第5話

文字数 466文字

何時もの吞み屋さんで、吞み終えた。今日は静かに呑めたな。久々すぎる気がする。
扉近くに一人の青年が肩を落としながら吞んでいた。

「何があったか知らないけど、大丈夫だよ。多分ね?ニヒヒ。」と伝え僕は彼の肩を叩いた。彼は、笑顔を僕に見せてくれた。戻ることにした。

「暇だなぁ~」
若いアルバイト店員さんは嬉しそうに。

「それでっ♪いいと思いますっ♪」

若いアルバイト店員さんと僕「…」
「ぇっ?」って振り向いた僕に笑顔で。正面に向き合う若いアルバイト店員さん。

「如何したら、いいのかな?」
近くにあった人形の首をふにふに指先で動かし、人形に問いかけた。

「貴方が、もうちょっと。シャキシャキっしたらいいんじゃないのかなっ?♪」
声高めで僕が吹き替えをした。

若いアルバイト店員さんは「これから何が始まるの?」
にやにや顔で、のぞき込んでくれた。

「い、いや。これから先は何もないんだけどさ…。は、恥ずかしいんだけどね?…それ」
か、顔を見ないでっ!!

閉店時間が来て、若いアルバイト店員さんは切り替え早くご帰宅。現実とはそういうものです。今日もありがとうございます。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み