第37話 イントロが?

文字数 4,082文字

調べてみるとすごい歌なんですね。部分的にテレビから流れるのは耳にしていたけど、全曲聴いたのは初めて。

再生回数7億8千万回、コメント、23万……

『白日』も知りませんでした。これもドラマの主題歌だったんですね。子供たちには、「知らないの?」と呆れられます。今は音楽番組もドラマも観ない。テレビもあまり観ないから。

再生回数4億2千万回、コメント11万……

これもドラマの主題歌。聴くの、初めて。

The Swinging Blue Jeans - Hippy Hippy Shakes(スウィンギング・ブルー・ジーンズ - ヒッピー・ヒッピー・シェイク)
スウィンギング・ブルー・ジーンズは、イギリス・リバプール出身の正調マージー・ビート・グループ。
歯切れの良い演奏とヴォーカルでオリジネイターの作者、チャン・ロメロに負けていない。

1964年24位。
ちなみに、オリジナルもイントロ無し。

(リヴァプール出身のバンドを指してマージー川に由来するマージービートという名称で呼ぶ)

アメリカのロックン・ローラー、チャン・ロメロ(Chan Romero)が1959年に
発表した曲。この時ロメロは17歳。

当時、大衆音楽の配給元はほぼ全てがアメリカだった。そのような状況下で、音楽的僻地・イギリスの白人の若者達であるビートルズが黒人音楽に強く影響されたビート音楽を生み出し、大ヒットを記録した。それはまさに前代未聞の出来事であった。ファッション・ルックスだけでなく、エレクトリックギターを中心にしたソリッドな演奏に巧みなコーラスワークを加えたバンドスタイル、メンバー自らが作詞作曲を手がける独自の音楽性が真に衝撃的だったからだ。

エド・サリバン・ショー出演で幕を明けたビートルズのアメリカでの驚異的な成功が呼び水となって、ビートルズと同じリヴァプール出身のバンドが次々とアメリカへと渡った。このため1964年 - 1965年にかけてビルボードのヒットチャートの約半分がイギリスのバンドで占められるという現象が起き、アメリカの音楽業界はこれをブリティッシュ・インヴェイジョン(イギリスの侵略)と呼んだ。ブリティッシュ・インヴェイジョンは、その後のアメリカのフォーク・ロック、ガレージ・ロック、パンクなどに大きな影響を与えた。

ビートルズの影響力は世界中に波及し、数年のタイムラグをおいて世界各地で熱狂的なビートバンドブームが起きた。それまでアメリカ主導だった音楽エンターテイメントは、このブームを境に英米二極型へと大きく変貌を遂げることになった。そして外貨を稼いだビートルズにMBE勲章を授けたイギリスはこれ以降、ロックを最大の輸出商品としていくのである。

しかし1966年頃には、ビート音楽は時代遅れになっていった。生き残ったバンドはビートルズを先頭に、サイケデリックでプログレッシブな方向、あるいはよりブルースを突き詰める方向へと進化していった。1967年頃には、音楽業界の情報の共有化も進み世界的に共通なスタイルが流行するようになって、ブリティッシュ・インヴェイジョンも終焉を迎えた。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/リバプールサウンド

No Reply /ビートルズ 
ジョンの作品
1964年アルバム『ビートルズ・フォー・セール』の収録曲
翌年、日本とオランダではシングル発売された。
Robert McDuffie (ロバード・マクダフィ)。アメリカの男性ヴァイオリニスト。
ヴァイオリン協奏曲第2番/フィリップグラス(2009年)

ヴァイオリン協奏曲第2番は40分に及ぶ大曲で『アメリカの四季』というタイトルがついています。
「四季」だけあって、4つの楽章からなりますが、各楽章の前に無伴奏ヴァイオリンによる技巧的なカデンツアがついていて、実質8楽章。40分かかるわけです。
ライナーノートによると、作曲者が意識したのはヴィヴァルディの四季で、アメリカにもヴィヴァルディに負けない四季の名曲を作ろう! みたいな感じで、依頼者のロバート・マカダフィと盛り上がり、張り切って作曲したそうです。
ただし、4つの楽章のどれがどの季節に対応するかは「秘密」なんだそうで、
「聴き手の自由な想像に任せられているのです」
内容は、ヴァイオリン協奏曲第1番の完全なる延長線上。
「第1番」とそっくりなフレーズがあっちにもこっちにも。
第2番より『Ver.2』と名付けたほうがふさわしいくらい。
豪華できらびやかな万華鏡ミニマル・ミュージック。
ヴァイオリン独奏はアルペジオと重音を多用した超絶技巧の連続。
親しみやすく美しく、しかも個性的で刺激的。
とくに最終楽章の盛り上がりは興奮モノ、「第1番」とは比べ物になりません。
まあ、この盛り上げ方はクラシックというよりロック、いう気もしないではないですが……
とにかく、一度聴いただけで完全に持っていかれました。
21世紀のヴァイオリン協奏曲の傑作が誕生したと言えそうです。

(木曽のあばら屋 音楽と本の感想小屋)より

第9話 ミニマル・ミュージックのフィリップ・グラスの曲です。もう聴いただけで誰の曲かわかりますね。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58

コンチェルトの通例を破り、オーケストラの前奏がなく、最初からピアノから始まります。前例として、モーツァルトのピアノ・コンチェルト 第9番 『ジュノーム』がよく挙げられますが、それでもオーケストラの短い前奏はあります。まったく最初からピアノ独奏、というのはこの曲が初めてです。


カール・ベーム(ドイツ語: Karl Böhm, 1894年8月28日 - 1981年8月14日)は、オーストリアの指揮者。

ヴィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus, 1884年3月26日 - 1969年7月5日)は、ドイツ・ライプツィヒ出身のピアニスト。ウィルヘルムとも表記される。ドイツ国籍であったが、のちスイスに帰化した。

https://www.classic-suganne.com/entry/2020/08/23/175304

バックハウス、83歳!

ピアノ 橋川 亮

広島県呉市出身/東京音楽大学ピアノ演奏家コース/同大学大学院卒/広島交響楽団共演/日本クラシック音楽コンクール第3位

ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.50は、ニコライ・メトネルが1920年から1927年にかけて作曲したピアノ協奏曲。1928年に出版された。初演はモスクワにおいて、作曲者の兄弟の指揮により行われた。

メトネルは既にロシアを後にしてコンサートピアニストとして数年のキャリアを積んでいた。メトネルがパリにおいてこの曲を作曲していた当時、ラフマニノフは「ピアノ協奏曲第4番」の作曲に取り組んでおり、これら2曲は互いに贈答しあう形でそれぞれ献呈されることになる。

日本初演は2004年、サントリーホールにおいてマルカンドレ・アムランのピアニスト、オッコ・カムの指揮、冬季フィルハーモニー交響楽団の演奏で行われた。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ピアノ協奏曲第2番_(メトネル)

ピアノ アルトゥール・ルービンシュタイン(1887年1月28日 - 1982年12月20日)

ポーランド出身のピアニスト。様々な作曲家の作品の演奏で国際的な名声を博し、特にショパンの演奏では同時代の最も優れたピアニストであるとみなされている。また、20世紀を代表するピアニストの1人でもある 。ルービンシュタインの演奏家としてのキャリアは80年にも及んだ。

ピアノ協奏曲第2番ト短調作品22   カミーユ・サン=サーンス 

1868年に作曲され、サン=サーンス自身のピアノ、友人のアントン・ルビンシテインの指揮によってパリで初演された。ルビンシテインはこの演奏会が指揮者としてのデビュー公演だった。しかし、この初演は不首尾に終っている。後年サン=サーンスは、初演の不首尾は練習時間の不足が原因であると告白しており、事実、作曲に着手してわずか3週間で初演に漕ぎつけている。

初演当時、このピアノ協奏曲の各楽章は音楽的コントラストが非常に顕著であるとの指摘があり、作曲家でピアニストであるジグムント・ストヨフスキは「j・バッハに始まり、オッフェンバックに終わる」という有名な言葉を残している。

一方、フランツ・リストはこの作品を高く評価し、そのためか、やがてこの作品はサン=サーンスの代表作の一つとして数えられ、今日では第2番は第4番と並んで、サン=サーンスが作曲したピアノ協奏曲の中では最も人気が高い作品となっている。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ピアノ協奏曲第2番_(サン=サーンス)

イントロがない!

サブスクでズラッと並んだ棚からチョイ聴きで選ばれることが多くなり、曲の構成をチョイ聴き向きにする傾向が強くなり、曲の展開を考えて作っても、のんびり展開してる間に離れられてしまうんだそうです。

令和のヒット曲はイントロが無くなっていて、懐かしのイントロ・クイズはできない曲が多い……


サブスクの音楽配信サービスでは、曲が始まって最初の5秒で24%が離脱して他の曲に移っていき、30秒で35%が離脱。最後まで辿り着く人は50%というのデータが出ているそうです。

こんなデータが有るから、イントロ無しやサビ始まりの曲が増えるのもナルホドなと思いますが、LP時代を知ってるものからするとA面、B面がなくなってアルバムの構成が面白くなくなり、CD時代になって早送りや飛ばし聴き、iPodの出現からはランダム聴きとか、アルバム単位の構成なんて無視して敢えて意外な曲の並びを楽しむようになった。

こんな変な情報も入ってくるから余計に聴かなくなって、昔の曲ばっかり聴いちゃうんですね。https://tappanzee.hatenablog.com/entry/2020/10/24/イントロのない曲が増えてる理由

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