第21話 女性幹部

文字数 1,604文字

 リッミンは世界征服を企む悪の秘密結社である。
 ジーミンとの闘いにおいて連戦連敗、苦境に立たされていることから起死回生の起爆剤として女性幹部の登用が目立っている、また、幹部候補として頭角を現す者も現れている。
 現幹部、幹部候補の一覧を作成した。


・カマキリ女史(現幹部) 
 かつて短期間ではあるがリッミンの前身であるミッシンの首領を務めたことがある、手痛い敗北を喫したことで失脚したが、返り咲きを狙っている。
 常に襟を立てた派手な服装、昔グラビアアイドルだったことを鼻にかけ、美女のつもりでいる、ヒステリックな言動が目立ち、仲間を平気でこき下ろす。
 ブーメランの名手を自認しているが、戻って来たブーメランをキャッチするのは不得意で自滅することが多い。
 怒り心頭に達するとカマキリ女に変身する。

・バタフライ仮面(現幹部)
 「~とちゃうの?」「セメントいてや~」などととぼけているようで実は人を見下す口調とダブルスタンダードを恥じない面の皮の厚さが特徴。
 スパイ活動が得意で、そのため人前に姿を現す時は常に派手でエロティックなバタフライ仮面をつけていて、コン〇ームとバイ〇レーターを常に持ち歩いている。
 素顔は一見『元気がよさそうな大阪のオバチャン』に見え、スパイ活動の際の隠れ蓑になっている、また「ちょろまかし」にも高いスキルを持つ。
 
・アニー・フリン(ミッシン時代幹部)
 かつて子役として注目を浴びていた経験から、カマキリ女史にはライバル心を抱いている。
 毒気を含んだフェロモンをまき散らし、そのせいで人が寄って来ないのを自分に対する敬意だと勘違いしている、主な戦闘手段は毒吐き。

・フォレスト・U
 部下に過度の残業を強いることで人望がない、的確な批判を受けても動じず、逆に相手をいわれのない理由でこき下ろす図太さが特徴。
 戦闘能力は低く、人望もないことから幹部への登用には疑問符が付くが、人より目立つことには独特の嗅覚を持つため幹部候補のポジションを保っている。

・ストーン・ノリ
 このところ台頭して来た幹部候補、地方キャンギャル、アナウンサーの経歴を持ち、アニー・フリン同様カマキリ女史をライバル視している。
 かなり好戦的な性格であり、自分の考えに従わないものは仲間であっても徹底的に攻撃する、独善的でもあるので他者の意見や批判は全てシャットアウトしてしまう。 
 相手の言論を封じてしまう『レッテル貼り』が主な攻撃手段。
 その攻撃性が注目され幹部候補に浮上してきたが、幹部に登用されるためにはまだいくつかの手柄が必要と思われる。
 ただ、先に触れた独善的な態度がその妨げとなる可能性もある。

・ナンシー・から騒ぎ
 ストーン・ノリと同期入団。
 まだ入団してからの期間が浅いため幹部候補までは至らないが、詐欺のスキルがあり集金応力が高いために注目株となっている。
 ルックスに過度の自信があり、カマキリ女史へのライバル心はアニー・フリンやストーン・ノリ以上のものがある、そのことがのし上がる原動力となるのか、それとも現職の女性幹部の不興を買って潰される原因となるのか、今後の推移が注目される。

・ショッキング・ピンク
 同盟関係にある秘密結社・シャーミンの首領であったが、シャーミンは壊滅寸前であるため、リッミンの幹部候補として浮上して来た。
 良い歳をしてるにも関わらず全身ピンクのいでたちがかなりショッキングだが、本人は自己のトレードマークだと思っている。
 かつて弁護士であったことから法律には詳しいが、あまり弁は立たない。
 知名度だけは高いのでシャーミンが壊滅した際にはリッミン入団が濃厚と目されるが、もはや統率力はほとんどないのではと言う評もある。
 かつてシャーミンを裏切ったバタフライ仮面との確執もあり、今後の推移が注目される。
 
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