第30話  本稿③。 

文字数 2,376文字

前書き:
まず前提として、各人それぞれに世界観には違いがありますよね。
自論を続ける前に、先にこれを確認しておきたく思います。

簡単に言えば三段階:

①は、赤子のものとして語られる無分別の状態。
 理想的だが、この世で生きる為の術を一切知らない。
 自己のアイデンティティーをまだ獲得していない。

②は、自/他に、世界を分割して見てしまう世界。
 自分にとって都合が良ければ Good。了解可能であれば道理、適法。
 自分にとって都合が悪ければ Bad。了承不可能であれば不条理、悪法。
 快/不快の原理は自然かつ当然なんだけどおかしな想念の捲し立てが今日日はひど過ぎる。
 要は、まわりの他者との優位性においてでしか自己確認/満足できない。
 みんなプライドがひどく障ってきてる。現在、急激に生活が苦しくなってきたので。
 
③は、至上の絶対存在としての、”天”なり”神”なり”自然”を認めて、受け入れたヒトのもの。
 上下の軸が登場してくる。自己を貫通している上位から下位への屹立軸。
 

『天』が最高位。これの支配下にある、これに奉じてあるのが自分。
 絵で表さなきゃなんないんだけどめんどくさいからやんない。世界観はもう違っている。

 そうなるとですね〜自己は本人においては、存在するあらゆる人間の内で


 と認識されねばならなくなる。あらゆるものの中で

だと。
 いろいろな感慨によるものと、ガイドにおいてでそうなる。
 驕り昂り慢心が、すべての悲劇の、その原因であることが思い知らされるようになるから。
 だから自己においては自分のエゴに、そう思うように(絶えず)言い聞かせるようになる。
 これが一番の処方箋だと、よっく理解されるようになる…。

 やがてには落ち着くべきところに落ち着くことになる。決して悪いもん(状況)じゃない。
 そして自分たるものは平場に落ちて、もう木に帰ることのない病葉の一枚に過ぎないとの
 思いに安らぐようになる…。五十歳以降だろうね。スキップは効かない。

 そうなると、すべての事は/対象は/他人は、中間にあるものとして意識されることとなる。
 関わりにおいては、お役にたてることあればなんなりとの思いがすべて…。
 決して、波風起こすようなこ真似はするまいと肝に命じている…。
 
 最低位との自己認識にありながらも地に足がついているので姿勢よくは立たれる。
 これは神の沽券をも自分は背負っているのだと(嫌々)意識せざる得ないから。
 そうであるのならばの

として胸張るよう懸命に努力はなされる…w。
 その結果、

は自然と天に向かって開かれることとなるー。
 よう…でけとる〜…。


脱線、Re: 観察者効果:

「観察という行為自体が、観察対象に影響を及ぼす」ってやつをご存知であろうか?。

量子力学で最初に語られるあの現象の不思議さにつていを。

 昼休みに仲間内で校庭で遊んでいる。
 校舎の窓から先生が見張っているのに気がついた。
 後で叱られることのないように無難なモードで遊ぶ。
 もう、めちゃくちゃな悪ふざけ、乱暴な真似はしないよう皆して気をつけてた…。

観察される

としての思いってやつに重心をおいてみましたー。
なんで本来的な動きでなくなってしまうかの秘密がここにあるー!。

確かに場には自然と良識たるもの、秩序たるものが強化されている。
本来ならば、また遊びとしての実態は違ったものになっていただろう。
下手なことで、後に

刑罰を受けるのは堪ったものでないから…。

③の世界がこれ!。

ヒトの本来的な有り様は神の眼からしたら悪なのだ。

その言わんとするところは、②は所詮は我儘に、無軌道に傾くしかないから。

だからーこの有り様に作用して、理想的な状態に進展に持っていこうと天はなされる。
なかななかにスパルタな手段をモットーとされておられますね。
即物的な苦悩こそがヒトにおいては””と認識されておられる。

それも愛するからするのさ…。よくなって欲しいの思いからだけ…。
恩師たるの思いを親心たるものの思いを察するべきところ。

②の時節は、③へと至る為の過渡期/準備期間として備えられている。
無事よろしく六道を巡る体験を賜ることとなる。
数十年をかけて…。

謙虚に学ぶことができれば、ゆくゆくは③の世界観へと辿りつく。
これは大変に幸運な世界観だ。苦しみも喜びも同じ賜物として感じられるようになるから…。
えてして世界は本当に上手くできている…。


Re: I am that I AM.

天は、ただ在る居るとしかならないもの。空気みたいなもの。
何処にでも居るし、いるのかいない、意識することは稀にしか行い得ない。
その実体を、その実際を、その存在を、ヒトが直接知ることは

叶わない。

然るにして関与は絶妙。見事なタイミング。そして卒なく。完璧なまでのやり方だ。
あまりの完全さが故に、返って神意たるものを覚えずにはいられなくなる…。

畏れるべき存在であると同時に愛の根源たる、その塊のような方でも在られる。
鞭と飴の使い用をよくご存じで在られる。
要は、信頼関係を築くにおいて不足ない firm な方。

これも要は経験。体験。謙虚さが命だ。
ある種の感性さが備わっていていればの話ではあるが…。


さて、前書きが長くなった。

本稿は、③の人間によるものであることのご確認とご注意を喚起をしておきたかったまで。

今回はここまでとしておこう!。


ではまたー



〈続く〉
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