登場人物紹介②

文字数 1,564文字

キャラクター紹介第二弾です。
 これから物語の中心は、迷宮となった校舎の探索へと移ります。しかしベースキャンプである寮では殺人事件が起こりました。何処にも安全な場所が無い状態で、何人の生徒達が生き残られるでしょうか。





椎名小鳥(シイナコトリ)

 2月生まれの15歳。高校一年生。152cm。B型。
 詩音のライバルとなるもう一人のヒロイン。影の有る詩音とは対照的な明るい少女。名前にちなんで鳥型の髪飾りを付けている。

 ノーマルキャラが同性に恋をして「えっ? えっ?」となる展開を筆者が好む為に、主人公の世良は異性好きに設定されたが、小鳥は真性の同性愛者。
 世良をお姉様と慕い、何となく世良といい雰囲気の多岐川にジェラシーの炎を燃やす。ハッキリしない態度なのに世良から気に掛けられる詩音にも反発する。と言うよりも世良と仲良くなる者、全てが彼女にとっては敵。

 可愛らしい小鳥は、小学校中学校と彼女に気が有る男子達に、スカートをめくられたり着替えを覗かれたりリコーダーを舐められたりと散々やられてきた。それ故に男子に対して強い嫌悪感を持っていたが、水島のセクハラがトドメとなって完全な男性不信となる。
 愛嬌の有る微笑みの裏で、「男のアレは腐ってもげ落ちろ」とか呪っている。

 実家があまり裕福ではなく、関谷青少年育成プログラムから出る奨学金で学院に通っていた。つまり本人には自覚は無いが、関谷理事長の手駒の一人である。



清水京香(シミズキョウカ)

 5月生まれの17歳。高校二年生。153cm。A型。
 大人っぽい雰囲気を持つ女生徒。独特な威圧感が有るが、身体的には意外と小柄。薙刀の心得が有るらしい。

 世良と杏奈のクラスメイトだが、全く印象に残らない程の地味な少女だった。しかし異変の後は積極的に動く。
 学院内を安全にするには、校舎の迷宮を攻略するしかないと世良に持ち掛ける。これによって迷宮探索スタート。ようやくタイトルを回収できることになって作者は一安心。
 迷宮には餓鬼以外にもたくさんの魔物が登場予定。魔法もスタンドもペルソナも持たない少女達が、はたしてどこまでやれるのか。

 生徒達の裏の人間関係や、学院の秘密を知っているような素振りを見せる。自分のことをほとんど話さないので素性が知れない謎の人物。
 実は物語の鍵を握る重要なキャラクターである。



神谷奏子(カミヤソウコ)

 4月生まれの18歳。高校三年生。166cm。A型。
 責任感が強い頼れる寮長。生徒会長である詩音よりも発言力が大きい。
 実家が合気道の道場で、師範である父親に厳しく躾られた。本人も黒帯の実力。
 長い髪の毛は、昼間はサイドだけ残して後ろに束ねている。

 最初の校舎探索で逃げ遅れて一時行方不明となる。
 一晩経って校舎から生還し、再び寮で生徒達に指示を出す立場に戻るが、同室で親友の花蓮から見てどこか違和感が有るらしい。以前の奏子と今の奏子は違うのだろうか?



江崎花蓮(エザキカレン)

 11月生まれの17歳。高校三年生。160cm。B型。
 華やかな名前に似合わない乱暴な言葉使いの少女。副寮長。
 茶髪のおかっぱ頭。髪の毛の一部に赤いメッシュを入れている。
 気が強い者同士、茜とは犬猿の仲。一緒に居るとだいたい口喧嘩が始まる。

 元家出少女。保護されるまで、生きる為に男達の家を転々としていた。
 荒れた家庭で育った為、学院内の家柄の良いお嬢様達に屈折した想いを抱いている。親友である奏子に対しても最初は反目していた。
 奏子を自分と同じレベルまで汚してやりたいという歪んだ欲求を持ち、彼女と同性愛関係になる。

 何度も修羅場を潜り抜けてきた経験から、緊急時には頼りになる。運動神経も良い方なので迷宮探索でも大活躍する。
 彼女も小鳥と同じく、関谷青少年育成プログラムから支援を受けている。生き残り、関谷理事長にとっての強力なジョーカーとなれるか?

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