第49話 ANTIFA

文字数 1,905文字

 前回の投稿では『ANT〇FA』と伏字を入れましたが、正しくはANTI-FACISMの略でANTIFA。
 ANTI-FACISMを名乗っていますが、そんな民主的な組織ではありません、単なる扇動者です。
 そもそも、民主的な組織が暴動を起こしますか? 略奪を煽りますか?

 私は1996年の映画『マーズ・アタック!』を思い出します。
 コメディタッチのSFで、冒頭で火星人が飛来します、侵略か? 友好か? と固唾を飲む人類に、彼らは『We come in peace』と答えます。
 が、人類が喜びに沸くのを尻目に、彼らは『We come in peace,We come in peace』と言い続けながら光線銃をぶっぱなし、人類は滅亡の危機に晒されます。
 似てません?

 今回の暴動は、黒人男性が警官の過度の制圧で死亡したことに端を発し、人種差別への抗議と言う『名目』で起こりました。
 わざわざカッコつきで『名目』と書いたのは、それはほとんど口実でしかないからです。
 アメリカにはまだまだ人種差別は根深く残っていると認識していますし、人種差別にはもちろん反対です、ですが、暴動・略奪の理由にはならないでしょう?
 死亡した黒人男性の弟さんだって『略奪はやめてくれ、それが何になるんだ!』と仰ってます。
 問題を起こした警察署にデモ行進する、と言うなら筋が通ります、警察署に投石するくらいはまあ、あるかもしれません、ですが街ごと焼き払うのは明らかにやり過ぎです、まして他の都市に飛び火して、などと言うのではもうすでに大義もへったくれもあったものではありません。

 トランプ大統領は、この暴動を制圧するのに軍を差し向ける方針を打ち出しています。
 自国民と軍隊が対峙するのは異常な事態ですが、警察では手に負えないならば軍隊を差し向ける他ないでしょう? 
 で、今度は『自国民に銃を向けるのか!』と反トランプ運動です、大統領はどうしたら良いんでしょうね? 暴動を放置すればいいんですか? それとも話し合いで平和裏に解決しろとでも言うんですか? 現実的にそれができると思いますか?

 で、昨日、暴動を煽っていた中国人留学生3人が逮捕されました、領事館を通じて中国共産党の命令を受けたと供述しています。
 中国国営テレビでは、報道官が『中国はアフリカの正義への呼びかけを支援し、支持する。アフリカ側とともに、あらゆる形の人種差別、および人種差別と恨みを煽る言論に断固として反対する』と表明しました。 
 日本のNHKはニュースの中で『これでは中国の香港でのデモ鎮圧を批判できませんね』とコメントしたそうです。
 時期大統領選でトランプ氏の対立候補となるバイデン氏は『トランプ氏の方針は人種差別を悪化させる』と批判したそうです。
 日本でも立憲民主党の石川大我議員が、ANTIFAの旗を従えてデモしている姿が撮影されていますし、蓮舫議員がANTIFAの支援を受けていることが発覚しています。

 どうですか? ANTIFA の後ろ盾、黒幕は誰なんでしょうね?
 その黒幕はトランプ大統領と安倍総理を邪魔な存在だと考えているのは間違いないでしょうね。
 
 そもそもファシズムって何でしょう? ウィキペディアによれば、狭義にはムッソリーニと彼が率いたファシスト党の思想のことを指すそうで、日本語では『結束主義』だそうです。
 現代ではムッソリーニよりもヒットラーが率いたナチス党のイメージの方が強いですね、広義に捉えるならば、ファシズムは独裁主義、ファシストは独裁者を指すと考えて良さそうです。
 だとすれば、デモが出来る国、政権批判が許される国ってファシストによる独裁国家じゃないですよね、ましてANTI-FACISMを掲げる組織の存在が許されるはずもないです。
 
 それとは反対に、デモが出来ない国、政権批判が許されない国って……。
 それが独裁国家ですよね。
 一時、ちょび髭を描き加えた安倍首相をヒトラーになぞらえるポスターを掲げる団体をよく見かけましたが、安倍首相ほど批判に耐えることを強いられている政治家もちょっとイなんじゃないでしょうか? ファシストには程遠いですよね。

『マーズ・アタック!』では、火星人たちは、『インディアン・ラブ・コール』と言う曲の、ある特定の周波数の音に晒されると脳みそがその音に共振し、破裂して死んでしまうと言うオチがついていて、人類はかろうじて滅亡を免れるのですが、とりあえずANTIFAとその黒幕に有効な音は、真に民主主義を愛する人々の声しかなさそうです。
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