第一部『TRACKER』完結に際して作者あとがき

文字数 1,402文字

 こんにちは、『TRACKER』作者のセラムです!

 第一部が完結を迎えたということで"あとがき"をば書いてみようと思い、今回投稿させて頂きました。
 ここまで本編135話 (プロローグとエピローグを含めると137話)と番外編①と番外編② (33話)と合計171話と当初より長い作品 (何と初作品ながら40万文字以上!)となりまして、ここまでお付き合い下さいまして本当にありがとうございました!

感謝、感謝です!

 思えばコロナ禍の影響やアーティストビザ取得のことがあって、去年の10月頃にアメリカから日本へ一時帰国して参りました。2週間の隔離期間中、時間があったのと友人からの勧め、自身の創造性を成長させたいという思いがあってこの『TRACKER』という作品を書き始めました。

 初めて小説を書くということで右も左も分からない中で全くもって構成を考えないまま行き当たりばったりで (今もそんなスタンスです笑)物語を書き始めました。

 僕はこれまで小説をそんなに読んだ経験はなく、漫画・ゲーム・アニメ (それでもそこまで多く触れていない)の大好きな作品たちを参考に書き始め、「能力もの」に対して複雑な心理戦を絡めて書こうというテーマを持って着手し始めました。
 発動条件をかなり厳しく設定することで戦闘における緊張感を生み出し、勝敗がどう転ぶか分からない、手に汗握る展開になるように工夫してみました。また、どんなに強い能力であっても攻略の糸口を作り、インフレを防止するという目的としても機能するようにしました。

 あ、作品の裏話としましてキャラクターに関して月島愛香、葉山順也、徳田花の3人が最初に出来たキャラクターでその後に瑞希と菜々美が生まれました。
 実は瑞希が出来たのは結構後でした。また、菜々美も最初は瑞希の相棒的立ち位置を考えていましたが、いつの間にかあんなことになってしまいましたね......笑 
 キャラクターが一人でに動くというのは本当にあるんだなということを身を以て感じ取ることができました。(葉山に関しては僕ですらよく分かっていない能力を使いこなしてしまっていますから......笑)
 あ、あと花と翔子は1章で退場する予定でしたが、路線変更、今では花は作中トップの人気キャラとなってしまいました。

 こんなこともあって書いていて本当に楽しかったです。本当に彼女たち、彼らが生きているようでした。

 そんな物珍しさが功を奏したのか、投稿を始めてから1ヶ月くらいで何とコミカライズ化の幸運にも恵まれました。(現在、コミックポルカで連載、電子書籍版コミックス第1巻が発売中となっております!是非チェックしてみて下さい!)

 
 さて本編後半では張っておいた伏線の回収をしつつ更なる謎を増やしていきました。また、主人公の瑞希は「追われる者」から「追う者」になるという決意をしたところで『TRACKER』は終わりを迎えました。

 以前、近況ノートでも書いた通り、TRACKERは三部作を考えています。

 第二部『TRACKER: ReVerse』では瑞希は大学生となって成長した姿を見せてくれます。

 それでは何だか纏まらない内容となってしまいましたが、最後に。

 ここまで長いことお付き合い下さいまして本当にありがとうございました。

TRACKER第二部、そしてコミカライズ版と応援よろしくお願いします!!


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