第116話 この年の瀬に来てまた……

文字数 1,871文字

 今年に入って、武漢ウィルスも毒性の弱いオミクロン株へと変異し、実際に感染を恐れている人は随分減ったのではないでしょうか。
 私と私の周辺では、重症化が怖いと言うよりも社会的に白い目で見られるのが怖くてマスクをしたり飲み会を自粛したりしてる、というのが実際のところでした。
 私自身はあまり呑み助ではないので飲み会は数えるほどでしたが、好きな向きはそれほど気にも留めずに楽しんでいた様子、実際居酒屋へ行けばマスクは外している人がほとんどだったように思います。
 実は10月でしたか、妻が感染しまして、10日ほど隔離となっていました。
 本人によれば「普通のインフルtと同程度とは言えないかな」という程度だったようです。
 まあ、私と息子も濃厚接触者だったわけですが、もともと私は自宅併設事務所での自営業ですし、息子も週一回出社すれば良い在宅勤務ですのでメールやズームで特に大きな影響はありませんでした。
 まあ、普通に出勤しなければならない方ならば困ったでしょうが、今は在宅勤務のノウハウも確立されていますし、理解も得られますからそこまで大問題ではないのでは? と思います。
 
 私は以前から『5類にすべきだ』と主張してきました、身内の感染を経験して、それは正しかったと思っています。
 ですが……。
 ここへ来てそう楽観もできないような状況になってきました。
 武漢ウィルスの本場・中国で再び毒性の強い変異株が猛威をふるっているのです。
 12/1~20の間に2.5憶人が感染したと見られていますし、マカオ大とハーバード大の教授は『向こう3か月間で12.5億人の感染があり得る』と警告しています。
 毒性もかなり強いらしく、香港のメディアからは『連日300人以上の遺体が火葬場に運び込まれている』とのこと。
『見られている』というのは、中国当局の発表では『12/25現在の感染者数は2940人で死者はゼロ』だからです。(そんな発表、誰が信じるっつ~の)

 28日にミラノ空港に到着した中国からの便で、乗客の約半数が陽性(!)だったそうで、イタリア政府は直ちに乗客を足止めして全乗客のゲノム検査を実施したそうです、結果いかんによっては今後中国からの便に厳しい制限を加える可能性がある、とのことです。
 で、岸田首相です。
 27日に中国、香港、マカオからの便は成田、関西、中部の3空港に限定する、と発表しました。
 大きな空港でないと検疫体制がしっかりとれませんし、足止めした場合の宿泊場所も確保できませんからね……このニュースを見てそう判断したのですが、合ってますかね?
 ですが、29日になって那覇空港も追加したそうです、地元観光業者からの強い要請があったとのことですが、それで大丈夫なんでしょうか?
 沖縄と言えば『あの』玉城デニー知事、辺野古に『座り込む』『市民』団体、琉球新報と沖縄タイムスという超偏向新聞が思い浮かびます。
 本来なら美しい海やのんびりしたムード、独特の音楽や言葉、食文化などを思い浮かべたいところなんですけどね。
 知事に至っては勝手に訪中するそうですよ、本来知事に外交権はないんですけど、相手側にしてみれば『知事が来てこう言ってる』と外交カードに出来ますからね、まったく余計なことをしてくれるものです、そのまま帰ってこなければいいのに、と本気で思います。
 那覇空港が加えられたのは本当に観光業者からの要請『だけ』だったんでしょうか?
 
 加えて、1/7からは中国政府による渡航制限も大幅に緩和されるらしいです。
 1/21~27は日本のお正月に当たる春節休暇の時期になります、もうね、新型武漢ウィルスをばらまく気満々ですね。
 
 いまだにマスクありとは言え、せっかく日常が戻ってきて、『あの』岸田首相をして5類への変更を『検討する』と表明された矢先からこれです。
『この期に及んでまだ検討かい!』と憤慨したんですけど、こうなるとなんだか5類への変更はもう少し様子を見てからの方が良いのでは? とすら思ってしまいます。
 ですが、現在日本の舵を握っているのは『あの』岸田首相です、『リン・ホウセイ』外相です。
 まさか『春節インバウンド! ウェルカム!』とか言いませんよね? それとも……。
『しめしめ、これで5類に変更せずに済みそうだ、医師会に貸しができるわい』とくらいは思っていそうですが、中国におもねって無策に感染爆発を招くような真似だけはしないでもらいたいものです。
 国民の生活や安全よりも政局の方を大事に思っているようなのであんまり信用はしていませんが……。
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