第28話

文字数 923文字


「貴方よりカッコよかったら告白してくれてもええよ。って言われてきました」
「詳しく話を聞こうか?それさ。僕は。あれだよね?悪い方の物差しの。ちょい惜しいんだけどなぁ~。無理です~。みたいなののMAX上限って感じだよね?どうなの?それ?どうなの。それ?」

「・・・そうなりますよね?」
「それさ・・・」
僕は感じた。「ないねぇ~」の「無茶苦茶にして下さいっ!!」って子のファンなんだなって。伝えたかったんだと。併せて、良いファンがいるじゃないか?となった・・・。マスターっ!!ってなって。マスターの店へ向った。

「あの子。来たでしょ?」
「フフフッ。来た」

「あぁ。だろうね・・・」
「・・・フフッ。来た?」

「来たよ。あの子のファンが・・・」
「・・・フフフッ」
マスターと僕は一緒にニヤニヤした。

「如何なんだろうね?追いすがったとして、新しい何か?って産まれるのかな?寧ろ、すがったとして。自身が其の後、苦しいんじゃないかな?まぁ。補償される。それぞれ。フフッ。補償される。のの中に存在意義や理由は・・・求めてないけど」
「そういうの要らない」
マスターと僕は目線を合わせた。
「キャハハッ」

「・・・このタイミングで電話ってすごいね。アハハハッ」
はよでろや?顔のマスターに、すいませんって会釈して外に出た。

「あんなぁ~?京大在学中の彼氏。捕まえたっ!!」
「おぉ~。やるじゃん。玉の輿じゃん?」

「それでなぁ~?今度、デートしようおもうんやけどなぁ~?何処が良い?」
いやいや、知らないけど。途中から。僕になってないか?それ?

「年上?年下?」
「お な い ど しっ!!」

面倒になった僕は電話を切った。いちいちだ。ためるなよ。まったく。声色で、あの子かな?ってなりながら。履歴確認。んんんっ?あ、あの子がっ?大金星だろっ!!やべぇ~な。掛けなおした。

「おめでとうございます」
「せ や ろっ!!」

・・・ためるなって。

「やれば、できる子なんです。ウフフッ」
「お前なんてっ!!愛した人に粗雑に扱われてしまえっ!!」

「キャハハッ」

「いけずやわぁ~。ハハッ」
「当たり前でしょ?綺麗~とか可愛い~とか言って欲しいわけじゃ無さそう」

「ちょっと言うて欲しいけどなっ・・・」
「しばく」

「キャハハッ」

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