第163話 覚醒と崩壊●「母校は遠くに」

文字数 3,666文字

 たった三ヶ月しか経っていない。由良明訓高校に訪れた里中繁雄の胸中には「もう俺の居場所はここにはない」という気持ちだけだった。野球部のグラウンドへ向かうと真っ白のユニフォームに名前だけ縫い付けた部員がランニング等をしている。この四月に入ってきた一年生なのだろう。慣れた歩調でグラウンドに進むと、一人の部員が行く手を遮った。
 「部外者の方は許可を取ってから入ってください。それに打撃練習をしている選手もいるので今は危険ですよ!」
 と声を荒げた。里中はちょっと面食らったが、すぐに後ろから
 「馬鹿野郎!そん御方は里中さんじゃ!お前ら!里中さんも知らんで、よく由良明訓に入って来たのぉ!」
 一年生部員は瞬間、顔面蒼白になり、
 「あ!あのサイドスローの里中さん!失礼しました。たぶんOBの方だと思ったんですが、あまりに格好いい人なんでファールボールでも当たったら大変だと思いまして」
 土下座せんばりかに謝る一年生に
 「いやまぁ。俺も勝手に入ってきたから悪いんだ。見学者に怪我をさせないという心がけは良いじゃないか」
 と労っていると声をかけた二本松を筆頭に浜、池田らが里中の元へ集まってきた。池田は部員を集めると整列して里中に向かって「礼!」と号令をかけた。真面目人間の池田が主将になって、むしろ以前よりも軍隊風の野球部に変わっていた。
 高校時代の里中を一番慕っていたのが浜である。浜は子供のように喜んでいる。
 「やっぱり名古屋の街に出て先輩は垢抜けましたね。土井さん田山さん、岩城さんはプロ入りしてしまったんで、今のアマチュア野球とプロ野球の規制で、来て貰えないんですよ。普通に世間話しているところを写真撮られて、プロに指導を受けたとか言われたら出場停止ですからね。でも、やはり寂しいですよ。里中先輩は今日は?」
 「あぁ…。世間話をしに来たんだよ」
 「あはは!世間話ですか?どんな?世間話しましょうか?」
 「あぁ。はっきり言おう。柵新学院の湯川勝って、どんなだったんだ?」
 そう言った途端に浜の顔色が変わった。
 「浜一人が言わなくていい。練習が終わるまで待つから。それから池田や二本松。それに織田監督も含めて話そう。ノンプロの薄給だが、お前らに腹いっぱい食わせる小遣いぐらいはある。今は新生由良明訓野球部を見せてくれ」
 そう言って練習が終わるのを待った。里中の目には田山や岩城など目立った体格の選手はいないものの、小粒ながらスピーディーで、まとまりのいいチームになっていると思った。
 しばらくして近場の定食屋に里中、織田、池田、浜、二本松の五人が揃った。監督の織田は「今では飲めるんだろ」とビールを勧めたが里中は固辞した。ガイヤンツの岩田スカウト部長に接触されていることを話すと織田も「いい話じゃないか!頑張れ」と激励した。
 里中としては目的の湯川の話題になった。池田が、その試合前の記念写真を里中に見せた。親善試合の意味合いもあり、試合前に両チームで撮影したものだそうだ。
 「一年生としては、かなりデカいです。これが湯川ですよ」
 と池田が指差した。高校時代は力士と呼ばれる田山やプロレスラーと呼ばれる岩城と一緒にプレーしたせいか、里中の目には確かに他の選手に比べると逞しいが、大男には見えない。それよりも不敵な笑みを浮かべた表情。ドンクリのような目。野球帽から、はみ出した大きな耳が印象に残った。
 「そんなに大きいか?まぁ、この写真だと耳の大きい男だと思ったが…」
 池田は次に学校の新聞部が撮影したという試合中の写真を見せた。一塁側の後方から撮った写真だろう。右バッターボックスに浜がバットを構えている。背番号1のピッチャーが湯川だろう。顔は見えないが耳が大きく目立っている。ボールを握った右腕が、ほぼ直角に曲がっている。ピッチャーとしてはオーソドックスなスリークォーターの投球フォームだ。
 「里中先輩。このお尻!それに、この太腿を見てください」
 池田と浜が湯川の下半身を指差す。確かに逞しい。里中が三年になった時に二本松が入部してきた。太腿と肩幅だけが不恰好に大きく、驚かされたのを思い出した。
 「確かに凄い下半身だな。二本松ぐらいか?」
 「とんでもない!確かに俺も人一倍走ったし、投げ込みもしました。鉄アレイでも鍛えましたけど、湯川の尻は、もう人間の尻じゃない。カバとか馬とか動物の尻ですよ」
 「分りやすく説明すると岩城さんの上半身に田山さんの下半身をくっ付けたような感じです。まぁ身長は岩城さんよりは低いですが、百八十は超えてる感じなんで、かなり大きいです」
 浜が興奮したように里中に説明した。
 「分った。だが写真のフォームだと凄くオーソドックスなんだが?何か変わったボールを投げるのか?」
 浜、池田、二本松は顔を見合わせて
 「ストレートとカーブだけです」と答えた。
 「それだけ?なんで、お前らが完全試合なんかやられたんだ?」
 「すいません!」と三人が声を揃えて頭を下げた。それまで黙っていた織田が話し始めた。
 「なぁ。里中。お前もピッチャーだ。もしバッターをツーストライクまで追い込む。少し遊んでボールも投げる。最後、狙って三振を取りに行く時。どんなコース。どんな球種で三つ目のストライクを取りにいく?」
 「俺の場合ですか?まず低めの変化球ですね。バッター右なら真ん中からボールゾーンに逃げるスライダーかカーブ。ボールカウントに余裕があればボールゾーンからストライクゾーンに入ってくるシンカー。バッターが左なら、その逆ですかね」
 「まぁ…そうだろうな。じゃあ里中よ。お前だって、この由良明訓で三番打者をやった選手だ。狙い球が外れて空振りする時って、どんな時だ?」
 という織田の質問に対して
 「コースで裏をかかれた時。後は浜の得意のフォークボールとか、チェンジアップとかストレートを狙ったボールが落ちた時ですね」
 と答えたが織田は矢継ぎ早に訊いてきた。
 「それじゃあ。ボールが落ちた場合。バットの軌道はボールと比べて、どうなんだ?」
 「決まってるじゃないですか?バットに対してボールが下に逃げるような感覚ですよ」
 ちびりちびりとビールを飲みながら織田は「そりゃ当然だ」と頷いている。
 「ところがだ。あの湯川勝って男は内角高めを勝負球にしてくるんだ。江口敏だって外角低めが決め球だぜ。しかも、あいつのストレートを空振りすると必ずバットの軌道より上をボールが通過しているんだ。信じられるか?そんなこと」
 里中も唾を飲み込んだ。投手として三振を取る経験もある。打者として三振を取られることもある。しかし、その時はバットの軌道よりボールは低いのが常識だ。織田が続けた。
 「ほれ。お前らは挨拶程度しかしてねぇだろうが、覚えてるだろう。岐阜青雲大学付属野球部顧問の天野先生」
 「覚えてますよ。学者先生。織田さんは凄く天野さんを立てていた」
 「そりゃそうだ。何も天野さんの立場を尊重しただけじゃない。弱小野球部を見事に率いていた。物理、化学、数学。いずれは大学教授になる先生だ。その天野さんが言うには、よく剛速球投手のボールが浮き上がるとかホップするって言うだろう?それは全て目の錯覚だと言うんだ。江口敏もボールが浮き上がったと言われたこともあったが、それはないというんだ。ストレートでもボールは常に回転していて、それが空気抵抗により少しづつ落ちる。フォークボールなんてのは、その空気抵抗を受けやすいようにボールの回転数を減らしたものだそうだ」
 「はぁ…難しい話ですが、なんとなく分ります。今のチームに高山さんという先輩の速球投手がいるんですがカーブの握りで投げても曲がらないって嘆いているんです。たぶんボールが回転し過ぎて空気抵抗を受けずに弾いてしまうんでしょうね?」
 「その通り。江口が割りと簡単にカーブやスクリューボールを投げられるようになったのは俺の指導の他に天野先生の説明があったからだ。だから下手な根性論や猛練習をせずに、江口はボールに回転を与えないように練習するだけだった」
 加えて浜が説明した。
 「里中さん。ストレートというのは地上に対してボールが上向きに回転しているんです。イメージとしては回転しないボールが弾丸みたいにズドーンと投げられているように感じますが、実は急速って、そのボールの回転数に比例するんです。俺も織田監督に、それを教わってストレートもフォークも二年の時より進歩したつもりです。でも湯川君のボールは、その物理法則までも超えてしまっているんです」
 「俺も最初は、そんな馬鹿なことはない!と思ったよ。ただ何回見ても、こいつらのバットが湯川のボールの下を空振りするんだ。俺は何度も、それは目の錯覚だと言ってやった。だが確かに湯川の野郎のストレートはニュートンの法則さえも変えちまっている。江口なんかとはケタが違う回転数がボールに与えられていて空気の壁の上に上がってしまうとしか考えられねぇ。全く常識外れの怪物だよ!」
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登場人物紹介

里中繁雄●本稿の主人公。野球選手と思えない痩身に芸能人も顔負けの美少年。サイドスローの技巧派投手。性格はルックスに反して強気で負けず嫌い。投手兼任外野手として活躍した後にノンプロ全丸大に入団。

江口敏●もう一人の主人公。ノンプロ野球選手だった父親に英才教育を受けた剛球左腕投手。童顔に逞しい身体を持つが闘争心はあまりなく、気は弱い。三年生の夏の甲子園で優勝投手となり、ドラフト一位で名門東京ガイヤンツに入団。

田山三太郎●里中のピッチャーとしての才能を見出した天才キャッチャー。打撃も凄まじくプロ野球のスカウトに注目されている。甲子園大会の通算本塁打記録も作り、ドラフト一位でパリーグの福岡クリッパースに入団。

岩城正●田山とは中学時代からチームメイトだった巨体の持ち主。三振かホームランという大雑把な選手だが怪力かつ敏捷さもあり、プロレス界が注目する逸材との噂はある。三年時にはキャプテンも勤め、そのリーダーシップは評価された。ドラフトでは江口の外れ一位ではあるがパリーグ近畿リンクスに入団。

馬場一真●田山、岩城と三羽烏と呼ばれた好打好守好走のセカンド。田山、岩城ほどのパワーはないがスピードと技術は最高。変わり者である。実は東京ガイヤンツから入団交渉を受けていたが野球の道は高校までと決めており、帝国芸術大学に進学する。

矢吹太●中学時代は将来オリンピック選手として期待された柔道の猛者でありながら、地元の不良や街のチンピラに慕われる奇妙な不良少年。江口の才能を認めキャッチャーへ転身する。高校時代は事実上のチームリーダーを務め、キャプテンとしてチームをまとめた。プロ入りは拒否。

朱美●矢吹の不良仲間で少女売春をやっている。根はマジメ人間で肉体を汚しつつも気持ちは美しい。江口に惚れられながら、自身は里中に惹かれていく。彼らとの交流を通して自分を変えるため、名古屋のデパートに勤める。

土井●里中ら一年生の時の三年生の主将。高校ナンバーワンのキャッチャーであり、女生徒に人気の男前であったが、田山にポジションを奪われ里中に女性人気を奪われる気の毒な先輩。しかし潔く後輩を立てる姿に人望を集めた。織田監督辞任後に新監督に就任。

織田●里中ら野球部の監督。かなりいい加減な人物だが選手の力量を見極める鋭い視点や実践形式でチームを育てる采配など有能な指導者。甲子園で優勝させてチームを去る。その後、江口の父親との縁で江口らの監督に就任。

天野●江口ら野球部の顧問。優秀な数学教師で弱小チームといえども独自の数学理論で一回戦ぐらいは勝たせる手腕を持つ。

小宮●江口ら一年生の時の三年生で主将。江口の入学で控え投手兼任外野手に転身するが江口らの理解者。

岡部●三年生の捕手で副主将。江口の実力を発揮させるために中学時代の後輩でもある矢吹を野球部に引き込んだ。

新山●静岡工業高校のエース。左腕の本格派として江口と比較される。英才教育を受けお坊ちゃんの江口に対して韓国籍による差別や貧乏に耐え抜いた。定時制から全日制への転入で年齢は里中、江口らより一つ上であり、江口に対してライバル心を燃やす。外国人枠で逸早く東京ガイヤンツに入団したが、怪我に悩まされている。

谷口●土井キャプテン引退後の新キャプテン。ともかく真面目で常識的な高校生。里中らが一年生の時には7番レフトで地味ながらチームを支えた。

青木●小宮引退後の新キャプテン。江口らが一年生の時には一番一塁手として出場。少し気が弱いが野球は大好き。学業の成績もいい。

ヨーコ●名古屋繁華街の組織の女の子。朱美の留守を守る。江口の相手をしたことがきっかけで江口の相談役となる。朱美が売春組織を辞めてデパートに就職したことに触発され、料理人の道を目指す。

夏美●中学時代から高校へと続く岩城の恋人。女子ソフトボール部の実力者。中学時代の里中を知っており、田山や岩城に、その才能を伝えた。甲子園球場周辺で朱美と知り合い友人になる。

黒沢秀●江口、矢吹の一学年下の新入生。抜群の運動神経と野球経験を持ちつつ、学科成績も優秀。レギュラーに抜擢される。

滝一馬●黒沢と一緒に好成績を収めた新入生。投手経験もあり江口に次ぐ青雲の投手になる。

内川亜紀●中学時代から矢吹のクラスメイト。不良少年の矢吹を嫌って避けてきたが、野球にのめりこみ無口になっていく矢吹の姿に惹かれていく。

浜圭一●里中と勝負するために明訓野球部に入ってきた新入生。右のオーバースローで速球派。生意気な性格は、そのままだが里中と並ぶ二枚看板投手に成長する。

池田●浜とは対照的に真面目で純情な新入生。田山を尊敬して入部。小学生に間違えられる小さな体だがキャッチャーとしての技術は高い。

八木●プロ野球界とアマチュア野球界を取り持つフィクサー。怪しげな人物だが常に選手のことを考えている温かい人物。

大田黒●ロシア系とのハーフであるため殿下と呼ばれる森沢高校のエース。実力は疑問視されながらもプロ入りを果たす。

二本松●里中達が三年生の時に入部してきた新入部員。不細工な顔と不恰好な体格だが投手としても打者としても素晴らしい才能を持つ。田山、岩城、馬場の中学時代の後輩であり、先輩達を高校まで追いかけてきた。

加藤弘●愛徳高校野球部員。不良学校の悪だが野球だけは真剣にやる。高校時代は由良明訓に敗れるが、その時の活躍で全丸大のノンプロチームに入団。左投げ左打ちの一塁手。

中間透●加藤と同じ愛徳高校野球部員。加藤よりも明るい性格だが相当の不良でもあった。甲子園では由良明訓に敗れたものの加藤と一緒に全丸大に入団。右投げ右打ちの三塁手。

高山志朗●全丸大のエース。里中よりも二歳年上で一年生の時の夏の甲子園では対戦はないものの出場していた。剛速球の持ち主だが四球で自滅する敗戦が多く、プロからの打診はあっても入団拒否をし続けている。後に里中に触発されて宝塚ブレイブに入団する。

湯川勝●江口らがプロ一年目で苦闘する71年。栃木県の柵新学院の進学クラスに突然現れた怪物ピッチャー。アマ、プロ球界を引っ掻き回す裏主人公。

湯本武●高校時代は甲子園出場を決めながら不祥事による出場停止。大学では四年時に監督との大喧嘩で退部。里中の入団拒否の代替でロビンスに入団。悲劇のピッチャーと呼ばれているが、明るく柄の悪いインテリヤクザ。

河村監督●東京ガイヤンツ九連覇を成し遂げる大監督。当初、痩身の里中を疎んじていたが、徐々に、その闘志と技術を認めていく。選手とは、あまり話をせずに腹心の報告によって対応する。管理野球の申し子。

長尾●ガイヤンツの二軍監督、一軍ヘッドコーチ、一軍投手コーチと人事異動の多い河村の腹心。無愛想で口うるさい人物のため選手には嫌われている。江口敏を死に至らしめた一因は自分にあると自責しており、里中に期待をかける。

黒岩●ガイヤンツ二軍監督、一軍ヘッドコーチ、一軍守備走塁コーチ。もともとガイヤンツOBだが一時期は広島の海洋モータースの監督を務めた。長尾とは正反対の親分肌の人物で選手から好かれているが、采配には疑問が残る。投手として入団させた人材を野手に転向させたがる傾向がある。

藤井●ガイヤンツ一軍投手コーチ、二軍監督。現役時代はガンジーと呼ばれる痩身のエース。そのため似たタイプの里中に目を掛けている。褒め殺しで投手を乗せる性格は選手に人望があるが、それ故、河村や長岡に疎まれてガイヤンツを退団する。

中川●ガイヤンツ二軍投手コーチ、現役選手よりも若いため若手選手の兄貴分のような存在。河村からも信頼を受けており、人事異動の多い組織の中で定位置をキープしている。

牧場●現役時代は中京ドアーズの内野手。英語が堪能でメジャーリーグの文献を研究しているため河村の声でガイヤンツのヘッドコーチに就任。一時期は守備走塁コーチに降格したが、その堅実な作戦は常勝軍団の頭脳と判断され、再びヘッドコーチに戻る。

長岡●六大学野球から鳴り物入りでガイヤンツ入りしたスーパースター。河村の勇退後の監督に内定しており、現役晩年は衰えを見せながらも最後の最後まで燃える男の真骨頂を見せる。

司馬●元甲子園優勝投手だがガイヤンツ入団と同時に打者へ転向。当初は伸び悩んだが、荒井打撃コーチの指導により一本足打法を開眼させ世界的なホームラン打者になる。長岡より五歳年下ということもあり、九連覇末期に、その打撃技術は円熟に達する。

堀本●紳士的なガイヤンツの選手の中で、あえて悪太郎という不良キャラクターを演じるエース。プライドと強気のピッチングが魅力。

高岡一三●堀本が右投手のエースなら、こちらは左のエース。性格も、どちらかというと陰気な真面目人間。堀本とは不仲なふりをしているが裏では大の仲良し。気が弱いのが弱点。

林●ガイヤンツ黄金時代のキャッチャー。陰険でケチ、投手はもちろん選手からは嫌われているが河村には絶対的な信頼されている。巧みなインサイドワークとポーズとしての弱気で相手を騙す。グラウンドの司令塔。

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