的に流通せられる
 紋切り型にして陳腐な(高揚を目的としての)スローガンでしかない。
 そして(なによりこれは)(単なる)言葉としての表現でしかないものだ。
「すべての自己改善という概念は、慣習的な、言語上のものだ。」

*ここからだ!。

As the sun knows not darkness, so does the self know not the non-self.

 それは…例えば、
『太陽は”非暗闇”を知る』が如く、
「自己は”非自己であるもの”のみを知る」となる。

「太陽が暗黒を知らないように、自己は非自己を知らない。」

*介入:

 二つ並べてもよく分からない…。
 太陽のイメージがすべてだ。光の前に闇は成り立ち得ない。

 これを「太陽は暗闇を超越してる」と表現を変えてもいいだろう。
 もしくは「光は闇を破壊する」。「闇を消滅させる絶対的な存在」だと。
 これは『神』の例えでしかないではないか…。

 片や、自己だ!。端折れば、分霊として身の内に在るのが『真実の自己』だ。
 非自己とは、マインドとして意識される、コード/観念に基づいて構築される自己のこと。
 この自己と真実の自己は完全に違うものであるのが前提。

 片一方こそが本来性としてのものであり、これはもう片方に対して超越した存在なのだと。
 最初から勝負にならないほど強力な存在性を確立しているものなのだと。

 非自己としての苦しみの全ては、この例えを使うならば、
 太陽の存在を視界から遮る垂れ幕としての雲に拠るものと言える。
 気象変化にも似て、意識上にて止まることを知らずして変遷を続けている何かのせい?。

It is the mind, which by knowing the other, becomes the other.

 それはマインドなのだ…。こころなのだ…。
 それは他者を知る(理解する)行為において、その他者(そのもの)になる…。

「他者を知ることで他者になってしまうのはマインドなのだ。」

*対象への意識(認識)→評価○→同化作用→内部への転写(コピー)が為される。
*吟味なきままに転写を無意識に行う事が多い。大勢に沿うのが無難とされるからだろう。
(幸運なケースでは、同化において相互間に恒久的な接続な達成される。)
*これは生物にとっての一般的な生存戦略がベースになっているのだろう。
*こうやって、ヒトはたくさんの社会生活上の実用的なる[ペルソナ/プロトコル/型]
 を外界より手に入れる。盗んでくる。パクる。猿真似する…。
*人格の発達において、社会生活を営む上では、絶対に欠くことのできないインプット。
*決定的な問題は、以降はこの認知としての記憶が現物と入れ替わってしまうことにある。
 もう代用品で全ては済まされてしまうようになる…。なんかからのセパレーション。

老婆心として言っておくならば、私見に過ぎないがっ!、
マインドは、認知としての巨大フィールドとしてある。(3Dスクリーン?)
その範疇には、知性も感情も肉体が獲得した運動の形も、
生命活動としての一切合切全部の情報(味)が入っている/記録されてる。
感受される印象の全ては、外界とのインターフェイス、その結果だ。
でも…そのフィールド自体は、単なる機能でしかない。(OSとか秘書とか)
つまりは、生きた魂は、これ自体には備わっていない…。

再開:

Yet the mind is nothing else but the self.

 しかしながら、マインドは自己以外の何者でもない。
 自己以外に、それは、あり得ないものなのだ。
「それにも関わらず、マインドこそが他でもない自己なのだ。」

*多分ね、主従の関係に基づく帰属の問題なのだ。
*ヒトの作ったAIが、自立して勝手なことを始めるみたいな…。
*AIも、ヒトの機能(本体)の一部を抽出したものに過ぎないを強調している?。

It is the self that becomes the other,
the not-self, and yet remains the self.

 それは「自己」なのだ、他者になってしまうのは。
 自己ではないもの(非自己)…。
 そして、そう

、「自己」として留まる(存在をし続けている)…。

「自己は他者、非自己になり、しかも自己として残る。」

All else is an assumption.

 すべて、(

以外の)他のものは、[仮説/仮想/便宜的なるもの]にすぎない…。

「それ以外の全ては見せかけに過ぎない。」

Just as a cloud obscures the sun without in any way affecting it,
so does assumption obscure reality without destroying it.

 それは丁度、雲が、太陽を覆って、見えなくしてしまうのに似ている。
 空では、太陽そのものに、如何なる影響を与えることもなくそうすることができる。
 同じようなことで、仮説としての見当や思い込みは、
 現実そのものを不明瞭なるものに変えてしまうのだ。
 何ら、そこにある、あり続けている真実そのものを毀損することもなく…。

「雲が太陽に影響を与えることなく太陽を覆い隠してしまうように、
 見せかけは実在を破壊することなしに実在を隠してしまう。」

The very idea of destruction of reality is ridiculous;
the destroyer is always more real than the destroyed.
Reality is the ultimate destroyer.

 大体がだ、現実の破壊という考え自体が馬鹿げた話しなのだ。;
 破壊者たるものは、破壊されるものと比して、
 絶えず、

な存在でなくばなるまい。
 まさに、現実そのものこそが、究極の破壊者たりえるのだ。

「実在の破壊という観念自体、道理に合わない。;
 破壊者は常に破壊さえたものよりリアルなのだ。
 実在は究極の破壊者だ。」

All separation, every kind of estrangement and alienation is false.

 すべての分離、あらゆる種類の(他者との関係における)疎遠や疎外、
 排斥、分断は誤った行為なのだ。

「すべての分離、あらゆる疎遠や疎外は誤った行為だ。」

All is one -- this is the ultimate solution of every conflict.

 全ては一体として在るのだ。
 この自覚こそが、すべての対立における、究極の、解決を見出す為の基盤となる…。

「すべては一つだ…」
「これがあらゆる衝突の最終的な解決法なのだ。」



 「………ゴクッ………」(誰かが生唾を飲み込む音)




         (新おにい)




〈②へと続く〉

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