2020年4月15日

文字数 1,406文字

2020年4月15日
 荻窪西友は、入荷の都合で、お昼すぎに商品が棚によく並ぶ。トイレットペーパーなどもこの時間帯にはある。できる限り、食事前の12時半ごろに買い物に行くようにしている。その帰りは教会通りを通るなど少し遠回りをして街の様子を確認する。閉めているところも多いが、開けている店はテイクアウトやデリバリーを始めている。

 喫茶店はトーストやサンドイッチ、コーヒーのテイクアウトを用意している。また、焼き肉屋は、精肉もあるが、店主自らが焼いた肉を持って帰れるサービスを開始している。さらに、ラーメン屋は持ち帰りラーメンの張り紙を店頭にしている。これは麺や具、スープを家に持ち帰って調理師、店の味を楽しんでくださいという提案だ。他にも、教会通りではないが、タイ料理のレストランの前にはUberの自転車が止まっている。どの店も生き残りで必至だ。

 しかし、思わず笑ってしまう。ドリフの「もしも~」コントのようだ。追いこまれて真剣に考えているから、発想が常識の枠を飛び越え、不意を突かれて笑いがこみ上げる。おどけて笑いをとろうとする厚かましいお笑い芸人はそのことがわかっていない。

 最近、巣ごもりのため、Zoomを始めオンライン会議アプリを利用した「オンライン飲み会」が流行している。ITジャーナリストの本田雅一が『東洋経済オンライン』2020年4月13日 15時00分更新「急増中の「オンライン飲み会」は何が楽しいのか 『うちで過ごそう』『#stayhome』で広がる新文化」について詳しく紹介している。あるユーザーが飲み会をサービスのサイト上で開き、そのURLからアクセスすれば、基本的に誰もが参加でき、中座も自由というものだ。ただし、Zoomは無料版では40分の時間制約がある。

 おそらく移動制限に伴い最も需要が増したサービスの一つがオンライン会議システムだろう。会議や交渉、面談、取材、出演、授業など外出が許されなくても必要とされる仕事や教育といった活動がある。そうしたニーズに応えるオンラインサービスとしてこのシステムが急速に普及している。言うまでもなく、気晴らしや社交も欲しくなるから、拡張利用されたと考えられる。

 ただ、外出制限が緩和されたら元に戻る習慣もあるだろう。「オンライン飲み会」はあくまで代用で、そうした例の一つに違いない。記事では楽しそうに書いているが、休業や休職を余儀なくされ、収入も減り、将来に不安がある人たちがオンライン飲み会をしても、気分が滅入ってくるように思える。

 一方で、遠距離間の利用は定着するに違いない。トルコに住むアラブ書道家がクラスをオンラインで開き、世界各地の生徒に指導することを始めている。生徒はあらかじめ描いた作品をスキャナで取り込み送信しておき、教員がそれをオンライン授業で添削指導する。こうした遠距離学習は今後ますます普及・定着していくだろう。

 夕食は、ハンバーグカレー、野菜サラダ、卵と豆腐のサラダ、ワカメスープ、食後は紅茶、干し柿。ウォーキングは10355歩。都内の新規陽性者数は127人。

参照文献
本田雅一、「急増中の「オンライン飲み会」は何が楽しいのか 『うちで過ごそう』『#stayhome』で広がる新文化」、 『東洋経済オンライン』、2020年4月13日 15時0分更新
https://toyokeizai.net/articles/-/343783
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