第41話

文字数 774文字



「迎えに行くから。待ってて・・・。そう伝えてください」
「フフフッ。ありがとうございます。またのお越しお待ちしています。」
笑顔で頷き。応えた。お預かり・・・。誰にだよ。って。アハハハッ。どっちもいない日に。

伝えてあげないこともないけどな・・・。しかし、どっちだ?似ていると言えば・・・似ているんだよねぇー?身長差。位なもんで。悩む。それもあるんだけど・・・。

僕に権限があってそれを利用して。何かその先。有名になろうとして。あぁ。それはこの街で。だけどね。

それでいて。僕自身には興味はなくて。その先。有名になったら捨て置かれる存在なんだろうけど。

正直に。若い子は苦虫を噛んだような笑みを浮かべて・・・。だろうね。なるよね。慣れって怖いな。近寄る人。

一つ目だか二つ目だか分からない。「本当に私の事好きなの?」に対する壁を担っている自覚が。まぁまぁある。

僕自身に、それは実際に彼女は居なくて。何故だか。ご利用頂いている現状。「フフフッ。いいけどね」って。これから新しいのが産まれるのか?いや、平坦な日常のそれしかないの事も理解している。

「迎えに行くから」って伝えてくれた青年と数回来てくれた女性が一緒に来てくれた。「そっちのパターンかぁー」って。悩まなくて良かったじゃん。ほぼほぼ違う事だけど。ニヤニヤした。

「私に、いじわるしたらなっ。マスターが助けに来てくれるからなっ」
その信頼感・・・。僕は何処で得たの?ってなる。そのままで、いいんだろう。蕎麦屋さんに、行って貰った「シンプル」が頭の中にスッと来た。信頼されているって思っとけばいいのかな・・・。

「一緒にアイスたべよか?」
男性に背を向ける女性。

「んー。可愛いお尻を見せてくれてるん?」
恥ずかしそうにお尻を両手で押さえながら振り向いた。

楽しそうだから。そっとしよう。ニヤニヤしながら、タバコに火を付けた。

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