2020年4月20日

文字数 935文字

2020年4月20日
 朝から雨で、気温も低い。

 『BBC』の2020年4月20日更新「原油価格、21年ぶりの最安値 新型ウイルスで需要減」によると、原油価格が急落している。米ニューヨーク商業取引所で週明けの20日、アメリカの原油価格を示すウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の5月物先物が1999年以来の安値を更新する。「アジアでの午前の取引で14%減の1バレル当たり15.65ドルを記録。5月限は日本時間20日午前の時間外取引で、一時1バレル=14.47ドルまで下落した」。原因は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減に加え、貯蔵施設の能力も限界に達しているためだ。通常の施設のみならず、タンカーも貯蔵庫として利用されている。貯蔵時代にもコストがかかる。関係企業とすれば、カネを払ってでも誰かに引き取って欲しいと思う。原油価格のマイナスも記録するに違いない。

 1970年代に起きた石油ショックは供給ショックであるが、今回とは違う。総需要があるのに、外的要因による石油価格の高騰が総供給を抑制する。需給のバランスから物価が高騰、総生産量も減少して失業率も増加する。従来、物価と失業率はトレードオフの関係にあるとされてきたけれども、いずれも上昇するスタグフレーションはこのように説明できる。ケインズ主義竜の需要刺激策は供給が追い付かないのだから、物価の高騰を招く。有効な対策は総需要の抑制である。日本政府が社会に訴えた省エネはその代表だ。

 今回は、石油危機と逆に、エネルギー価格が急落する。世界的な外出規制により、エネルギー需要が縮小、備蓄する場所さえなくなりつつある。総需要も総供給も抑制されているのだから、エネルギー消費は少ない。石油の時代に入って以来、このような事態はかつてない。

 夕食には、インド風豆カレー、野菜サラダ、キャベツの酢漬け、ポタージュ、食後はコーヒー。風呂上がりに、レモンを差したコロナ・ビール。屋内ウォーキングは10046歩。都内の新規陽性者数は102人。

参照文献
「原油価格、21年ぶりの最安値 新型ウイルスで需要減」、『BBC』、2020年4月20日更新
https://www.bbc.com/japanese/52349897


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