第104話 おっ始めやがった!

文字数 1,384文字

 ロシア、本気でウクライナを取りにかかりました!

キエフとハリコフの軍事司令部がミサイル攻撃受ける。
https://hosyusokuhou.jp/archives/48919087.html

ロシア軍、ウクライナ南部上陸 港湾都市オデッサで複数の爆発音
https://hosyusokuhou.jp/archives/48919081.html

一方バイデン大統領は……「私はウクライナの人々のために祈っている」
https://hosyusokuhou.jp/archives/48919094.html

 アメリカはもはや「世界の警察」ではありませんね。
 戦争特需による経済活性化を画策するかと思いましたが、血を流さないで済む方向に傾いたようです。

 ウクライナ軍も弱くはありませんがロシア軍との差は歴然です、誰も手を貸さないのであれば降伏するより他ないでしょう。
 国連も機能するはずありませんね、何しろ常任理事国の一角が当事者なんですから。


 ロシアは28年前にウクライナと6つの約束をしています。
ロシアと米国と英国は、ベラルーシとカザフスタンとウクライナが核不拡散条約の加盟国になったことを認め、実際には核兵器をロシアに引き渡すことで、 彼らは次のようにする。
1. ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナの独立と主権と既存の国境を尊重する。ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナに対する脅威や武力行使を控える。
2. ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナに政治的影響を与える目的で、経済的圧力をかけることは控える。
3. 「仮にベラルーシ/カザフスタン/ウクライナが侵略の犠牲者、または核兵器が使用される侵略脅威の対象になってしまう」場合、ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナに支援を差し伸べるため即座に国連安全保障理事会の行動を依頼する。
4. ベラルーシ、カザフスタン、ウクライナに対する核兵器の使用を控える。
5. これらの誓約事に関して疑義が生じた場合は、互いに協議を行う。
(ブダペスト覚書Wikipediaより)
 完全に反故にされてしまいました。
 ウクライナはロシアに騙されて核を放棄してしまったのです、その結果が今回の侵攻です。
 戦争を回避するための外交努力は必要です、ですが最終的にモノを言うのは武力です、そして、小国が大国に対抗するには核しかありません。
 それは残念なことではありますが、他に何か妙案がありますか?
 どこぞの若者グループは「酒を飲んで腹を割って話し合えば戦争など回避できる』と言っていたような気がしますが、彼らはロシアに乗り込んでプーチン氏と酒盛りをしたんでしょうか?
 日本は憲法第9条を掲げているから他国の侵略は受けないんだと主張する人たちがいますが、ウクライナの失策は9条に相当する憲法を制定しなかったことでしょうか? それとも核を放棄したことでしょうか?

 今後もアメリカやNATOが動かないとすれば、同じような覇権主義の大国がそれを興味深く見守っていることでしょう。
 何度も書いて来ましたが、日本は戦争を放棄していますが、戦争は日本を放棄してはくれません。

 この期に及んで『遺憾』だとか『強く抗議』などと言いながら『非核三原則』や『平和憲法』にすがっていて大丈夫なのでしょうか?
 私にはそうは思えません。
 もはや手遅れでないことを祈るばかりです。
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