第34話 ファンレターについての個人的な見解

文字数 1,010文字

 NOVEL DAYS には「ファンレター」という機能が存在します。
 これはその名のとおり、自分が読んで気に入った作品を書かれた作者の方宛てに感想などを送る「お手紙」「コメント」機能だと認識しております。

 NOVEL DAYS に登録をされている方にはおわかりいただけるかと思いますが、このファンレターは全体に公開されるため、書かれたご本人や送られた作者の方だけでなく、どなたでも読むことができます。

 さて、ここからはわたしの個人的な見解になります。
 「ファンレター」は
 書いたひと
 送られたひと
 このふたりのあいだでのやりとりで完結するものと考えております。
 なぜなら「ファンレター」だからです。
 好きな作家さん()てに送ったファンレターに、そのご本人以外の方から返信があったら、わたしだったらすごくびっくりします。目を疑ってしまいます。
 うっかりべつの方に送ってしまった?
 なんで?
 と、ひどくとまどってしまいます。

 公開されてはいるけれど、ファンレターはごく個人的なやりとりだと考えておりますし、たとえるなら、個別のお部屋のようなもの。
 ふたりだけでお話ししているつもりだったのに、とつぜん、そのお部屋にほかの方が入ってこられたらびっくりしてしまいます。

 前回の『鬼がくる』でもお話ししましたように、たとえば、お店のなかを走り回るから注意するのであって、ほかのひとの迷惑にならないような、外の安全な場所で走るのはかまわないのです。
 問題があるのは行為そのものではなく、その場所でそれを行うこと、なのです。

 ですから、たとえばもしほかの方宛てのファンレターで、複数の方々がチャットのようにお話しされているのを見かけたとしても、とくに思うところはありません。
 ただ単純に、わたし自身が、わたしのアトリエでそれをするつもりはない、というだけの話なのです。

 なにより、わたし宛てにお手紙をくださった方をびっくりさせてしまったり、とまどわせてしまうのは、まったく本意ではありません。

 これまで、そういう事態が起こりうるという発想を持ったことはなかったので、こういう可能性もあるのだなと気づけました。そして、今後のためにも、この機会に意思表示をしておこうと思い、今回、こちらに書いておくことにいたしました。

 ご本人には、もうすこし丁寧に、ことばをついやしてお返事したつもりです。
 あしからず、ご理解いただけますと幸いです。

 
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