第44話 速い! 2
文字数 2,710文字
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・テル序曲
https://www.amazon.co.jp/リスト-ピアノ曲全集-「ロッシーニによる編曲集-音楽の夜会-ウィリアム・テル序曲/dp/B00005F4X9
半音階的大ギャロップはフランツ・リストの作曲したピアノ曲。
1838年に作曲され、出版されるとルドルフ・アポーニー伯爵に献呈された。リストの絢爛たる技巧を発揮するための演奏効果の高い小品で、リストがリサイタルを開いた際には頻繁に取り上げられていた。このため当初から高い人気を博し、次年までには演奏を容易にした版や四手ピアノ版がリスト自身によって編まれ、出版されている。
ファンファーレ風の短い前奏に続き、上行半音階をもとにした中心主題がギャロップのリズムに乗って軽快に現れる。これに加えて和音で奏される決然とした動機、《ラ・カンパネッラ》を思わせる跳躍が続く動機が変奏されながら、華やかな終結まで入れ替わり立ち替わり現れる。
幅広い跳躍、オクターヴ、4-5指を用いた細かい動きなど、演奏には高い技巧が要求される。また、曲全体の調性感は明瞭であるものの、半音階が主題材料に用いられているため、増三和音や全音音階の響きが頻出するのが特徴的である。
『剣の舞』は、1942年に作曲されたアラム・ハチャトゥリアンのバレエ『ガイーヌ』の最終幕で用いられる楽曲である。この楽曲は、クルド人が彎刀を持って舞う戦いの踊りを表している。演奏時間は2分程度。
この『剣』は和訳であり、本来は彎刀(サーベル)を指す。
作曲者ハチャトゥリアンが『ガイーヌ』を制作した当初、この曲は含まれていなかった。しかし初演前日になって「クルド人が彎刀を持って戦いの踊りを踊る」場面が追加されることになり、ハチャトゥリアンは急遽その場面のための曲を作曲する必要に迫られた。そして彼は踊りにふさわしいリズムを机を指で叩きながら徹夜で考案した末に現在の曲で使用されているリズムを閃き、一挙に曲を作り上げたと伝えられている。
この曲は彼の名を後世に残すことに大きく貢献したが、あまりにも曲だけが有名になってしまったため、本人にとっては複雑な心境だったらしい。ハチャトゥリアンの弟子の寺原伸夫は、「ミスター剣の舞」と呼ばれてむっとしていたり、「こうなると知っていたらこの曲は書かなかったよ」とぼやくハチャトゥリアンの姿を証言している。
大晦日恒例の「東急ジルベスターコンサート」。第2部は、テレビ東京系列およびBSテレ東で生中継され、年越しの「名物番組」としてもおなじみです。注目のカウントダウンはドヴォルザーク作曲、交響曲第9番「新世界より」第4楽章。
指揮は、バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者、読売日本交響楽団 指揮者/クリエイティヴ・パートナーを務め、国内外のオーケストラで活躍する俊英、鈴木優人が初登場。
ゲストには、卓越した表現力で世界各国の歌劇場で絶賛されるソプラノ森谷真理、数々の国際コンクールを席捲した天才ヴァイオリニスト服部百音、そしてジャンルを超えて躍進するピアニスト角野隼斗を迎えます。
日本で最も古い歴史と伝統を誇る、オーチャードホール・フランチャイズオーケストラの東京フィルハーモニー交響楽団による演奏。
私が今まで年越しに聴いていたのは、マーラーの5番のアダージョ、エルガーのチェロ協奏曲第1楽章。
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