第101話 皇室の危機?

文字数 2,741文字

 
 KK氏とM子さんが後足で国民に砂をかける様な結婚会見を開き、すぐさまNYへ高飛びしてから3か月ほど経ちます。
『一般人』になったはずなのになぜかお金は使いたい放題で、その出所は? と言う疑問はずっと付きまとったまま、口さがない向きからは『ロイヤル生活保護』なんて言われてます。
『自由』と『自己責任』がセットであることを未だに理解してないようです、いやいや、そもそも知らないのかもしれませんね、だ~れも教えていないようですから。
 KK氏は元から一般人ですけど、人のお金で暮らしてきた人ですので同様なんでしょう。
 世の中を舐め切った二人です。 彼らのことを書き始めると止まらなくなりますが、この文章の主眼はそこではありませんので止めておきましょう。

 ここへ来て話題になっているのはH仁様の高校進学ですね。
 噂によれば筑波大付属高校へ進学されることが水面下で決まっているとか……。
 正式発表はまだないので憶測に過ぎないと言えばそれまでですが、現在在学されているお茶の水女子大付属と筑波大付属の間に『提携校進学制度』と言うものがあり、それは内部審査だけで両校で生徒の交換ができると言うものらしいです。
これは5年前から今年3月いっぱいまでの時限を区切った試験的制度で利用状況は非公表です、H仁様がこの制度を利用されて筑波大付属高に進学されるとしたら最初で最後のオンリーワンかもしれませんね。
首都圏の方ならご存じでしょうが、筑波大付属高と言えば、東大合格者数最多を誇る開成高と肩を並べる進学校中の進学校です、一部報道で偏差値63などとなっていますが、それってたぶん駿台予備校など難関校受験者向け模試での偏差値で、一般的には偏差値75~78とされています。
もちろん、お茶の水女子大付属も名門校ですが、高校からは女子校になるので中学受験時の男子の偏差値は女子よりもだいぶ低くなっています、ですからこの提携校進学制度なるものは筑波大付属側にとってほとんどメリットはありません、恩恵を受けられるのはお茶の水女子大付属中学の男子だけと言うことなりますね。

H仁様の学力に関しては情報があまりないのですが、『かなりご優秀』と言うものから『五年生になるまでご自分の名前を漢字で書けなかった』と言うものまであります。
A子様がかなりご優秀と言う報道はしばしば見受けられることを考えると、H仁様はそこまでご優秀ではないのかな? という気がします。
だとしたら……。
H仁様は筑波大付属高に進学されるべきではありません。

理由は二つ。
一つ目は、それはH仁様のためにならないだろう、と言うことです。
何しろ生徒のほとんどが東大、東工大、一橋大などの一流国立大を目指し、早慶に合格するくらいは当たりまえと言う環境です、そんな環境にそれほどではない生徒がポンと放り込まれたらどうなりますか?
授業にはついて行けず、クラスメートとも話が合わず、定期試験の度に学力の差を見せつけられることになるでしょう。
おそらく、何らかの方法で留年は避けられるのでしょうが、クラスメートからの視線は冷ややかなものになるのではないでしょうか?
そして、元々皇族・華族のための学校である学習院ならいざ知らず、クラスメートから避けられることも考えられます『触らぬ神に祟りなし』です、実際お茶の水女子大付属幼稚園から中学に至るまで、H仁様が友人を自宅に招いたり招かれたりするようなことは一度もなかったことは職員の証言で明らかになっています。
授業について行けず友人もできないとしたら、楽しい高校生活になるはずもないでしょう?

二つ目の理由は、進学の仕方があまりに不明瞭なことです。
中学からにせよ、高校からにせよ、筑波大付属に入学しようとする生徒は、それこそ寝る間も惜しんで勉強して来たことでしょう、そんな難関校に書類審査だけでスルリと入って来た生徒がいる、と言うのはやはりおかしいでしょう? 『ズルした』と思われても仕方ありませんよね、しかも国立の学校ですから公平性が求められますよね。
そもそもお茶の水女子大付属幼稚園に入園されたのも、当時K子妃がお茶の水女子大で研究員を務められていたことによる特別措置でした。
まあ、幼稚園ですからその際は学力について云々はされませんでしたが、高校はそうはいきません。
3歳児なら親に『この幼稚園に通いなさい』と言われれば素直に従っても不思議はありませんが、15歳ともなれば自分の進路について考えるところがあってしかるべきでしょう、『超進学校を用意しておいたから行きなさい』と言われて素直に『はい』と従う様では幼稚すぎます。
もし、H仁様にそれだけの学力があり、筑波大付属高を希望しているならば堂々と入試に挑むべきです、推薦を受けるとしても、自分がそれに見合うだけの成績を挙げ、何かプラスアルファととして評価される実績がなければ通りません、ご自身がを持ち合わせているのかいないのかくらいはわかるはずです。
それすらわからない中学3年生が日本有数の進学校に合格するはずはありませんし、わかっていながら進学するならば、そして自分は特別な存在なのだからそのくらいのことは当然だと考えるならば、未来の天皇に相応しくないと言わざるを得ないでしょう。
国民に『寄り添う』どころか『踏みつける』お振舞いだからです。

はっきり言って皇族は特権階級です、国民の税金を原資とする皇族費で生活し、都内の一等地にある立派なお屋敷に住まわっておられます。
皇族に生まれついたことで不自由だったり堅苦しい思いを抱かれているかも知れませんし、その上で日本国の象徴としての役割を果たされています、だからこそ税金の投入が認められていますし、国民からの敬愛を受けられるのです。
皇族としての襟を正さずに特権ばかり振り回されていれば国民の心は離れます。
国民に敬われ愛されなければ、『象徴』は単なるお飾りに過ぎなくなります。

天皇、皇后両陛下はきちんと襟を正されて象徴としてのお役目をご立派に果たされていると思います、だからこそ国民からの敬愛を受けられていらっしゃいます。
敬宮A子様も二十歳を迎えられ、これからは成年皇族としての役目を果たされて行かれるでしょう。
 ですが、残念ながら両陛下の間には男子がいらっしゃいません、皇室典範に基づけば皇嗣家たるA宮家がいずれ天皇家となられます。
 それがあらかじめ定められてた皇位継承に関わるルールであり伝統でもあります、私もそれは尊重されなければならないと思います。
 ですから、どうか、その地位にふさわしいお振舞をお願いしたいものです。
 そうでなければ天皇制は形骸化し、いずれはなくなってしまいかねません。
 私はそうならないことを願ってやみません。
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