第64話 私が『気づいた』時

文字数 2,443文字

 この連載を書いている私ですが、日本が自虐史観に侵されていることに気づいたのは比較的遅く、2002年のサッカーワールドカップの時でした。
 それ以前は、韓国はお隣の友好国だと思っていましたし、ワールドカップを共催することについても特に疑問を感じていませんでした。
『何かがおかしい』と思い始めたのは組み合わせ抽選会の模様をテレビで見た時のことでした。
 抽選に先立って、韓国舞踊などのアトラクションで盛り上げているのにも特に疑問を感じていなかったのですが、抽選が始まると、その合間合間に韓国のスタジアムや都市などを紹介するビデオが流れました、ですがそこで日本のスタジアムや都市は一切紹介されず、まるで韓国だけ(・・)で行われるワールドカップであるかのよう。
 抽選会そのものは韓国で行われていたわけですから、アトラクションが韓国のものでも別におかしくはないですが、日本で試合が行われるグループが決まっても、試合が行われる日本の都市やスタジアム、出場チームがキャンプを張る地は全く紹介されません、これは明らかに変です、そう感じ始めると日本からのアトラクションがないのも奇異に感じられました。
 
 そんな頃、出会った、と言うよりも見つけたのが『韓国はなぜ反日か?』というサイトでした。(http://peachy.xii.jp/korea/korea1.html)
 それでもなお、そこに書かれていることがにわかに信じられず、一つ一つの事例をググってみて、そこに書かれていることが真実だと信じるに至ったのです。
 そうなれば、当然新聞やテレビの報道にも疑問が生じます、何しろ当時は相当な『韓国アゲ』の報道ばかりでしたから。

『韓国はなぜ反日か?』は3部構成になるかなり長いHPですが、私にとって最も衝撃的だったのは、地下鉄の駅に掲示されたという児童画でした。
 1枚目は韓国から発射されたらしいミサイルで日本列島が火の海にされています。


 2枚目は日の丸が昇天しています。


 3枚目はアメリカとフランスが韓国に追従し、置いてけぼりを食った日本が涙目になっています。


 4枚目は韓国を象徴しているらしき人物が日本を踏みつけています。


 5枚目は、何とセーラームーンらしきキャラクターが竹島を占領しています、セーラームーンを韓国のキャラクターだと思っているのでしょう。


 そして6枚目は児童へのインタビューです。


『日本に勝つ』、『日本を貶める』ことは良いことだと教えられているのです。
 そうして育った子供がこう言った大人になるのは自明の理ですね。
 

 韓国人全部が全部そうだとは言いません、ですが、国家と言う括りで見た時、『韓国は反日だ』と言わざるを得ないでしょう。

 翻って、日本ではどうでしょう?
 もし日本の子供が韓国を火の海にしたり踏みつけている絵を描いたら咎めれますね。
 それどころか韓国(北朝鮮も含めてですが)に『謝りなさい』とか『反省しなさい』と言われることすらあるかも知れません。
 日本の子供はそういう教育を受けて育ちます。

 もちろん、他国を貶めるような絵を描くことを良しとはしませんが、近代史に関する限り、日本の子供たちは正しい歴史を教えられていないように思います、『戦前の日本は悪かった』とか『日本は道徳的、人道的に遅れている』かのように教えられます、いわゆる『自虐史観』です。

 実際、1910年から1945年まで日本は朝鮮を併合していました。
(韓国の方は『朝鮮』とひとくくりに呼ぶと不快に思うらしいですが、当時は南北に分断されておらず、朝鮮と言う一つの国でしたから他に呼びようがありません)
 ここで大事なのは『併合』であって『植民地化』ではないと言うことです、つまり日本は朝鮮を日本の一地方として、その発展に尽力したのであって、現地の産業や労働力を搾取したわけではないのです。
 日本が併合した朝鮮にした事と言えば……。

・無計画な浪費で返済不能になっていた莫大な借金(外国からの借金+国債)を肩代わりしてチャラにした。
・日本の国家予算で学校などの教育機関、裁判所、上下水道、公園、病院、警察署、道路、 水力発電所、農地、鉄道などの文化的生活に必要な施設を作った。
・日本の金で朝鮮全土に5000校もの近代小学校を建設し、近代教育をしてハングルを必修で学ばせた。
・日本の技術と資本により2次産業を9倍も成長させると同時に1次・3次産業も大幅に伸ばした。
・医療と衛生環境を向上させて平均寿命を26歳から42歳にまで飛躍的に延ばした。
・人口を2倍まで増やし、その人口全員が食べていける食料供給力を与えた。

 平均寿命が16年延び、人口が倍になり、それを食べさせるだけの供給力をもたらした、それだけを取り上げても、韓国が主張しているような『酷い統治』でなかったことはわかるというものです、そもそも搾取するつもりなら教育など不要なはずですよね、むしろ賢くなってもらっては不都合なくらいです。
 それなのになぜ反日なのかと言えば、そういう政策なのだということ、そしてその政策を鵜呑みにする民族なのだ、と言う点に尽きると思います。
 なぜそういう政策をとるのか、なぜそれを鵜呑みにするのか、という点は次の機会に。
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