第4話
文字数 1,826文字
(今日も、暇だなぁ~。)こじんまりとした店内。グラスを拭く。若いアルバイト店員さん。
『私に久々に会えたんだから、マスターは「僕に逢えなくて寂しかった?大丈夫だった?」って聞くのっ!』
「うん。いいよ。フフフッ」
伝えたら満足だったようで。
「それでぇ~?大丈夫ですっ♪ウフフッ」
「ありがとう。今日も可愛いね。精が出ます・・・。」
言い終わった後。恥ずかしそうにする僕を見て。若いアルバイト店員さんはトイレ掃除をしだした。汚れはないけどね。
ガランッガランッ。いつもは、カラカランッ。と報せるベルなのに、騒がしい。
僕は想わず、振り向いた。その時には白人女性が席に着いて、髭のマスターに笑顔を送っていた。
彼女は周りを見渡し笑顔を振りまいていた。会釈をした。あぁ、確かにね。騒がしそうだ。既に悪戯がしたくて疼いている顔に見えた。
近くに座っていた女性客二人とマスターがスマホで翻訳しながら、白人女性を取り囲んでいた。
「何を呑む?」
右手をグラスを持っている様にして、繰り返し口元に運んだ。
白人女性「メニュー アリマスカ?」
両手の人差し指を四角に何回かかたどりマスターに伝えた。
「オーケー。オーケー。」
右手でサムアップ。ニヤリと笑顔をその女性に送っていた。
綺麗な女性が来ると嬉しそう顔をするよねぇー。マスター?フフフッって・・・僕も嬉しそうな顔をしているのかな?にやけ顔じゃ無いだろうか?不安になり両手で頬をほぐし、冷静になろうとした。
白人女性「ハポン。」
メニューを持ちながら、彼女がそう言った。
女性1「ハポン?何それ?」
女性2「え?分からないから、スマホで調べてみよ。」
女性1「…。あぁ、日本酒ね」
「日本酒?うちにはないな~」
腕組みしながら
「日本酒は無いよ。焼酎ならあるよ?」
焼酎を指さした後に親指を立てた。
白人女性「ビール クダサイ」
「オーケー」
髭のマスターは右手でサムアップしながら、ニヤリと笑顔を再びその女性に送っていた。お姉さん2人は、何だか綺麗なお人形と話しているかのよう。女性は綺麗なのとか可愛いのが好きだからね。
女性1「何処の国からきたの?」
白人女性「イスラエル」
(へぇー。イスラエルなんだ。)盗み聞きする僕。
女性2「最近、旅行は何処に行ったの?」
白人女性「以前は大阪から東京。今日は大阪から京都です。」
(大阪の人なのでは?...えっ?そういう悪戯?だとしたら...やべぇな。クスクス。)
女性1「貴女の好きなものは何?」
白人女性「Aが好きだなぁーって想っていたけど、Bも良いなぁってなってきて、よくよく考えたらCが一番好きだって気付いた。」
女性2「長い英語やから分からへんわー。スマホで調べよ。もうっ回言って?」
(...だめだ。笑いが堪え切れないムフフ...此って「何でやねんっ‼‼」て言って欲しかったのでは?ククク。)
思わず咳ばらいしてしまっていた。イスラエルの女性が席を立ち、勢いよく此方に笑顔で近寄ってきた。目の色を確かめに。鼻と鼻がくっつきそう。綺麗な青。
(ここはキスミー?って冗談でも言っておいた方がいいのかな?んー。それはそれで面倒だな...。)
「君は妖精でしょ?」小声でニヤリとして伝えると白人女性は笑顔で応え帰っていった。
白人女性「彼はサウジアラビア人かと思っていたけどインド人ですか?」
女性2「今日初めて逢った人だから分からないよ。マスター知ってるの?」
「どうやったかなー?俺も、よーしらんわ」
(いやいやいや。髭のマスター知ってるでしょ?のっかったパターン...。いやいや。のっかれないよ?インド人でしょ?マスター?それー。ちょっとー。にやってしながらこっちを今、見たけどね。マスター。まぁ。インド人と言えばインド人だけど...。おいー。大阪人確定だろそれって?まぁ。巻き込まれないから、それでいいのか。フフフッ。しーらないっ!)
女性2「次は何を呑む?それとも食べ物が良い?」
白人女性「此で最後にするっ」
カウンターにあるグラスを、両手で持ちながら僕にバレてしまっていることに気づき反省している様な体制になっていた。笑いが堪えきれず。
「アハハハッ」小さく声が出てしまった。再びイスラエル女性が駆け寄って同じ距離感に。
イスラエル女性と僕「ムフフフフッ」黙ってて。って顔をするイスラエル人女性。
「分かったよ。ばらさないよ?フフフッ」
じゃあ。いいよって顔をして。戻っていった。先にお店を出た。明日は天神市。あのイスラエルの女性は道具屋かもしれない。
『私に久々に会えたんだから、マスターは「僕に逢えなくて寂しかった?大丈夫だった?」って聞くのっ!』
「うん。いいよ。フフフッ」
伝えたら満足だったようで。
「それでぇ~?大丈夫ですっ♪ウフフッ」
「ありがとう。今日も可愛いね。精が出ます・・・。」
言い終わった後。恥ずかしそうにする僕を見て。若いアルバイト店員さんはトイレ掃除をしだした。汚れはないけどね。
ガランッガランッ。いつもは、カラカランッ。と報せるベルなのに、騒がしい。
僕は想わず、振り向いた。その時には白人女性が席に着いて、髭のマスターに笑顔を送っていた。
彼女は周りを見渡し笑顔を振りまいていた。会釈をした。あぁ、確かにね。騒がしそうだ。既に悪戯がしたくて疼いている顔に見えた。
近くに座っていた女性客二人とマスターがスマホで翻訳しながら、白人女性を取り囲んでいた。
「何を呑む?」
右手をグラスを持っている様にして、繰り返し口元に運んだ。
白人女性「メニュー アリマスカ?」
両手の人差し指を四角に何回かかたどりマスターに伝えた。
「オーケー。オーケー。」
右手でサムアップ。ニヤリと笑顔をその女性に送っていた。
綺麗な女性が来ると嬉しそう顔をするよねぇー。マスター?フフフッって・・・僕も嬉しそうな顔をしているのかな?にやけ顔じゃ無いだろうか?不安になり両手で頬をほぐし、冷静になろうとした。
白人女性「ハポン。」
メニューを持ちながら、彼女がそう言った。
女性1「ハポン?何それ?」
女性2「え?分からないから、スマホで調べてみよ。」
女性1「…。あぁ、日本酒ね」
「日本酒?うちにはないな~」
腕組みしながら
「日本酒は無いよ。焼酎ならあるよ?」
焼酎を指さした後に親指を立てた。
白人女性「ビール クダサイ」
「オーケー」
髭のマスターは右手でサムアップしながら、ニヤリと笑顔を再びその女性に送っていた。お姉さん2人は、何だか綺麗なお人形と話しているかのよう。女性は綺麗なのとか可愛いのが好きだからね。
女性1「何処の国からきたの?」
白人女性「イスラエル」
(へぇー。イスラエルなんだ。)盗み聞きする僕。
女性2「最近、旅行は何処に行ったの?」
白人女性「以前は大阪から東京。今日は大阪から京都です。」
(大阪の人なのでは?...えっ?そういう悪戯?だとしたら...やべぇな。クスクス。)
女性1「貴女の好きなものは何?」
白人女性「Aが好きだなぁーって想っていたけど、Bも良いなぁってなってきて、よくよく考えたらCが一番好きだって気付いた。」
女性2「長い英語やから分からへんわー。スマホで調べよ。もうっ回言って?」
(...だめだ。笑いが堪え切れないムフフ...此って「何でやねんっ‼‼」て言って欲しかったのでは?ククク。)
思わず咳ばらいしてしまっていた。イスラエルの女性が席を立ち、勢いよく此方に笑顔で近寄ってきた。目の色を確かめに。鼻と鼻がくっつきそう。綺麗な青。
(ここはキスミー?って冗談でも言っておいた方がいいのかな?んー。それはそれで面倒だな...。)
「君は妖精でしょ?」小声でニヤリとして伝えると白人女性は笑顔で応え帰っていった。
白人女性「彼はサウジアラビア人かと思っていたけどインド人ですか?」
女性2「今日初めて逢った人だから分からないよ。マスター知ってるの?」
「どうやったかなー?俺も、よーしらんわ」
(いやいやいや。髭のマスター知ってるでしょ?のっかったパターン...。いやいや。のっかれないよ?インド人でしょ?マスター?それー。ちょっとー。にやってしながらこっちを今、見たけどね。マスター。まぁ。インド人と言えばインド人だけど...。おいー。大阪人確定だろそれって?まぁ。巻き込まれないから、それでいいのか。フフフッ。しーらないっ!)
女性2「次は何を呑む?それとも食べ物が良い?」
白人女性「此で最後にするっ」
カウンターにあるグラスを、両手で持ちながら僕にバレてしまっていることに気づき反省している様な体制になっていた。笑いが堪えきれず。
「アハハハッ」小さく声が出てしまった。再びイスラエル女性が駆け寄って同じ距離感に。
イスラエル女性と僕「ムフフフフッ」黙ってて。って顔をするイスラエル人女性。
「分かったよ。ばらさないよ?フフフッ」
じゃあ。いいよって顔をして。戻っていった。先にお店を出た。明日は天神市。あのイスラエルの女性は道具屋かもしれない。